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去来の魔眼使い  作者: ゆっきー
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裏切り者

「あ、ここです!」


俺は女の子に連れられて、その裏切り者が魔眼を使ったであろう場所に来ていた。


「ここで魔眼痕が見えます」

「ふむ…」


魔眼を使うと、そのエネルギーが少しだけ外に放出される。それを魔眼痕という。魔眼痕は通常見ることはできないが、一部の魔眼の能力はそれを視認することが可能になる。

俺を案内してくれた女の子もその1人だ。サクラ、ルーラー所属で全てが色となって見える能力で、魔眼痕も見ることが可能。本気を出せば原子、分子にも色をつけられるらしいが、それをすると密度が濃く、視界が一色に染まるか、情報が処理できずに気絶するらしい。


「じゃあ、調べてみるか…」


俺が魔眼を使用すると1人の男がホログラムのように現れた。


「凄いです!これがスノーさんの魔眼の力なんですか?」

「まあ、そんなところだ。」


男は魔眼痕の場所まで歩いて行き、魔眼を発動させる。するとその場から大量のノランの奴らが現れる。ウリとナハトが倒した奴らだ。


「この男が犯人で間違えなさそうだな。サクラ、この男に見覚えは?」

「うーん…ないですね…リコさんに聞いた方が早いかもしれません!」

「なるほど…じゃあ、そうするか」


なんか、サクラといると妹と一緒にいるみたいな感覚になるのは俺だけだろうか…自然と声が優しくなってしまう…このことが弟子やナハトやウリにバレないことを祈ろう…


・・・


「…ってことなんだが、知らないか?」

「この人ですか…もちろん知っています。その人はカラス、転移系でもかなりの実力者です。」

「能力はわかるか?」

「魔眼で印をつけた場所同士を十分程度繋げることができます。カリンさんとは違って直接行く必要がありますが…」

「なるほど、もしそうなら、こいつがノランの拠点を知っている可能性があるな」

「そうですね。確かカラスは…」


リコが何か言おうとした瞬間、扉が勢いよく開かれた。


「リコさん!大変です!」

「なんですか。そんなに慌てて…」

「カラスが何者かによって殺されました!」

「!?」

「ちっ…流石に口封じはするか…」


感知系の能力が、入り込んでいたんだろう。俺たちが裏切り者を知ったのを感知して口封じをしたというところだな。


「その者はどうなりましたか?」

「それが物凄い勢いで逃げて行き、今はココウさんが追いかけているはずです」

「スノーさん、急ぎココウさんの応援に行ってください。カラスもある程度の実力者でした。それをあっさり倒すということはかなりの強者である可能性があります。」

「わかった」

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