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別れは悲しいけど

作者: 蓮実 よる

急遽、エッセイを書かせて頂きます。エッセイを私はあまり書きませんけど、どうしても書きたいので書かせていただきます。


高校受験に受かった幼馴染が、私の高校からはすごく遠い所に通います。〈Tくん〉と書きます。彼の第一志望校が受かったので、私も友達も、皆で一緒に彼の合格祝いをしました。しかし、私達がいる所から出て行くのはまだ先と言っていたので、そこまで泣いたりしませんでした。


彼よりも先に他の友達が出て行きました。『ケータイで繋がってるから』とほとんどの友達は言い、離れていきます。みんなとお別れをした後、私は部屋に1人こもって泣きました。卒業をして次の日に離れていった子もいました。そんな時、よくTくんは私を慰めてくれました。今まで入れ替わりが多かった私達の学校。小学1年生からずっと一緒にいる私とTくんは、いつも見送る側でした。2人でお互いを支えあって来たいいチームでした。私がKYな発言をすると、ナイスなフォローでその場を通してくれ、彼が文房具や教科書を忘れたら、私が貸していました。こんな日がこれからもずっと続くんだなぁ、と、昔の私は信じ込んでいました。『出会いがあれば別れもある』と、先生から学んだ事がありました。しかし、「私達は別れないよ! ずっと一緒なんだよ! 幼馴染だもん!」、といつも胸を張って私が主に言っていました。


1日、1週間、1カ月…… 気づいたら、Tくんとお別れの日でした。そしてついさっき、彼の家で友達とお別れをしました。一年に一回会えるかどうか分かりません。しかし、『離れてもずっと幼馴染だから』と彼に言われました。涙は人の前では出したくない私は、その時だけはその場で泣き出しそうになりました。お別れの時は、自分よりも相手の方が辛いと思っていたので、いつも笑顔で見送っていました。今回は上手く笑えたか、不安です。大学生になったら会おう、と約束をしましたが、高校よりも勉強が難しくなる…… 夏休みに会いたいが、私の夏休みの期間とTくんの期間が会うかは分かりません。ケータイでメールのやり取りをしたいが、彼も私も、勉強でやり取り出来る時間があるか分かりません。


ついさっきまで卒業アルバムを見ながら泣いていると、担任の先生の言った事を思い出しました。


『お互い違う場所で、他の人とは違う道を進むけど、一緒に学んだ仲間で友達だ。永遠の別れじゃないから、いつかまた会える。』


そう信じて、私も前に進もうと思いました。Tくんも私も、遠くの高校に行ってしまう友達も、私と同じ高校に行く友達も…… そして今別れを悲しんでいる人も、皆、いつかまた仲間に会える事を信じて、未来に進みましょう。そして、また会った日に、みんなで昔のように笑い会いましょう。


ものすごく柄じゃない事を書きました。すみません。

読んでくださり、ありがとうございました!


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