表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
去来の魔眼使い  作者: ゆっきー
5/24

戯れ

 ルーラーに仮入隊した俺は、ウリに連れられてルーラーのアジトに来ていた。


「これはなかなか…いやかなり改造したらしいな」


そこは元々駅として使われていた地下街だった。もちろん今はもう電車は通っていない。


「俺たちが来るまでいた奴らがいてな、そいつらがやったところもあるが、ほとんどは俺たちだな」

「ふーん」


辺りを見渡すとほとんどが魔眼使い…というか魔眼使いじゃない奴が見当たらない。


「てか、そいつの魔眼、便利だな。転移系だろ?」


俺のところに来た5人のうち、唯一戦闘中魔眼を使っていなかった女、この女の魔眼で俺たちは一瞬でここに来た。転移系は条件がついてたり、大人数転移できなかったりが多いが、7人一気にここにピンポイントで転移できるとは…


「凄いだろ?俺の秘書兼転移役なんだ。リコって名前でな」

「それ以上は私が…先程の無礼をお許しください。スノー様、私はリコ、転移系の魔眼を持っているウリ様の秘書です」

「ふむ、転移系はここには何人ぐらいいるんだ?」

「転移系は10人程度だな」


パッと見ただけでも60人以上はいる。てことは1/6とかそこらか…


「なるほどな…で、これは今どこに向かってるんだ?」

「お前を配属するグループだよ。ルーラーも人数が多いから流石に全員同じグループってわけには行かないんだわ。でも安心しな。お前のグループはあの3人入れてるからな。」

「は?あいつら幹部になったって言ってなかったか?」

「それが、お前を勧誘するって話をしたら同じグループじゃないと嫌だって言ってきてな。本当は嫌だったんだが…それのせいでやる気がなくなられてもな」

「はぁ…そうかよ。」


俺が唯一ルーラーで鍛えた3人、元から魔眼の能力は凄かったし、才能もあったが、それによってわがままになっているらしい。


「お、ここだ」

「あぁ…はぁ…」


扉に手をかけた瞬間にわかった…あいつら、かなり生意気になっているらしい。ここは一回解らせる必要があるらしい。

俺が扉を開けた瞬間、無数の針が飛んでくる。それと同時に奥にある女と目が合う。そして女の魔眼によって体が硬直する。針が目の前までくる。が、その針は俺の目の前で消え去った。


「は?」


目の前の女は何が起こったのかわからない顔をしている。瞬間、さっき消えた針が現れ、女めがけて飛んでいく。女はギリギリで躱しきるが、目線は俺から外れ、魔眼の能力は途切れた。それを見逃すほど優しくはない。一瞬で距離を潰し、女の足を踏む。


「ぐっ…」


人はどうしても痛みの方に意識がいってしまいがちだ。足を踏まれれば、そっちに意識がいく。そうなると上半身が無防備になってしまう。右手の裏拳で頭を叩き、跳ぶようにして左で回し蹴り。女はそのまま倒れ込んだ。


「十分な挨拶じゃないか。ヒジリ」

「あは…は…強さは健在っすね…スノー師匠」


こいつはヒジリ、魔眼の能力は見た人物を見ている間だけ停止させる。俺が鍛えた3人のうちの1人だ。


「あの程度で俺に勝てると思っていたのか?」

「違うっすよ…師匠に勝てると思うほど私も愚かじゃないっす。ただ、少し戯れたいなぁっと思って…」

「はぁ…そうかよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ