第四章 僕にとってそこは大事なんです
どーも!統星です!
週3話更新の予定が、なんだかんだで4話目(プロローグ含めると5話目)まで書けちゃいました。(笑)
今回は少し長めで、エロ要素もいれられたと思います。
では、本編をお楽しみくださいませ。
公園での出来事があった翌日の朝。
ピピピッ! ピピピッ! ピピ……ガチャッ!
「んぅ……もう6時半か。」
昨日は、自分でも驚く程疲れていたらしい。家に着いて夕ご飯を食べ、就寝準備を手早く済ませそのまま眠ってしまった。
毎晩欠かさず行っていた僕の神聖なる儀式を忘れてしまうくらいだった。
けどまぁ、おかげで疲れは取れたようだ。体が軽い。
今日はすぐに起床し、一階のリビングへ降りる為、部屋を出ようとドアノブに手をかける。
恐らく、時間的にそろそろ侵入してくるはずだ。
ガチャッ!
僕が回す前にドアノブが外から回される。
「ありゃ!? マー君今日は早いんだね!」
予想通り。姉ちゃんが今まさに僕を起こしに来ていたようだ。
「今日は目覚めがよかったからね。」
「むぅ……毎朝の恒例イベントだと思ってたのに……」
だからその顔をやめてくれませんかね? 本当に可愛すぎなんだよな……
おっと、いけない。ご機嫌を取らないと。
「でも、わざわざ起こしに来てくれてありがとね。姉ちゃん」
「っ! どういたしましてマー君! 」
相変わらずチョロいなこの人は。けど、感謝してるのは本当だ。昨日、カズと話した時言っていたことは嘘ではない。
本当に自慢のお姉ちゃんだ。
「じゃあ、マー君と一緒に朝ご飯だ〜!」
朝食を終え登校準備を済ませる。時刻は7時15分。これなら余裕で間に合うな。やはり、余裕を持つことは大事だと思う。
おかげで今日は朝から全力ダッシュをせずに済みそうだ。
「じゃあ姉ちゃん、いってきまーす。」
「はーい! いってらっしゃ〜い♡」
なんだか今日は朝からすごく平和だ。昨日とは打って変わって、僕の愛する平穏な日常。毎日こんな日がずっと続いてくれれば幸せだな〜。
そんなことを思いながら、僕は学校へと向かった。
▽▲▽▲▽▲▽▲▽
「皆さんおはようございます♪ 今日も1日元気に頑張りましょう!」
今日も我がクラスの担任は絶好調で、安定の天使だった。いやぁ、眼福、眼福。
そんな感じで今日も普通に授業は進んでいき、あっという間に昼休憩になった。
「雅斗、一緒に飯食おうぜ」
「お。わかった〜。」
真後ろのカズの机に体だけを向けて一緒に昼食を摂る。
「お! 今日もまた美味そうだな〜!」
「まぁな。」
今日の姉ちゃん手作り弁当の中身は相変わらず手の凝ったものばかり。本当にいつも思うのだが、姉ちゃんの料理スキル高すぎだろ!?
「いや〜、やっぱ千秋ちゃんはすげぇよ。お前なんかにはもったいないお姉ちゃんだよな!」
「それ、僕が1番思ってるから。てか、その話もう何回も聞いたよ」
自分で言うと虚しくなるから何度も言わせないで!
「あんな美人で頭も良くて容姿も完璧。おまけに料理だけじゃなく家事全般のスキルもある」
「まぁ、そうだけど」
「なのに、何でいつも千秋ちゃんのことを面倒くさそうに――」
「カズ〜、姉ちゃんがあれだってこと忘れてないか〜?」
「……あ、そういえばあれだったな……」
「そう。あれだよ。」
「でも俺は羨ましいと思うぞ?」
「そりゃ、だってカズはあれだからだろ?」
「まぁ確かにそうだけどさ。そりゃ年下好きのお前には分からないか。」
「あんま大きい声で言うなそれをロリコンと勘違いされる。」
「何が違うんだよ?」
「僕の中では違うんだよ!」
そう。僕の中では、年下好きの上位互換がロリコンであって、年下好きの間はまだ一般人扱いなのだ。だから明確な線引きがあるわけで、具体的に説明はできないけど、僕にとってそこはとても大事なのだ。
「そうか、わかったよ」
「わかってくれたならいいんだよ」
そんな感じで昼休憩もそろそろ終わりそうになった時だった。
また一つ、イベントが発生したんだ。
どうでしたでしょうか?
改稿して1番大きく変わったのはここのお話かも知れません。
まさかの雅斗が年下好き……ロリコンとどう違うのか?
それは雅斗にしかわかりません……線引きがあるみたいですね。
しかしこれだとタイトル詐欺では? 今後のお話にご期待ください(過度な期待はNGです)
今後も改稿等が相次ぐかも知れませんがより作品を良くするためなので
暖かく見守ってくださると嬉しいです。
では今回はこの辺でノシ