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幼馴染との同居生活  作者: 鳴子
幼馴染と同居する事になったんだが
9/83

幼馴染とのデート?

少なめです

「結衣……目を閉じといてくれないか」

「えっ。う、うん」


 結衣は言われた通りに目を閉じた。ちょっと人を信じすぎな気もするけど。

 俺はハンバーグを一口サイズに切った。


「結衣ちょっとだけ口を開けて……」

「分かった……」


 結衣は何かを察したように口を開いた。

 ヤバい。心臓がバクバクだ。音が結衣に聞こえてるんじゃないかってくらいに。

 でもやらなきゃ、もう結衣の悲しむ顔だけは見たくない。


「あ、あーん」


 俺は結衣の口の中にハンバーグを入れた。

 体が熱い。自分では分からないけど、顔が真っ赤かもしれない。

 でも結衣の満面の笑みを見ると、そんな事も忘れそうなくらい嬉しかった。


「美味しいよ。けいくん!」

「そりゃ良かった」

「いつもは鈍感なのに……」

「何がだ?」

「けいくんは知らなくて良い事なのー」

「まあ良いや。次はこんな人多い時は絶対やらないからな」

「人少なかったら良いんだ」

「それはまあ、状況次第だ」

「はーい」


 そんな感じで結衣の機嫌は上り調子に良くなった。

 そのおかげか、その後も色々行ったが、ずっと楽しそうにしてて、一安心だった。

 服を買いに行った時も


「ねぇどうかな?」

「もちろん似合ってるぞ!」

「そう! 良かった」


 がっこうに必要なものを買いに行った時も


「このシャーペン可愛くない?」

「ああ、結衣にぴったりだ」

「ほんと!」

「ああ」


 本当に喫茶店の時の俺、ナイス! 沈んだ空気だったら相当気まずかったからな。


 結衣とデート? が終わった。

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