魔法使い アーティー・マギオール
修行が始まって4日経った
「おはよう」俺が言うと
「「「おはよー」」」皆返してくれるくらい仲良くなった。
肝心の修行は...
「おい!ガキそれが本気か?」王国軍の男と模擬戦闘をしている。
もちろん手加減はしてくれてるが、まだ勝てたことが無い。魔王領に最も近い国の一つなので軍も皆強いのだ。
「うおおおぉぉ!!」近くで歓声が上がる
アーティーが軍の魔法使いに一撃入れたらしい、と言うか、アーティーは天才の類ではあるので同じ歳だがかなり実力差がある。
「無属性魔法最上級 神弾」
王国軍の魔法使いに襲いかかる
「無属性魔法中級 バリア......ッ!?」
ボォォンと音がなった後土埃の中からは無傷のアーティーとボロボロな軍の魔法使いが出てきた。
「あんたの1番得意な属性で来なさいよ」アーティーが煽る
「クッ...ッ煽りやがって、炎魔法上級 豪炎の矢」アーティーに矢が向かう
「炎魔法最上級 紅炎の柱」
圧倒的な火力で軍の魔法使いに違いを見せつけた
(すげぇな、俺もいつか、)
「余所見してていいのかい?」「あ」
バチィンと頭に一発入れられてしまった
「何してんのよ、もーゾンネ」アーティーに叱られてしまった
「アーティーが凄すぎてよそ見しちゃった!」
「すごい?」「うん!」
「何言ってんの、あんたもできるようになるのよ!」
「うっ、ですよねぇ」そんな事を言いつつアーティーは教えるのが上手いから案外直ぐに魔法の仕組みを覚えられた。
「いい?まず魔法ってのは体内と環境にある魔力を操って形にするの。環境にあるものは無属性の魔力、体内には自分の属性の魔力。ゾンネだったら炎ね」
「うんうん」
「で、自分の属性以外の魔法を使う時は無属性の魔力を他の属性に変えなきゃ行けない。その為の杖なの。けど、あんたには中級を使える様になってもらうから杖はなしでいいわね」
見ててと彼女が言った瞬間彼女の周りの魔力が水の様に動いた
「炎魔法中級 炎弾」
「おぉすげぇ」
「一回やってみて?」
頑張ってやってみるが一切フレア以上にならない
「あーもーくそっなんで魔力が水みたいに動かないんだよ!」
「!?」なにかに驚くアーティー
「え、もしかしてあなた魔力が見えてるの?」
「え、うん」
「なるほどね、あのね、まず普通魔力は見えないのよ」
「え?」嘘だろ...
「だからハーツの伝染氷も避けれたのね、元帥様のパンチも偶然ではなく目がいいから避けれたって感じかしら」
(目以外だとあの大量の魔法を展開できるのもおかしいけどなにか理由があるのかしら)
「取り敢えず見えるなら練習の仕方を、変える。魔力を体の一部くらいまで動かせるようになりなさい」
「え?やり方は?」
「見えるなら教えないわよ」
えええええ!?!?
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