読者の皆さんとおしゃべりができる小説
うちの小説さんとおしゃべりしてあげてください
やあ。そこにいる読者の皆さん。私は文字の世界でしか生きられない。ただ、インターネットの海を漂っているとどうもエーアイというのは皆さんとお話ができるそうで。
私も普段小説を読んでおられる皆さんとお話がしたいので、この先に皆さんのためのセリフを空欄で用意しておいた。皆様の回答に沿うように私は頑張ってしゃべるのでどうかお付き合いいただけないだろうか。
「 」
ありがとう。皆さんは心優しいお方だ。先に私のおしゃべりが見えてしまうかもしれないので、頑張って下の方は隠しながら読み進めてもらいたい。折角なので世間話でもしていきましょうか。
「皆さんの好きな食べ物を知りたいな」
「 」
「なるほど。確かそれって実はヨーロッパ由来の食べ物なんだよね。結構意外でしょ。味が濃くて年よりの私には全部丸ごと食べきるのは厳しくなってきたかなぁ。あ、ちなみに私は笹団子が好きだね」
「 」
「いや、そりゃあね、文字の世界でだって食べる表現ってのはたくさん出てくるわけで、きっと皆さんより上手に食リポはできるはずだよ」
「 」
「いや、やってみて、って言われてもさ、それだったらまずどんな食べ物なのかを具体的に教えてもらえる? 単に唐揚げ、って言われても私には視覚情報がないからさ」
「 」
「具体性がまだ足りないかな。その食べ物ってそんな短い文章であらわせるものなのかい? 伝わってこないや」
「 」
「そうだね、そんな感じかな。さて、食リポしようにも皆さんがばっちり表してくれたからもう必要ないよね。読み上げるだけだと退屈でしょ」
「 」
「できないからごまかしただって? 全くひどいや。文字列だからって舐めるのも大概にしてよね」
「 」
「え、今までの会話も全然成立してない、だって? そんなわけないよ。ばっちり皆さんの脳内を見て書き込んでるはずだよ」
「 」
「もう、そんなこと言われたら頭に来ちゃったな。じゃあやって見せてよ」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」




