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ユグドラシル戦記  作者: 織田 伊央華
第0章「プロローグ」
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第00話「プロローグ」

さて、始まりました【ユグドラシル戦記】


以前から書きたいと思っていた転生ものを不意な横やりかた書き始めました。前作(連載中)より文字数少な目で更新回数を増やす予定です。


ではプロローグをどうぞ。



 世界有数の巨大都市、首都東京。


 眠らない都市としても有名なこの都市はその小さな面積に常時1000万人以上の住民を抱え、多種多様な人種を巻き込み活動するまるで巨大な生物のようだ。


 そんな東京のとある片隅にあるアパート街、その一つの部屋にはいまだ明かりがついていた。


 いくら眠らない都市、と言われていても眠らないのは機械であり人ではない。


 そして眠らない、と言われているのは都市部だけであり、歓楽街などを除けば住宅街などにとってこの時間帯は暗闇が占めている時間なのだ。


 そんな時間にとあるアパートに一室にて煌々と明かりが灯っている。


 アパートとしては広めの賃貸であり、3LDKという広さを持つこの住居には一人の男性が住んでいた。


「今期もあまり良作はないかぁー」


 そう呟く男の体格は小さく、しかしながら口元から生えている薄い髭や部屋の所々にあるアルコール類の空き缶からも彼が成人していることが伺える。


 男、今年で28歳になる間宮(まみや) (りょう)(すけ)はその年齢と性別のわりに小柄であり、また屈強な男とは到底言えない体格をしている。


 手足は細く、筋肉は最低限しかついていない。また頭髪は長く、後ろで縛っている状態だ。


 そんな髪の間から除く顔は少年と言われても信じるほどに幼く見え、また色白(いろじろ)を通り越し、不健康な白さを見せている。


「ミル・シチルは魔法少女ものとしては結構整っている、でもどこか足りないんだよなぁー」


 深夜3時を越えていても未だ眠気すら感じていない良助は慣れた手つきで目の前のパソコンを操作しながら呟く。


 そう、彼は一般的に言われているオタクだった。それもある程度重症に分類されるほどのものである。


 彼の借りるアパートには3部屋存在する。


 その3部屋のうち2部屋は大量のマンガ・ライトノベル・アニメなどの様々な物に占領されており、良助が現在いる部屋にも多量のDVDやBDが所狭しと壁際のラックに並んでいる。


「そろそろ3時か」


 そう呟く真也の視線は時計から戻るとすぐ隣にあるテレビへと向く。そしておもむろに電源を付けるとキーボードに何やら打ち込み始めた。


 彼が行っているのは実況と言われるものである。


 アニメなどが放送されている時間で同時進行でネットの掲示板やチャット、またはSNSなどで呟いたりと言葉を発信しているのだ。


 そんな作業のような時間が過ぎ、真也が寝たのは朝方の6時少し前である。


 しかし、次に彼がその部屋で目覚めることは無かった。


本日はこの後第一章 第01話の更新も予定しております。 更新まで今しばらくお待ちください。


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