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去来の魔眼使い  作者: ゆっきー
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案内

 あのあと、ウリたちは仕事があるらしく別の場所に言ってしまった。一組織のリーダーなんだ。こんなところで油を売ってていい奴じゃないんだろうな。


「で、これは今どこに向かってるんだ?」

「ん?拠点の案内っすよ。ここ結構広いっすからね。師匠が迷子なってる姿は思い浮かばないっすけど、知ってて損はないんで」

「そうか。で、ここは?」

「ここはパン屋っすね。あ、ちなみにこの組織では、ここでしか使えない通貨があるんすよ。これなんすけど」


渡されたのは紙幣のような紙、ど真ん中にはどでかくウリの顔が描かれている。


「はぁ…なるほどな。で、これで買い物ができるってことか」

「そういうことっすね。ここの組織には戦闘系以外にもいろんな魔眼使いがいるんで、それのためっすね」


魔眼はいろんな種類がある。戦闘系、干渉系、転移系などなど、いろいろあり、その中にも強さの分類がされている。場所によって変わるが大抵は5段階で評価されていて、例えば前回あった身体強化をする魔眼は戦闘系、ナナのような反射やヒジリのような動きを停止させるものは干渉系になる。だが同じ干渉系でもヒジリの方が能力を使う際の予備動作や弱点が少ないため上に評価されることがほとんどだ。


「師匠はお腹空いてないっすか?」

「…少し空いたな。美味しいのか?」

「美味しいっすよ!うちのおすすめはチーズバケットっす!」

「ふーん…ならそれをもらおうか」

「はい!あ、ここは私が出すっすね!」


そしてヒジリに買ってもらったのだが…


「想像以上にデカいな…」


顔より一回り大きいぐらいのバケットが出された。これを食べるのはそこらの魔眼使いと戦うより大変なのではないだろうか?そんなサイズのバケットをヒジリはどんどん食い進めていく。既に三分の一は無くなっている。俺はそこまで大食いでもないため、この量なら二食分近くは行くだろうな。


「そういえば通貨についてだが、俺はどうやって稼ぐんだ?」

「戦闘食の場合は任務をこなしたらその内容や功績によってお金がもらえるっすよ。」

「ふむ…それはどうやって受けられるんだ?」

「それは今向かってることろで受けられるっすよ。ただし任務はチームで行く決まりで、半数以上の同意がなければいけないっす。うちらの場合なら二人以上が同意しないといけないっすね」

「そういう感じか…で、ここか?」

「そうっす!わかりやすいっすよね」


そこには一際大きい施設が立っていた。そしてそこに入っていく奴らのほとんどが魔眼使いでも上澄の瞳の色をしている。俺らが中に入ろうとした時、後ろから聞いたことのある声で話しかけられた。


「あなたはあの時の…」


後ろを振り向くと数ヶ月前に助けた女が立っていた。周りには4人の男女、チームだろうか?


「アイ、知り合いか?」

「あ、はい。私にルーラーを紹介してくれた人で…」

「あー、この人がそうなんですか」

「ほう」


そう言ってガタイのいい男が俺に近づいてくる。ヒジリは多少警戒をするが相手から敵意を感じない。


「アイから話は聞いている。あなたの強さも」

「そうかい。で、なんのようだ?」

「一つ、我々と手合わせを願いたい」

「「は?」」

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