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光の鍵盤と、星空のアクアリウムと、夏の旋律

作者: 逢乃 雫
掲載日:2026/07/20

海岸通りを


吹きゆく青い風に



珊瑚のように


彩るブーゲンビリア



はてしない


ラムネ色の空の彼方に



広がる雲は


海鳥の翼のように



耳を澄ませば


爽やかに聴こえくる



風鈴草の


音色を感じながら



咲きわたる


デルフィニウムの青は



陽射しの


フォルティッシモに



イルカのように


溢れる夏の光にそよいで




星のイルカを


宙に見つめながら



歌見月(うたみづき)


アルタイルを追いかけて



謳うように


(そら)の海へ浮かびゆく



光が描く


いるか座の星々



瞳に広がる


星空のアクアリウムに



明日へと


航路を切り拓くように




星の音符を


宙に見つめながら



季節という


星座の鍵盤の上で



ムジカの星が


奏でゆく夏の音は



アリオンの


寄り添う光とともに



星と星の


和音が響き合うとき



月の光は


やさしい旋律となって




宙に描かれた  


八十八の星座



ピアノの鍵盤と


同じ数の煌めきを



はてしない


星の海と


心にちりばめるように




日々はまるで


リハーサルのない舞台



今日という風が


明日という風が



奏でゆく


風鈴の音色のように



時に凪の日も


あるかも知れないけれど



星の光の


ピアニッシモに


こころを、澄ませて



感謝や憧れの


響きを胸に



自分という音


そして


響き合う音を、大切にできたら




海岸通りを


流れる青い風に



情熱の紅を


彩るブーゲンビリア



はてしない


ラムネ色の空の下で



そよめく


デルフィニウムは青く



見上げた


宙に星のイルカは



未来への航路を


照らす光を、瞳にふりまいて

















夏の星座の一つ、いるか座は、音符の形で7月の東の夜空に浮かび、ムジカ(ラテン語で「音楽」)という星は、神話に登場する吟遊詩人の名がつく星・アリオンと共に輝きます。


5月から7月頃に青い花が咲く、デルフィニウム(ギリシャ語で「イルカ」)は、つぼみがイルカの形で、花言葉は「幸せをふりまく」です。風鈴草は、花が風鈴の形で、花言葉は「感謝」です。


夜空を彩る星座は88ありますが、これはピアノの鍵盤の数と同じです。歌見月うたみづきは7月、夏に紅い印象的な花が咲くブーゲンビリアの花言葉は、「情熱」です。


季節の星や花、「海の日」をモチーフに詩を描かせていただきました。お読みいただき、ありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
日々はまるで リハーサルのない舞台 時に凪の日も あるかも知れないけれど 感謝や憧れの 響きを胸に 自分という音 そして 響き合う音を、大切にできたら ここが一番今の自分に刺さりました。 (凪…
とても良かったです(^^) 暑い日が続く中、こちらの詩を詠んで、少し暑さが和らいだように感じました(^^) 前を向いて進みたい…。 そんな想いが心に溢れるような、背中を押してくるような、そんな感…
 海岸を吹き抜ける風の道を泳ぐ花のいるかは青く涼し気に咲き誇り、情熱の花は夏夜に広がる宙の海までラグーンに彩る…☆  波音奏でる音符の星は宙を飛び跳ねトライアングルを潜り奏でて竪琴へと、アリオンを港に…
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