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海上都市  作者: 東雲 悠
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W3

 その日は、日焼け止めのクリームの役目を果たせそうにないと思える程の日差しの強さに、学校へ行くのが億劫になっていました。

 家から徒歩で十分の道ですらこう思うのだから、遠くからの通う生徒は私以上に感じていると思う。


『本日の気温はーー』


 と放送されるアナウンサーの声を聴きたくないと、耳を覆う。具体的な数字まで聞いてしまったら、ますます学校へ足が遠のいてしまいます。

 フラフラと歩を進めてて、横断歩道の前で止まって信号機を見たはずだった、だったではなく見た。まぎれも無く赤信号なのに、歩き出していた。

 その直後に何が起きたのかは誰もが想像つくと思う。


 私ーー橘優子は死にました。

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