【プロットタイプ】悪役になりきれない
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
完全悪なんてみんな好きじゃない。
完全な悪役なんて求めてない。
とは何時も思ってるんですよ。
今どき流行りのものに対しては様々な思いを抱えてますが、私も人の事言えませんね。
今どきネット小説で流行りの『悪役』という見る度に、『貴方はそこまで悪役って訳ではないでしょう?』という言葉が真っ先に浮かぶ。
あれは建前に過ぎない。言葉の意味が本来と違って来ていると感じざるを得ない。
結局皆、善人が好きで、憎めない人が好きで、その仄暗さが好きなのだと思う。勿論、私も例外なく。
最近流行りのゲームが気になっているが、ダウンロードをしてしまうと何だかんだで数年の付き合いになってしまう。だから大抵、性能評価やまとめ動画、ボイス集、そして反応を見て、満足する毎日を送っている。
そんな時、ストーリー上で一般的に『悪役』と称されるキャラのまとめを見た。
最初は善人として振る舞い、主人公と距離を詰める。しかし本来の意味目的は弾除け。使い捨ての駒でしかった。けれども更に物語が進んで行くと、彼女の根の優しさや、被害者としての一面を覗かせる。
二点三転する印象。どれだけ嫌われ者として振舞っても、本質はたた誰かに認められたいだけなのだと、愛されたいだけなのだと、生真面目なだけなのだと知った。
そして其れを見た時に、『そりゃ皆好きになるよな』という感想を抱いた。
「結局皆、完全悪なんて好きじゃないだよ」
鏡花が徐に口を開いた。突発的に会話が始まる事は何ら珍しい事ではない。こうなった経緯の全ては脳内に描かれているが、結果だけを口にする癖がこうさせているのだ。
黙っていればまた話の続きを行うので、俺は一瞥だけを与える。
「私が好きな歴史上の人物、瑠衣たんも知ってるでしょ?」
其れは知っている。思いが強過ぎて、縁の土地である神社へと頻繁に足を運んでいることも。
「その方の人生とその後、今どき流行りの『悪役』系列の踏んでるんだよね。
ちょこっと齧った人ならば、その方が何て言われているかすぐに分かる。…………『怨霊』って」
本当に言いたく無さそうに眉を潜める。自分が愛して止まない、信仰の対象をその様に形容する事自体、踏み絵に等しい行為なのだろう。
「でもそこから更に込み入って調べた人って興味を持つ人が多いんだよね。
私情を交えず仕事遂行している所とか、家族とか教え子を気にかけていたりとか、与えられた恩義は絶対に返す所とか。
系譜が似てるんだよ。世間一般から悪く言われても、一部のその方の事を込み入って調べている方はファンになる事が多い。
……この『自分だけが良さを知っている』という特別感や、第一印象の悪性から変化する善性へギャップ、そして何よりその人間臭さが好きなんじゃないかと。清々しい程の悪性なんて、悪役なんて誰も求めてない。そう思ってるよ」
分析を終えた鏡花は大きなため息を吐き出して、其れからくったりと笑った。
「やっぱり滅茶苦茶しゅき」
滑舌何処に置いてきた。
色々と限界な人が書いてます。
だからきっと怪文書。
私が好きな歴史上の人物(後に『推し』と定義したい人)、今どき流行りの『ざまぁ系+シンデレラストーリー』の系譜を踏んでるんですよ。
・ちょっと踏み込むと、『Σ(゜д゜lll)えっ?』って反応される呼び方されてる。
→流行りの物に例えると、『冷酷無慈悲』とかそんな感じ、
・でも更に踏み込むと、嫌な職分だろうと生真面目で誠実。仕事はしっかりやるタイプ。
・身内大好き。どれだけ荒れてても、身内だけは傷付けられない。恩義にはしっかり報いる。
→流行りものに例えると『接して見ると思いの外、親しみ易いし優しい?』
・害なしたものは徹底的に潰す。
→ざまぁ系あるある。
こんな感じ。
という訳で推しの布教。
皆、もっと込み入って調べて欲しい。
同担増やしたい。
あんまりやり過ぎると、厄介ファンになるので、これぐらいに。手遅れかな? 手遅れな気がする。
ファンが厄介だと、推しにまで迷惑かかるから、控えないと。
でもって、本題。
人気が伸びるキャラって、どれだけ悪ぶっていても憎めないんですよ。嫌いになりきれないと言いますか。
非情な行いになってしまった経緯とかが、えげつない事が多い。感情移入しやすいんです。
でもそれでも完全悪に落ちきれないんですよ。
根本にあるのがどうしようもない善性だから、なんだかんだで手を差し伸べてしまうタイプ。
どれだけ環境が変わっても、本質は変えられない。
自分を潰した相手だけを潰せれば良い。
他の何もしてない人達を巻き込んだら、それこそ彼奴らと同じになってしまう。だから助ける。
みたいな。
こういう葛藤とかギャップって好きな人多いよね〜。
完全悪で、徹底的外道で、踏み潰しても罪悪感ないような奴なんて、ネット掲示板で叩かれて終わりだよね。
という話。