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幼馴染との同居生活  作者: 鳴子
付き合ってからのお話と、聡太と有紗

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最後の勇気づけ

(まさか、あいつに諭されるなんて思ってもなかったよ)


 俺は結衣の家に向かっている途中、有紗のお父さんに反対されるかもしれないと言う不安よりも、圭人に諭されて行くことになった驚きの方が強かった。


(ちゃんと良い報告をして戻らないとな)


 俺はより一層進むスピードを上げて、有紗の家へと向かった。


 俺が有紗の家に着くと、何故か有紗は家の外に出ていた。


「有紗!」

「えっ! 何で聡太がここにいるの⁉︎」


 俺が話しかけると有紗は驚きながら、そう答えた。


「まぁ色々あって、お前のお父さんを説得しにきた」


 俺は聞かれた質問に対して、堂々とそう答えた。


「……なるほどね。あの二人が企んでたのね……」


 有紗は何かに気がついたように、うんうんと、頷いてから


「何となく状況は分かったわ。それじゃあ、早速行くわよ」


 あれだけの説明で分かるなんて、有紗もあの二人が何かをやっていることに、薄々気づいていたんだろうな。


「ああ、絶対に成功させような」

「当たり前よ」


 俺たちはそう誓い合って、有紗の家へと入って行った。

 

「お邪魔します!」

「ただいまー」


 俺の緊張したような声と、有紗の元気な声が玄関に響いた。


「おかえりなさい……あら、聡太くん久しぶりね」

「はい。お久しぶりです」


 出迎えてきてくれた、有紗のお母さんに挨拶をした。

 有紗のお父さんとは上手く行ってないけど、お母さんの方は上手く行っていると思っている。


「今日は……こういう日なのね」


 お母さんは呟くようにそう言った。


「すみません。お騒がせしてしまうようで」

「いやいや、全然大丈夫よ。私は先に戻るわね。同じ場所に居るけど、手助けはできないと思うから、二人とも頑張ってね」

「はい。ありがとうございます」

「うん。頑張ってくる」


 有紗のお母さんに応援をされて、俺たちはそれぞれの言葉を返して、有紗のお父さんがいる場所に向かった。


「ふぅ。緊張してきた」


 有紗のお父さんがいる、部屋に入る前にふと呟いた。


「大丈夫よ。私がついてるわ」


 有紗はそう言って俺の方を叩いた。


「ああ、そうだな。今回の事だけは、どんなことがあっても成功させるぞ」

「うん。そしてあの二人に自慢するしてやろうじゃない」

「だな」


 もうこれは俺と有紗だけの問題じゃない。手伝ってくれた、圭人と結衣さん。励ましてくれた、有紗のお母さん。皆んなのためにも絶対に成功させてやる。

 俺たちは最後の勇気づけをして、部屋に入った。

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