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幼馴染との同居生活  作者: 鳴子
付き合ってからのお話と、聡太と有紗

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39/83

水着を選び披露する

「はぁー……」

「早く選んでで欲しいなー」

「そうは言っても、何がいいかとか分からないし」 

「けいくんの趣味でいいんだよ。けいくんが見たい私の姿が見られるんだよ」

「そう言われても……」


 俺はそうやって急かされていた。水着なんて選んだことなんかないのに。


「でも、もし俺が露出度高いやつ選んでも着るのか?」


 俺は逃げ道はないかと思い、結衣に鎌をかけてみた。


「そんなの選ぶの……?」

「い、いやー……。どうかな……」


 俺が言った言葉に反応して、結衣は涙目になりながら、上目遣いでこちらを見てきた。

 (流石にやり過ぎたか)

 そう思い謝ろうと口を開こうとした途端、結衣が先に言葉を発した。

 

「けいくんが望むなら……いいよ……」

「ぐはっ!」

「ど、どうしたの!」


 結衣が可愛すぎる。こんな姿誰にも見せるわけにはいかないな。


「やっぱりやめとくよ」

「どうしたの? いきなり」

「いや気が変わったんだ」

「まあいいや。じゃあ気を取り直して選んでもらうよ」

「ああ……」


 俺は結衣に押し負けて、水着を選ぶしかなくなった。

 こうなったら、結衣にめちゃくちゃ似合う水着を選んでやる。


「うーん……」


 そう意気込んだものの何を選べばいいのか分からない。露出は低めの方がいいな。。他の人に見られたくないし。

 そういう思いで一つの水着を手に取った。


「これなんてどうだ?」


 俺が選んだのは白色の水着にフリルがついてある物だった。


「へー。けいくんはこんなのがいいんだー」

「な、なんだよ!」

「なんでもないよー」


 俺が水着を渡すと結衣は、ニヤニヤし出した。俺は恥ずかしくなり、強気に返してしまったが、結衣は流して


「じゃあちょっと試着してくるね」

「お、おう……」


 と試着室へと向かって行った。


「はぁー。疲れた……」


 一人でいるのは気まずかったが、近くに居ないと結衣が起こりそうな気がしたので、俺は結衣の入った試着室の近くで待っていた。

 このカーテンの先で結衣が着替えているのだと考えてしまったが、すぐにその考えを振り払った。

 こんな事は考えないようにしよう。そう思って待っていた。

 そして少ししてカーテンが開いた。


「ど、どうかな……」

「あ、ああ。よく似合ってると思うぞ」

「本当?」

「あ、ああ」


 出てきた結衣は可愛かった。本当に俺なんかが付き合って良いのか、なんて思うほどに。

 そんなことを思っていると結衣は、顔をしかめた。


「何か、ダメなこと考えてるでしょ」

「いやいや、結衣を貶すことなんて考えてないよ」

「じゃあまた、自分を卑下してたの?」

「そんな事は……あります……」


 俺はそのまま、結衣が言った言葉にそう言って頷いた。


「だめだよ。私がけいくんと付き合う方が、おこがましいと思ってるくらいだもん」

「そ、それはない!」

「そう思うでしょ?」

「あ、ああ」


 結衣の言いたいことがなんとなく分かった気がする。


「今度から気をつけるよ」

「それでよし。じゃあそろそろ着替えてくるね!」

「おう」

結衣はそう言ってまたカーテンを閉めた。


(自分を卑下するのはやめようと決めていたのにな)


 結衣を待つ間、俺は反省していた。そして今度こそこう思わないように決めた。


「お待たせー」

「ああ、じゃあもうそろそろ暗くなる時間だし、会計済ませて帰るか」

「そうだね!」


 その後は、何事もなく会計を終わらせて、家に帰った。

 聡太と有紗さんはどんなことをしたのかはわからないけど、また学校で聞けばいいか。そう思った。

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