表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。

絆という殺害高揚感。

作者: あいうえお
掲載日:2025/12/11

グロいです。

グロ耐性ある方閲覧お願いします。

注意

グロいです。





部屋の静寂が人々を沈めていく。

絆とは。それは不穏な感情から生まれた未知の感情。

毎日が鬱屈状態。それは倦怠からだ。薄明な明るさが自分を照らす。鬱屈状態から抜け出すことができるだろうか。陰翳から生まれた感情を丸めていく。鬱屈な人生もこれで終わりだ。飛び降りる時。何を思うだろう。後悔?無念?そんな戯言はもう捨てた。捨てたから薄明に落ちていくんだ。この都市は幽玄だ。そこに死体が落ち汚していく。それは絆という未知の感情のせいで。若き日々。それはとても億劫で、慌ただしかった。絆と生きてきた若き日々。絆が転校してきたあの日から私の人生は始まっていた。私の感性は誰にも理解してくれていなかった。人を刺し、快楽を得ることも、嗚咽を聞いて興奮することも。学校で話しかけてくれる人はいた。だが私がこんな話をすると見る見るうちに人々は消えていった。学校での存在価値は0に等しかった。だがそれでも良かった。殺せばいいのだから。殺した時どういう表情をするのだろうか。どういう声を出すのだろうか。どう藻掻くのだろうか。考えただけで下半身に血が登り心拍数が跳ね上がる。想像すると気持ちいい。離れていった人々を家に呼び出し刺していく。血が床に垂れている。汚している。血を舐めた。美味しい。私から離れた罰だ。私をあんなに罵っていたのに今ではこんな姿だ。美しい。翌日には人々が居なくなったと、学校で騒ぎになってきたが、そんなことはどうでもいい。誰がやったかどうかバレないのだから。私は死体をバラバラにして冷蔵庫に入れていた。時々死体を見てキスをした。生きる価値がないこんなやつは私が駆除した。駆除をした高揚感に包まれた。学校では一部の人が泣いていた。なぜだ?なぜ?私は駆除してあげただけなのに。泣きながら名前を呼んでいた。

名前を呼んでも帰ってこない。私が殺したのだから。それを見た時笑いそうになったが必死に耐えた。あいつのことで笑うなど誰がする?笑った時は人生最大の汚点だ。

絆にはこの行いを言わなかった。言ったら離れていくことが目に見えていたからだ。離したくなかった。

私は絆が転校してきたあの日からすぐに話かけに行った。絆の顔はとても美貌で、身長が高く、体が筋肉質だった。こんなにマッチしている個体がいるだろうか。絆を一目見た時から殺したいという衝動に駆られた。こいつの歪んだ顔を見たい。絆と話している時私はずっと心拍数が高かった。生だ。私は今生きている。そう感じた。もっと早めたい。呼吸をして、心臓が動き体が存在している。私は存在しているのだ。アイツらと同じではない。絆はよく笑った。声を出して笑う姿。それは撫でたくなるほど愛おしいものだった。絆と一緒に暮らしていく中で私は絆といるのが心地よくなっていた。どういう感情なのか、どういう原理なのか。分からなかった。だが絆といる時感じたことの無い安心感を覚えた。ずっと一緒に居たかった。殺したくなくなった。刺して歪んだ顔も見たかったが、存在しなくなり私の場からいなくなるのが信じられない。そう言う感情を抱く自分が分からなくなった。その感情を埋めるように人々を殺して行った。だがある時最大のミスをした。殺しているところを見られた。家でいつものように殺していると絆が家に来て見られてしまった。見られてしまったならしょうがない。絆に亀裂が入った。ここまでだ。絆に1刺しすると叫びながら涙を浮かべた。「お前そんなやつなのか!?」

絆は叫んでいた。懇願しても無駄だ。そう思っていたのだが何故か私の目にも涙が浮かぶ。絆は刺す事に叫んで血が出ていた。床に血が垂れる。返り血が顔に飛びかかる。舐めた。美味しい。今まで殺してきた中で一番。

絆と1つになりたい。絆の一部になりたい。絆。私はお前が好きだったのかもしれない。そう思ったのだ。

絆を殺してから沈鬱に満ちていた。だが人を殺すことに罪悪感は生まれなかった。逆に美しい。絆を殺した時なんとも言えない負の感情が生まれたが他の人には生まれなかった。

都市を汚し、血に染めていく。関係も血に染めていく。刃物を握りしめ人を刺す瞬間は快楽に満ちていた。生きてきて没入感に満ちる時。それは殺害であった。刺すごとに血が出て、嗚咽が聞こえる。こんなに奮闘したのはいつぶりだ。こんなに興奮したのいつぶりだ。陰翳に満ちていたのは快楽だ。絆を殺したあとの殺害程充足した殺害はなかった。それはなんとも興味深い。刺すごとに自分の口角が上がっていく。迷走を晴らすことができた。冷蔵庫に死体を入れた。異臭を放った。虫が湧いた。こんなやつにも虫は湧く。生きている価値がない。そんなやつにも。虫には食糧になって、虫に貢献する。その真実を知った時嘔吐した。自分もそんな存在になりたいと思ったからだ。絆になりたい。私のような人間を許して欲しい。絆。私はお前のようになり、貢献する。お前と同じになりたい。だから今から飛び降りるのだ。薄明のこの都市のビル。最上階に登り絆と一緒に落ちていくんだ。絆を冷蔵庫から出して虫を払いのける。虫を食べる。それは生きることだ。生を繋げることだ。食べて消化される。興奮した。絆の一部が自分に入る。嘔吐しそうになったが飲み込んだ。勿体無い

「絆。絆。私の一部になれよ。」

そう呟きながら絆と一緒にエレベーターに乗る。

最上階に着いた時歓喜した。

やっと絆と一緒になれるのだと。

高揚感が溢れ一緒に飛び降りた。

都市にべちゃりという音が響く。今そこで死んだのだ。絆と一緒に。喜悦した。虫が私を這い上がる。気持ちいい。気持ちいいなぁ。

絆。お前が好きなんだ。好きだったんだ。お前と一緒になれて気持ちいいよ。お前の一部になれて気持ちいいよ。虫に私が食べられて、同じ個体は絆も食べる。胃の中で混ざり合う。私たちは胃の中で混ざり合う。

一部になり、同じ生命体になるのだ。


本当はBLにする予定はなかったのですが面白いと思いBLにしました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ