勇者 ゾンネ・カイザート
少し話は変わる
【ゾンネ・カイザート】16歳男
スパイニア王国ストク領出身の普通の青年
国立の学校には行けておらず、ストク領の学習屋に通っている、よくいる青年だ。国立の学校には行けていないので魔法も初級で止まっている。武術も町の中では中の上くらいの実力である。
今日は4月1日勇者の日
国民全員が歴代勇者に敬意を払い新たな勇者の誕生を祝う祭りの日だゾンネも例に漏れず楽しみに勇者神託を見に宮殿に行っていた。まさか自分が選ばれるとは思っていなかったが…
そんなゾンネは今、、
病院のベットの上だ
「強すぎだろ、元帥さんはよー」一人しかいない部屋で呟く。
決闘に負けたがタンクが勇者を辞退した事でゾンネが勇者のままなのだ。
(けど、皆もう俺には期待してないだろうな…)
実際ゾンネに期待している国民は少ない。
そんなネガティブなことを考えていると病室に男が入ってきた。
「すまない、ゾンネ君」「?!」
「タンク様?!」そこにはタンクが立っていた
「パンチを避けられたのは久々で、熱が入ってしまった。」と申し訳なさそうに言う
「いいよ、どうせ何しても勝てなかったし」
「あ!そうだタンク様なんで勇者を辞退したんですか?」「...」ゾンネは素直に気になった事を聞いた
「ふはっ」「え?」笑い出すタンクとそれに困惑するゾンネ、次の瞬間
「君に可能性を感じたからだ」意外な一言にゾンネは驚いた。
「まず、パンチを避けたその目、次に諦めず向かってくる勇気、最後にあれほどの量を出せる魔力、君には可能性しかない!」
「この三つは全て伝説の勇者の特徴だ!君には勇者の素質があるんだよ!!!」
(なんか恥ずかしいな、けど、初級魔法しか使えねぇんだぞ?)
「まぁ、今のままで魔王に挑んだら即勇者交代になるだろうな…でも、成長すれば分からない」ニィッと笑う
「軍の中の君に合いそうなやつと旅に出るといい!私が紹介しよう!」
タンクの話を黙って聞いていたゾンネは固まっていた…
「まずは、この子だ。魔法使い アーティー・マギオール」
黒い髪でポニーテールの同い年くらいの女の子が出てきた
「初めまして、勇者様」 (本当に勇者??)
「初めまして!ゾンネ・カイザートです!」(この人、俺を警戒してる...)
「次はこの子だ。戦士 ボードン・キーガン」
タンクと同じくらいの筋肉を持った同い年くらいの男の子が出てきた
「決闘見たぜ勇者様!あの火の量凄かったな!」
「恥ずかしいです...」(いい人そうだ)
「最後の子は...ボードンどこにいるか知ってるか?」
「わからないです!」「そうか、、アーティー知ってるか?」「多分、太陽の鏡だと思う、」
「行くぞ!ゾンネ君」「え!?」
俺たちは【太陽の鏡】へ向かった
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