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幼馴染との同居生活  作者: 鳴子
付き合ってからのお話と、聡太と有紗

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誕生日前の出来事

「なあ誕生日って何をあげればいいと思う?」


 ある日俺は聡太に聞いていた。もう直ぐ結衣の誕生日なのだ。


「はあ、そんなの何でもいいと思うぞ」

「何でもいいって事ないだろ」

「結衣さんのこと一番知ってるのはお前なんだから自分で考えたらいいんじゃねえか」

「うーん」


 そう聡太に言われたので自分で考える事にした。


「結衣。何か欲しいものあるか?」


 俺は家でゆっくりしている時にそう聞いた。


「えーなんでそんなこと聞くのー?」

「え、まあなんとなく」


 結衣からの時に俺は適当に誤魔化す。


「ふぅん。でも今は欲しいものないかな?」

「へー。意外だな。いつも何か欲しいって言ってるのに」

「そ、それは……」


 俺が結衣の言ったことを言い返すと結衣は恥ずかしそうにして続けた。


「今まではけいくんに物を貰いたかっただけなの」

「え!」

「付き合うのは難しいと思ったからせめて何か貰うだけで我慢しようと思って」

「なるほど。そんな事を思ってたのか」

「うん……」


 全てを言い終わった結衣は「プシュー」と音が聞こえそうなくらいしぼんでいった。

 そんな事を思っていたなんて気づかなかったよ。


「ごめんな。我慢させて」


 俺はそう言って結衣の頭を撫でた。


「ううー。恥ずかしいよそれ」

「そうか? でも恥ずかしがってる結衣もかわいいからな」

「もうー。けいくんそういう事をさらりと言ってくるからずるいんだよー」


 結衣はそう言って俺の手を払い除けて逆に俺の頭を撫でてきた。


「どう? 恥ずかしい?」

「べ、別に大丈夫だ」

「へー。顔、赤くなってるけど」


 結衣がニヤニヤしながらそう言って俺をからかってくる。

 やる側よりやられる側は恥ずかしい。


「ちょっとトイレに行ってくる」

「ああ、もう逃げないでよー」


 俺はここにずっといるとヤバいと言う事に気づき、トイレに逃げた。

 そしてトイレから出ると俺は結衣に反撃をする。


「結衣さっきはよくもやってくれたなー」

「えーただのお返しだよー」


 俺はやり返しのやり返しとして、結衣のほっぺたを引っ張った。


「もおー、いふぁいって」

「いやー引っ張ってたら結衣のほっぺが気持ち良くて」

「じゃあ私もお返しするよ」


 そう言って俺のほっぺを引っ張ってきた。


「わあ、けいくんのほっぺ気持ちいー」

「…………」

「…………」

「……俺ら何やってるんだろうな」


 一瞬素に戻ると何だか小っ恥ずかしくなった。


「確かにね。でもけいくんから始めたんだからね」

「そうだっけ?」

「そうそう。お詫びに今日はご飯を作ってもらいまーす」

「ええー! まあ別にいいけど」


 俺はそう言われてご飯を作りに行った。

 最近二人っきりだとすぐにあんな風になってしまうから気をつけないとな。

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