表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

46/46

第46話 決着②

リメイク版投稿しております。

小説下のリンクから飛べますので、良ければお越しくださいませ。

 ノーネームを中心に闇が広がっていき、俺の体まで飲み込まれそうになる。

 咄嗟に瞬間移動し、はるか上空から相手を見下ろす。


 とてつもなく巨大なブラックホール。

 音も無くあらゆるものを飲み込んでいく。


 こんなとんでもない力を持ったあいつをどうやって倒すか……


「…………」


 収まっていく闇を見下ろしながら、俺はノーネームの前に瞬間移動する。


「また生き延びたのかい。でも、終わりはもうそこまでやって来ているよ」

「ああ。分かってる」

「ふーん。往生際がよくなったみたいだね」

「いや。終わるのはお前って意味さ」

「……気でも狂ったかい?」

「さあ、な」


 俺は瞬間移動でノーネームの眼前に現れ、拳を繰り出した。


「苦し紛れの特攻か。こちらとしても楽でいいけど」


 俺の拳は奴が展開したバリアによって消滅していく。

 そしてノーネームの右手がこちらに突き出され――


 俺の体が、全身が、消滅した。


「ははは……はっはははは! あっけない終わりだ。あれだけ大きなことを言っておきながら、結局終わったのは君の方だったようだね」


 カランカランと骸骨の仮面だけが地面に転がる。


「まぁだけど、少しばかり楽しかったよ。島田司くん」


 ノーネームは静かに踵を返し、ふっと微笑を浮かべる。

 

 しかし。


「――な……何?」

「はぁ……はぁ……」


 ノーネームは完全に油断していた。

 俺を殺したことに油断し、自分の能力を停止させたのだ。


「なんで……生きている」

「……骸骨の仮面の能力だ」


 ピシっと骸骨の仮面にヒビが入る。


「一度だけ死を回避することができる……お前が造ったルールなんだ。お前だって把握しているだろ?」


 ポタポタと血がしたたり落ちる。

 それは静かな音で、全ての終わりへと近づく終了の合図にも思えた。


 俺の拳は、ノーネームの胸を貫いている。


 ノーネームはゆっくりと目を閉じ、片方の口角を上げて微笑した。


「まさか……こんな結末とはね。自分の創ったルールで……自分が死んでしまうことになるとは……なんと情けない」


 奴の体が砂状になってサラサラと消えていく。


「……おめでとう。君の勝利だ」


 わずかに残る顔だけをこちらに向けながらそう言い、ノーネームは完全に消え去ってしまった。


「…………」


 俺は大地に寝そべり、天を仰ぐ。

 

 そのままステータス画面を開き、記録(ログ)を確認する。


 そこには『コングラチュレーション』という文字がでかでかと映し出されていた。


「終わった……のか」


 長かったようで、短い戦い。

 短いようで、長かった人間とモンスターとの戦い。

 それが今、ようやく終焉を迎えた……


 俺は拳を天に突き出し、みんなの笑顔を思い浮かべる。


 さあ。由乃たちの下へと帰ろう。

 これからは、戦いの無い平和な日々が続くはずだ。


 俺は手の中に、炎を生み出す。

 能力はなぜか消えていない。


 なら、さっさと由乃たちの場所へと戻ろう。


 俺は起き上がり、空間移動を使用する。


 これから続く平和を想像し、俺は胸を躍らせていた。

 そして願わくば、未来永劫、その平和が続くように。



 終わり。

読者の皆さんに楽しんでいただこうと書き始め、とにかく小説家になろうで喜んでもらえる物を書こう。

そこまではいいのですが、自分で「さらにこうした方が面白いんじゃないだろうか?」と考えたのが、どうも受けが悪くなった理由だと痛感しております。

もちろんそれだけではないのでしょうし、反省の一言しかありません。

皆さんの求める物とかけ離れていく感覚があり、もうこの作品で、これ以上は楽しんでもらえないと考え、こういう結末に至りました。


突然の最終話ではありましたが、今回自分自身、得る物も多く、これからさらに皆さんに楽しんでもらえる作品作りを心掛けていきたいと思っております。


それでは、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました!

ここまで読んでいただいた皆さんに感謝です!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 忘れ去られた頃に来る蘇生 [気になる点] 盗むのソウルスティールは何処に行った? [一言] 楽しかったです
[良い点] テンポ良く、読めましたよ。 そんなに、卑下する感想が届きましたかね。 各エピソードの掘り下げは、浅いとは思いますが、スピードを上げて、次々と展開していくのも、必要ですしね〜 [気になる点…
[一言] わーい。降りてきたら短編投稿して貰えそうなので作者様をお気に入り登録しました。 一気に最後まで読んでしまったので作品をお気に入り登録してなかった。汗。 途中読みやめる事が出来ずすごい時間にな…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ