第二章 僕の親友は僕には不釣り合いだと思う。
どーも! 統星です!
今回のお話は、先日まで前話と繋がっていたのですが
自分の中で長すぎると判断したので、切って再投稿したものになります。
既に内容を知っている方もいるかもしれませんが、初見の方はそのままお読みください!
では!本編をお楽しみくださいませ。
朝のSHRが終わった後の休憩時間。
「よぉ、雅斗。朝はあんなに息切らしてどうしたんだよ?」
そんな風に声をかけてきたのは、僕の真後ろの席に座る友人
平田和。皆からはカズって呼ばれてる。
僕もそう呼んでいるのだが、
一文字抜いたら「平和」になるから、たまに
「ピース」って呼ぶ人も居る(意味がわからないけどね)。
カズとは、幼稚園からの腐れ縁でいわば幼馴染み。
何でも話せていざって時にはすごく頼りになる。おまけにイケメン。ただ、一つ問題があるんだけど……まぁ友人紹介はこの辺にして、返事をしてあげないと。
「朝から天使が馬乗りしてきて寝坊したんだよ。」
「また千秋ちゃんか…。相変わらず仲良いなお前ら。」
とか言いながらクスクス笑うのやめろ!
「こっちは迷惑してるっての。最近なんか、毎朝の恒例になってきてるし」
「でもかわいいからいいじゃん。弟だけの特権だろ? 大事にしろよ」
まぁ、そう言われてみればそうなのだが……
それをそうだと認めてしまうのは僕の男としてのプライドが許さないんだよね……
「けどまぁ、姉ちゃんのおかげで遅刻せずに済んでるし、感謝はしてるよ。」
一応、感謝の言葉とささやかな気持ちは添えておこう。
何だかんだで今日もあっという間に終わり、放課後。
特にやることもないので早く帰ろう。あいつが来る前に――
「マー君! 一緒に帰ろー!」
突然、かわいい声とは裏腹に教室のドアが大きな音を立てて開かれた。
その直後、ひょこっと教室の中へ入ってきた小柄な美少女。
すぐに僕の方へ駆け寄ってくる。
「っ! 間に合わなかった……。しょうがない……」
やっぱり来るよね。今日も。
「えへへ♪ ありがとマー君!」
「まぁ、もうこれ日課みたいなもんだしな。」
「本当はマー君も一緒に帰りたいんだもんね〜?」
僕の顔を伺いながら満面の笑みを浮かべている少女。
心なしか腕に柔らかな感触が……。あぁ、脳が溶ける〜。
って! いやいや待て待て! 落ち着け僕!
「は、離れてくれ! わざと押し付けてるよね!?」
「えへへ〜♪ バレたかっ♡ わかったよ〜離れてあげます♪」
「というか、僕は仕方なく一緒に帰ってるだけだ! 勘違いするな!」
「あはっ♪ マー君はツンデレだね〜♡」
「誰がツンデレだ!」
何このテンプレのような会話は? ていうか、
たまたま教室には僕以外誰も居なかったから良かったものの
もし誰かがこの状況を見たとしたら色んな意味でお互いアウトだぞ!?
何でこんな大胆な事をしてきちゃうの、彼女は?
彼女の名前は可原憐。
僕の隣のクラスの生徒で生徒会に所属してる。カズと同じく僕の幼馴染み。
名前を弄ると「可憐」になるんだけど、その名前の通りの女の子。頭が良く、小柄だけどスタイルもいい。なんと言っても立派なものをお持ちだ。それはさておき、カズと同じく僕には勿体無い自慢の幼馴染み。なのだが…
「マー君、早く一緒に帰ろうよ♪」
「そんな上目遣いで言われなくても帰ってやるっての」
「にひっ♪ マー君はやっぱり優しいね!」
憐は、僕と二人の時だと何故だか凄く距離が近い。
話し方も、砕けた感じになるし、普段の燐とは別人みたいだ。
一体何でこんな感じになるのか全くわからないんだけど…
まぁ幼馴染みだからかなと思っているんだけどね。
ギャップはすごいけどもう慣れたよ。
「じゃあ、帰ろうか。」
「うん♪」
この時はまだ、帰り道に起こったイベントから僕がいずれあんな風になるなんて思いもしてなかったんだ。
どーしでしたか?
今回はようやく雅斗の親友が登場する回になりました。
大部ナレーションベースになってしまったのは反省ですね。
しかし、今後この二人が物語の中でどのようなポジションについていくのか、
過度な期待はせずとも、少なからず展開にご期待頂けたら幸いです!
最後になりますが、ここまで本作品をお読み頂きありがとうございます。
今後とも皆さんにお楽しみ頂けるよう、精一杯書かせていただきます!