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幼馴染との同居生活  作者: 鳴子
期末テストと夏休み!

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駄菓子屋

「お邪魔しまーす……」

「しまーす……」


 俺たちは恐る恐る駄菓子屋へと入った。


「いらっしゃい——あら、圭人くんに結衣ちゃんじゃないの!」


 駄菓子屋の中にいたのは自分の親よりも年上だろうとわかるほどのおばさんだった。


「お久しぶりです」

「いやー、大きくなったわね。今何年生?」

「高校一年生ですよ」

「もうそんなに大きいのねー」


 しみじみとおばさんは頷いていた。

 駄菓子屋には小さい頃から通っており、ずっと駄菓子屋のおばさんとは知り合いだ。


「でも最近見てなかったけど、どうしてたの?」

「まぁ色々あって、違う街で一人暮らしするようになったんですよね」


 おばさんは中学校の頃の出来事は知らない為、学校も遠い場所に行ったということを教えていないのだ。


「へー、一人暮らしねー。大変でしょう?」

「大変ですけど、けいくんと家も近いんで何かと助け合ってますね」


 はははー……。と結衣は笑いながら言った。

 同居してるなんて知ったらめんどくさいことになりそうだし、隠そうと思ったのだろう。俺もそれには同意だけど。


「まぁ、知らない場所でも知り合いがいるってなると安心感がすごいものね」

「そうですね」


 確かに結衣がいなかったら結構大変だったかもしれない。


「所で今日は何か買いに来たの?」


 話が終わると、手を叩いておばさんは商売モードに入った。


「いえ、今日は少し挨拶をしに——」

「せっかくだから何か買おうよ。久しぶりなんだし」


 ここに来た理由を伝えようとすると、俺の結衣は言葉を遮ってそう言った。


「確かに」


 それから俺たちは駄菓子を選ぶと、この店から出た。


「それじゃあまた」

「ええ、またね」


 俺たちは手を振りながらおばさんと別れた。その時の時計を見てみると、ここに着いてからもうとっくに一時間が経っていた。


「もうこんな時間なんだねー」


 結衣が息を漏らすように言った。

 俺も「そうだなー」と同じような喋り方でそう返した。


「それじゃあもう近いし、急ぐか」

「そうだね。早く会って色々話したいし」


 色々寄り道してしまったので急ぐことにした。


「この駄菓子は後からゆっくり食べるか」

「そうだね。寧々ちゃんとも食べたら良いよ」

「だな」


 その会話を最後に家についた。

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