・スペルって下手するとチートだよね
魔「稜、起きろ。弾幕するぞ」
稜「頼む、後5分だけ寝かせて」
魔「だめ」
稜「頼む」
魔「だめ」
稜「頼む」
魔「マスパ撃つぞ」
稜「わかった、起きよう」
魔「早くしてくr」
魔理沙が言い終わる前に支度はできていた。魔理沙も驚いただろうな、さっきまでパジャマを着ていた奴が既に身支度できてるんだから。
魔「早すぎないか?」
稜「ただ単に僕の時空を操る程度の能力で時間を遅くしてただけの話さ」
霊「たった1日で能力を操れるようになるんだからすごいわよね」
魔「霊夢、いつの間にそこにいたんだ?」
稜・霊「魔理沙がマスパを撃とうとした時からいた」
魔「気がつかなかったぜ」
さて、場所は博麗神社の前に移って
魔「今回は心置き無くやらしてもらえるぜ」
稜「こっちは飛べないんだから少しは手加減してくれよ」
霊・魔「ゑ…」
稜「え…なにその反応」
霊「あなた、自分が飛んでいたのに気がつかなかったの?」
稜「えっ?」
魔「はははっ、まさか自分が飛んでいた事に気がついてなかったんだな(笑)」
稜「ええっ?」
霊「今も1センチぐらい浮いてるわよ」
まさかと思いながら足下を見てみると霊夢の言ったとおり1センチほど浮いていた。
稜「えええーっ」
魔「空も飛べるんだからこれで心置き無く行けるぜ」
稜「嘘だろ〜(汗)」
魔「先にピチュッた方の負けでいいな?」
霊「稜、頑張れ〜」
稜(嫌な予感しかしね〜)
先制攻撃を仕掛けてきたのは魔理沙の方だった
星形の弾幕が勢いよく飛んできた。数秒遅れてからこっちの弾幕も一斉に発射された。全方位に向かって放たれる弾幕の中から一定間隔で相手のいる位置に対して放たれる大玉という弾幕を展開してみた。次第に二人とも弾幕の密度が増してきた。そろそろ魔理沙が1枚目を使ってもいいだろう。
魔「弾幕はパワーだぜ」
稜「その論理はやめてくれ」
魔「そろそろ使うか…」
稜(来る…)
魔「魔符『スターダストレヴァリエ』」
稜「時空符『ブレーンワールド』」
同時にスペル宣言をした。だが、こっちの方が少し有利かもしれない。なぜならば、このスペルは相手を中心として弾幕が集まり3次元の正方形をかたどり、それがトップスピードで中心部に集まる、さらに時間を遅くする事によって相手から見れば早い弾幕が来ることになり、こっちから見れば魔理沙の遅い弾幕をよければいいだけの話だ。そして一番の狙いは…
魔(ちっ、これだけの弾幕をよけきるのはリスクが高いぜ)
魔理沙にマスタースパークを撃たせる事
魔「恋符『マスタースパーク』」
よし、しっかりこっちを向いて真っ正面から撃ってきた
稜「反符『リフレクタガード』」
空間を実体化して反射鏡として弾幕を跳ね返す。特にマスパなどといったレーザー系は真っ正面から撃たれればそのまま相手に跳ね返るという事さ。だが世の中そう上手く行かないな…
マスタースパークは思った以上に強力で鏡の一部が歪んでしまった。無論、そこで反射したものは予想外の方へ飛んでいく。
稜「あっ、やば」
反射されたマスパは神社の敷地に生えてるの巨木に直撃した。
ピチューン×3
今誰かがやられた音がしたな、魔理沙でもないようだ。いったい誰が
魔(おっ、稜がピチュッたな)
魔理沙がマスパを撃ち尽くした時、彼女には自分のマスパが跳ね返ってきたのが見えた。
魔「えっ… \(^o^)/」
ピチューン
霊「魔理沙アウトー」
終わった…気が抜けるとそのまま一気に落下してしまった。
そのまま体制を立て直す事ができたのは地面から2センチほどの所だった。全く危なかった。
そういえば、魔理沙と別でやられたのは誰だったのだろうか?大木の下には130センチほどの女の子が3人倒れていた。巻き込んでしまったのはこっちだし、一応傷の手当などは神社の方でやっておいた。まだしばらく気絶しているんだろうな。
よっしゃ、これで紫の言っていた能力コンプリート
紫「おめでとう稜」
稜「おわっ、いるならいると言ってくださいよ紫さん」
紫「驚かせてしまってごめんね。では改めて…
ようこそ幻想郷へ」
作者、次回から本気出す