【エイプリルフール2025】時空旅
注意 正史じゃないので多少のキャラ崩壊、許せ。
ちなみにハイテンポだよ
今日は確か向こうの世界では{エイプリルフール}だっけな、向こうの世界の嘘は本当にすごかったよ。
(向こうの嘘は財布の金12円盗ったとかシャレにならない嘘をついた人もいたな)
「やーやー、船ってまだ動かさないの?」
「動かせないでしょ、エマがまだ使ったらだめって言ってたし」
こいつはルンダ、触っただけで爆弾にしてくるヤベー奴、だけど発動できる人は選べるらしいが。
「しかし向こうの世界はエイプリルフールってさ」
「エイプリルフール!?」
その言葉にマリーさんが反応した。
「エイプリルフール……それは年に一度向こうの世界とこっちの世界の境界が緩くなってしまう日なんだ!!!」
「それ、私分からないんだけど」
「そりゃあなたたちには分からないでしょうね!」
マリーさんがどうしてここまで危機感を感じているのには訳があった。
「あれぇ?ここって見覚えがないなぁ」
船の奥から見知らぬ人がいた。
「……あなたたち誰?」
見知らぬ人の手には鉈が握られていて柄の終端にはお守りがあった。
「もしかしてマリーさんがこの日を怖がってる理由って」
「うん……異世界人がふっと来ちゃうから、なんなら私も去年行っちゃった」
「そうなんだ……あいつらこの日を待ってたら無事に帰れただろうに」
私はすでに意見の違う親族を殺している、もし生きていれば……戻れただろうに。
「一花、もしかしてあの時の事を悔いてるのか?」
「そうだよ、この日まで生きてれば戻れたかなって」
「それはそうだね……」
マリーさんは見知らぬ人の元に向かった。
「やっほー、君は何処から来たのかな~」
「何者!?」
見知らぬ人は鉈を振り下ろし、空間が切れた。
「こりゃ近づいちゃダメな雰囲気だね、大和組って知らない?」
「大和組か、知っているがどうしてここの人たちは知ってるんだ?」
「それで伏黒っていう人、知ってる?」
「知ってる、大和組の組長、御年52歳ぐらい」
「……ならあなたは誰なの?」
「栗栖千尋、覚えておいて」
「それで千尋さん、どうしてここに来たかわかる?」
「分からない、もしかして三途の川?」
「違う、ここは転生者やら転移者が来るような場所、あなたが来るべき場所じゃない」
「本で転生物とか転移物とか見てたけどこんな感じとは」
すると青色の猫のような人が現れた。
「あなたも来ちゃったの?名前は?」
「ミミかも?」
「どうして疑問形に疑問形を返すのかなぁ?」
「わからないよ?」
マリーさんは質問を質問で返されるので少し困っていた。
「はぁ~これどうしたらいいの?」
「いや私に聞かれたとしても答えられないよ!?」
「そりゃそうだね……」
すると青猫がこう言いだした。
「エイプリルフールが起きるからあるじにゆがみをもどしてこいって言われた」
「歪み?」
「歪み……聞いたことがある、歪みとは現世と現世の壁が緩くなって神隠しに会ってしまうことだね」
「だからはけんされた」
すると青猫が千尋の手を握った。
「だから、かえろ」
「……でも帰れるの?」
「だいじょぶ、ミミ、別の場所に行ける」
するとマリーさんが青猫に話しかけた。
「なら千尋の事、頼むわね」
「ん!なんとなくつれてく!」
そう言って青猫と千尋はプラズマが発生した後、跡形もなく消えていった。
「大丈夫だと信じるしかないか」
「だね」
そう言って私たちはつかの間の休息を楽しむのであった。
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ちなみに2026もやるつもり