第四十八話「千年」
※これは小説上に出てくる空想上のお話です
現実と混同しないでください
千年
それは歴史を作るとするならば十分な年月だろう
千年の間に起きたことは数知れず、明確に判明する事象は少ない
確実にわかることは、千年そこに『あった』ことだ
千年確かにそこに『あった』
…はずだった
どの歴史書にもかつて書かれいた国があったのだ
千年以降の記録がなく、
残っている記録もデタラメに近い物が多く
空想で『存在しない』と言われている国がある
『ハルカム』と言う国をご存知だろうか
と言っても今の学者たちは首を傾げるだろう
今、世の中に出回っている歴史書には『ハルカム』という字さえも消え去っているのだ
なぜ消えてしまったのか、その謎は今でも解明されていない
(そもそも解明しようとする奴がいないのだが…)
しかし、それでも残っているものがある
『ハルカム』の事について書かれていると思われる、書物が残っているのだ
今回はその内からいくつか選んで記載していこう
『No.026412スライム型生物調査報告書』
これは、実際に存在していた生物についての調査報告書である
この報告書が書かれたのが(記載されてる年月が正しいのなら)今から
約千年以上前に作られて物である
そしてこの報告書に使われている紙質は他の報告書と思われるものと同じ物となっている
確証はないが偶然でもないだろう
さて、次は…
『日記』だ
歴史において『日記』という物はとてもありがたい物だ
書かれている文章から年代からその時代の大まかな背景まで考察できる
まさに『そういうモノ』が好きな者にとってはこれ以上ない物である
して、この『日記』にはとある夫婦の馴れ初めとその後の記録が書かれている
…これを資料にするのはいささか心に来るものがあるが、腹を括ろう
この『日記』には夫婦以外にもとある重要人物が登場している
『知り合い』という人物だ
この人物は人間のできる技量を遥かに超えている
武器の製造や魔力の安定、ましてや魔族の体のことについても書かれている
これほどの技量を持つが人物が実際にいたのかどうかはわからないが
いたとしても一人では出来ないだろう
おそらくこの『知り合い』は複数人居ると思った方がいいだろう
最後に
分からないことはまだ多い、まだまだ荒削りで雑なところも多い
私はこれから先も、この『国』を探して行こうと思う
歴史好きな者をこれからも少しでも覚えてもらえたら嬉しい
しかしこの後、この本を書いた者は自宅にて誰かに殺されていた
誰に殺されたかは、12年経った今でも判明されてない…
刻継より




