第一話「始まってしまった物語」
さぁいくぞ!
「はぁ...」
初っ端ため息から始まった物語。
いや...
始まってしまった物語。
「今日はこれで終わりか。」
「あーめんどくさかった。」
今しゃべっているこいつの名は
ムラサダ・コウ
三大近代国の一つハルカムに住むしがない町医者。
コウ「えーっと次は...げぇ...『ギルド』への定期連絡かよ...」
『ギルド』とは。
これを読んでいる貴方ならわかるだろう。
そうあの『ギルド』である。
説明は必要ないであろう、とゆーことでカットだ。
ちなみに定期連絡は月に一度となっている。
コウ「あー...あそこに報告すんの嫌なんだよなぁ
とてもつなく遠いし、
でもまあ決まりだし仕方ないか。」
「let's go!」
コウ「ついたー!つーことでさっさと連絡終わらせて帰るぞー!」
【さっさと帰れるといいな?】
コウ「!?!!??!?」
【久しぶりだな?3年ぶりじゃないか?】
コウ「で、ディアン・カスト!?」
カスト【さてと、今月の連絡してもらおうか。】
コウ「/(^o^)\ナンテコッタイ」
ディアン・カスト
この『ギルド』のマスター。
三年前【修行に出る】とか言ってどっか行って、
今年その修行が終わって帰ってきた。
あ、この国の『ギルド』の名前を教え忘れた。
この国の『ギルド』の名前は、
『Blue out』
ディアン・カストが設立し、名付けた『ギルド』である。
ちなみになぜコウがこう↑なっているかと言うと、
この定期連絡紙ではなく魔法で出来ており一か月の間に起きたことを、
大雑把にまとめられて(勝手に)つくられる。
本来なら定期連絡を紙にはっつけて
(付けると言っているが実体化させて『ギルド』にとどけるだけ)
なのだが、迷惑なことにこいつ(ディアン)に捕まるとその連絡の内容を
1から10まで一言一句間違えず言う必要がある。
こうなったとき、これを見たギルドのみんなからは、こう言われている。
「ディアンの地獄報告会」と。
ちなみに間違えるとまた一から言うことになる。
そして2分後...
コウ「で、こうなっているってわけ」
カスト【うむ、上出来だ。】
コウ「ふいー終わったぁ。」
ざわざわ...ざわざわ...
「あの地獄報告会をたった2分で...!?」「何者なんだあの男は...!?」
「あれは神話に乗るな。」「どうやったらあの正確さは会得できるんだ!?」
カスト【...なにかいろいろと言われているぞ?】
コウ「俺影が薄いし「だれだあいつ」とか言われてんだろ。」
カスト【そうか。この後はなにか予定はあるか?】
コウ「ここに来る前に仕事は終わった。」
カスト【それなら、手合わせでもどうだ?】
コウ「俺も最近ろくに動いてなかったからな、解消ともにやってやるよ。」
カスト【よし、では行くぞ!】
そんなこんなでまた一日は過ぎていく、
よくあるような一日が過ぎていく。
しかし、
これから面倒なことに巻き込まれていく、
今日はまだいいほう。
これから面倒になっていく。
でも今回はここで終わり!
※ちなみにコウは男(18)
ディアンは女性(23)です。