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去来の魔眼使い  作者: ゆっきー
20/24

元桃源郷拠点

 翌日、カリンとヒジリが帰ってきた。


「師匠!ノランのアジト見つけたよー!」

「そうなのか?」

「うん!情報通りだった!」

「でも不思議ですよね。これだけ情報がばら撒かれて、しかもスパイも紛れ込ませてたのに、何故アジトの場所を変えないんでしょうか?」

「さあな」

「それは簡単な話だよ」


ナハトが話に入ってくる。こいつら上層部のはずなのに暇しすぎだろ…昨日の間に拠点内の修復や怪我人の回復は全て終わり、形上はいつも通りの毎日が戻ってきた。だが、心の中はいつも通りではない。不安に駆られている奴らがほとんどだ。雰囲気も暗い。早く終わらせないと、他の奴らが持たないだろう。これが戦場になれている奴らだけならこうはならないだろうが、ウリはどんな奴らでも情で入れるからなぁ…


「なんなんだ?」

「あそこは元桃源郷の第三拠点があった場所だからだよ。」

「あー!なるほどです!」


桃源郷は拠点を4つ持っており、一番活動が多かったのが第一拠点だが、他の拠点もかなりの発展を遂げていた。それの一つがあった場所なら、バレても手放せないだろう。


「てか、お前はよく知ってるな」

「そりゃそうだろ。俺も元とはいえ桃源郷にいたことがあるからな」

「そうなんですか?」


桃源郷は平和だったが、その代わりに入ることがかなり難しかった。一定以上の強さを持つものなんかは入れてもらえない。故に入れなかった人間も多い。ルーラーのほとんどは入ったことがないだろう。


「僕の能力は戦闘よりサポート面が強いからね。それで入ることができたんだよ。」

「へー、じゃあ、あの桃源郷が壊滅した時もいたんですか?」

「いや、その頃には僕とウリはルーラーを作ってたからね。その事件については言伝で聞いた程度だよ」

「で、お前が来たってことは…」

「うん、スノー、ウリが呼んでるよ。それと…"あの子"からの手紙も来てるよ」

「は?なんであいつ、俺がここにいること知ってんだよ」

「魔眼の力でしょ」

「それで全部片付くと思うなよ?…はぁ」

「ま、いいじゃないか。好かれてるのはいいことだろう?」

「それはそうだが…はぁ…行くかぁ」


そして俺とナハトはウリの元に向かうのだった。


・・・


「お、来たな」

「あぁ、で、何の用だ?」

「ノランのことで少しな…あ、これはあいつからの手紙だ。あ、内容は読んでないが、念のため一度開いてる」

「そうか。後で読む。で、どうするんだ?」

「少数精鋭で全力で潰す」

「じゃあ誰が出るんだ?」

「なんとなくわかるんじゃないか?少数精鋭の時点で」

「待て…もしかしてだが昔のようにやろうとしてるのか?」


俺がそう聞くとウリは無言で頷く。こいつは昔のように俺たちで壊滅させようとしているらしい。


「あれは他の2人もいたから、できただけで、俺たち3人だけだと無理だぞ?」

「アルには連絡が取れている。もう1人は…その手紙が来てる時点でお察しだろ」

「…はぁ…マジで言ってるのか?てか、アルはいいが、あいつとは会いたくないぞ?」

「なんでそこまで嫌がってるんだか…」

「ウザいからに決まってるだろ」

「まあ、関係ないな。と、それだけだ。準備しといてくれ。もちろんナハトもな」

「はぁ…わかった。」

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