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零 記憶
空には、2機の戦闘機がドッグファイトをしていた。片方が落ちた。
落ちた機体からは、パラシュートが開いた。
「お父さん、僕もいつかお母さんみたいに凄いエアーファイターになるんだ!」
「そうかそうか!頑張るんだぞ!」
「うん!頑張る!」
目が覚めた。また、昔の事が夢で出てきた。
僕はため息を付きながらベッドから出た。
時計をみるとまだ6時半だ。
しかし、もう目は覚めてしまっているので、学校に行く支度をはじめた。ふと、机をみると昔の写真が飾ってあった。
あの頃の僕は何も分かっていなかった。
この世界は理不尽だ。
この世界には下で生きている者、上で生きている者の二つの人種がある。
僕も最初は上の人種だった。親があんなことをしなければ・・・
そう思い憂鬱になりながら支度をした。
どうでしたか?楽しんで頂ければ幸いです。
処女作の方も読んで頂けると嬉しいです。
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