表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
治癒魔法の間違った使い方~戦場を駆ける回復要員~  作者: くろかた
第四章 祈りの国サマリアール
85/572

第八十話

お待たせしました。

第四章、始まります。

 新しい仲間、ネアを迎えての旅は色々な意味で大変だった。

 まず、うるさい・面倒くさい・ドジっ娘、の三拍子。それにアマコとの喧嘩が絶えない―――いや、当のアマコが全然歯牙にもかけていない点を含めればネアの一人相撲といってもいいかもしれない。

 どちらにしてもうるさいことには変わりない。

 村を出てから数日ほどで、幾分か旅に慣れてくれて落ち着きを取り戻してくれたのは良かったけど―――、


「ねえ、ウサトの世界のことを教えて」


 唐突に、フクロウの姿で僕の肩に乗っているネアが思い出したように、そんなことを僕に言ってきた。


「はぁ……」


 その言葉と、若干興奮したような声に内心嫌だなぁ、と思いながら思考する。

 別に話すこと自体は嫌ではない。そもそもが彼女が僕を捕えようとした理由は異世界のことを聞くためなのだから、この頼みごと自体むしろ聞いてくるのが遅いってくらいだ。

 ただ、この自分の興味のあるものにひたすらに没頭するタイプのネアに迂闊に異世界のことについて話していいのだろうか。

 ……歯止めが効かなくなって、四六時中質問攻めにされる可能性が高いんだろうなぁ。


「ほらぁ、何か教えなさいよ。ただ歩いているだけじゃ暇でしょ?」


 しかも、どうしてこいつは無駄に偉そうなのか。

 てか、お前歩いてないじゃん。

 僕の肩にずっと乗っているだけじゃん?

 僕の頬を翼でぺしぺしと叩いてくるネアに少しばかりイラッとしながらも、顔に笑顔を張り付ける。


「じゃあ、僕の世界での吸血鬼についておしえてあげようかな」

「まあ! 異世界の吸血鬼ですって?」


 自分と同じ存在、と聞いて食いついてくるネア。

 よしよし食いついたか、ちょっとからかってやろう。


「僕の世界の吸血鬼は、大岩を軽々と持ち上げて。目で見ただけで血を抜き取ったりするんだ。それで、夜空を燕のように飛び回り民家に忍び込んでは、人の生き血をすすり殺してしまうような暗闇を生きる怪物なんだ」

「……へ、へぇ……結構やるじゃな―――」

「いや、まだあるよ目から光線を撃ったり、口からは邪龍も真っ青な毒を吐いたりするし、巨大化したり、霧になってどんな壁もすり抜けたりするんだ。僕は吸血鬼こそが、一番やばい生き物だと思っているね」

「それって本当に吸血鬼なの!?」


 勿論嘘である。そんな吸血鬼がいてたまるか。

 しかし、抑揚のない声で言った僕の言葉を信じたのか、小さな体を震わせるネア、その様子から異世界の吸血鬼が自身の予想の遙か上をいく怪物だったことに狼狽しているのが見て取れる。

 なんだろう、見ていてすげー楽しい。


「う、嘘よね? 吸血鬼ってそんな化け物じゃないわよね? え、もしかして私ってしょぼい吸血鬼だったの?」

「ま、嘘だけど」

「……え」


 君はしょぼいというより残念だけどね。


「キィィィィィ! わ、私を謀るとはいい度胸ねぇ!」


 からかわれたと知り、怒りを表すかのように翼を開いたネアは、僕の頭を嘴でつつこうとする。

 しかし、僕の頭に嘴が当たる寸でのところで彼女の体が何かに縛られたかのように硬直し、肩から滑り落ちた。

 ひゃぁ~、という情けない叫び声と共に落ちた彼女を左手で受け止めた僕は、掌の上で目を回しているネアを呆れる様に見下ろす。


「おいおい、自分でかけた癖に忘れたのかよ。主である僕に危害は加えられないっていう制約を……」

「わ、忘れてただけよ!!」

「かけた本人が忘れるなよ」


 ネアは僕に対して危害を加えることができない。

 彼女と僕が結んだ使い魔契約には様々な制約と機能があり、その一つが主に対して一切の危害を加えられないというものがあるからだ。

 危害の範囲・基準は、あくまで主である僕の裁量によるものなので、僕の許可があればネアは僕に対しての魔術の行使、及び彼女の食糧である血を飲ませることができる。

 これで彼女が僕が許可しない限りは噛むという心配もなくなった……のだけど、まさか当の本人が忘れているとは……。


「鳥頭……」

「今なんて言った鉄面皮狐!!」


 ボソリとアマコが零した言葉に過剰に反応したネア。

 僕の左前でブルリンと共に歩いていたアマコはこちらを振り返ると、呆れたような表情でネアに口を開く。


「事実を言ったまで。貴女がウサトに引っ付いて歩かない理由が分かった。三歩歩くと忘れちゃうからだね」

「フ、フフフ。……旅についてきてずっと虚仮にされていたけど、もう我慢ならないわ! ホホー!!」


 僕の掌から飛び出し、凄まじい速さでアマコへと突撃するネア。

 対するアマコは、顔面目掛けて突っ込んで来るネアを首を傾けるだけで避けると共に、彼女を鷲掴みにし、ぐるぐる腕を大きく回し、僕の方に放り投げる。

 ものの数秒で返り討ちにあった彼女は、空中で変身が解け地面をゴロゴロと僕の足元へと転がって来る。

 ……何度同じやり取りを繰り返せば懲りるんだろうか、この子は。


「く、くそぉ……次、次こそはぁ……」

「そのガッツは認めるけど、動きを先読みするアマコに勝つのは難しいと思うよ? それに、その姿じゃ負けるのが目に見えているんだが―――」

「うるさいうるさい!! もとはと言えばウサトが嘘つくのが悪いのよ!! なんで嘘つくの!? なんでいじわるするのぉ!?」

「なにも幼児退行してまで怒らなくても……。ああ、ごめんってば」


 悪いのは僕なんだけどさ。

 だけど、なんで少しからかっただけでアマコに反撃されるところまで行くんだよ。キャッチボールの如く返り討ちにされたことにびっくりだよ。

 ごしごしと目元を拭ったネアは、再びフクロウに変身すると、僕の肩に飛び乗ってくる。


「で、結局僕の肩に留まるんだね」

「フン、私はウサトの使い魔だから、ここが一番いいのよ」


 この数日間、アルクさん、ブルリン、馬の上に留まっていたけど最後には僕の肩に留まるようになった。

 どうやら、彼女は僕の肩を特等席としたようだ。こちらとしてはうるさくしなければ、それほど気にはならないけど、たまに翼とか広げられると耳とか首に当たってこそばゆいんだよね。

 後、アマコの視線が妙に厳しくなるし。


「ん、そうだ……」


 そういえば、ネアって使い魔っていう立ち位置だけど、人型になれるしどうなんだろうか?

 この場合は、亜人に対しての風当たりが強いであろうサマリアールではどのような認識をされるのか、使い魔って言いきればそう扱ってくれるんだろうけど……。

 こういう時はアルクさんに聞いてみるのが一番だな。


「アルクさーん」

「はい?」


 前で馬を引いていたアルクさんに声をかけると、僕と並ぶように速度を落としてくれる。

 僕は肩にいるネアを指さし、気になったことを聞いてみる。


「こいつのことなんですけど、使い魔契約を結んでいるとはいえ、人型の魔物をサマリアールの中に入れても大丈夫なんですか?」

「うーむ、使い魔なら大丈夫なはずですが。ネアのような人型の魔物はかなり珍しいので、正直判断出来かねます。もしかするならば、彼女はサマリアールが嫌う亜人と認識されてしまうかもしれないですね……」


 サマリアールが亜人に対していい感情を抱いていないというのは聞いてはいるけど、アマコだけではなく魔物であるネアの存在を隠さなければいけないことになるかもしれないとは、全く面倒くさい。


「とーぜんよ」


 げんなりした僕の顔の横で、何故かネアが誇らしげにしている。


「人型の魔物っていうのは人の言語を理解できるだけの知能を備えているということなのよ。つまり、私のような賢くて凄い魔物は、亜人に限りなく近い存在って訳よ!」

「今、君を旅に同行させたことを後悔している僕がいるよ……。あれ? これって下手すれば奴隷連れていると勘違いされるんじゃ……」

「……ははは、その可能性もありますね……」


 嘘だろ。

 とんでもねぇお荷物を背負っちまったじゃないか。

 彼女の方から、強制的に契約を結ばれたのに、奴隷を連れている扱いされるとか……。

 しかも、ネアの変身は案外簡単に解けてしまう。さっきアマコがネアを掴んだ手を振り回しただけで、容易く元の姿に戻ってしまうほどに。

 これがもしサマリアールの街中だったら、書状を渡すどころではなくなる。

 良くて王国から追い出される。悪ければネアが討伐対象にされて、僕達も捕まる。


「バレなければいいのよ。私がずっとフクロウのままでいればいいんだから大丈夫でしょ」

「せめて人型でいてくれよ……」

「えー、だってこっちの方が歩かなくていいし楽なんだもの」


 鳥に化けてるくせに飛ばないとか、この子はなんでフクロウにしたんだよ。

 それに、基本的に残念な部分が目立つ彼女が自信を持って『大丈夫』と言ったのは逆に不安でしかない。恐らく、国に入ってから、この知識だけは一丁前の世間知らずの少女はなにかしらやらかすだろうから、書状を渡す際には留守番は確定だな。


「アルクさん、謁見の時はアマコとネアは別々に行動させた方がいいですか? この犬猿の仲の二人を一緒にするというのに不安はありますけど、僕達と一緒に城へ入れるよりマシでしょう?」

「そうですね。それがいいでしょう、書状を渡す際には二人にはブルリンと一緒に待機して貰いましょう。お二人はそれでよろしいですか?」

「「いや」」


 君達仲良しだね。

 この数日の君達を見ていればその態度も無理はないと思うけど。

 予想通りの反応に肩を落としていると、不意にアマコが僕の団服の袖を引っ張ってくる。そちらを見れば、こちらを見上げたアマコは言い淀むようにしながらこちらへ話しかけてきた。


「だけど。この際しょうがないから……いい」

「アマコ……」


 いい子すぎだろ。

 物わかり良すぎて逆に心配になってくるレベルだな。


「ネア、君も―――」

「いやよ、なんで私がこんな小生意気な獣人と一緒にいなくちゃならないのよ」


 面倒くさい子だなぁ。これじゃ、どっちが年上か分かったもんじゃない。

 しょうがない、他に手段がないなら強硬手段に出るまでだ。

 早速僕は、我関せずに前を歩くブルリンの近くに寄って彼の頭を撫でつける。


「アマコは偉いなぁ。ブルリンもそう思うだろう? どこかの誰かさんと違って、我儘じゃないしなぁ」

「グァァ……」

「そうだ、今日の夕飯は肉なんてどう? お前、最近果物しか食べてないからたまには力の出るもの食べたいだろう? ちょうど―――いい鶏肉があるから」

「ピィッ!?」


 即座に右肩から飛び立とうとしたネアの頭を左手で押さえる。

 顔に笑みを張り付けたままにゆっくりとそちらへ目を向けると、その目に涙を浮かべたフクロウがガクブルと体を震わせていた。


「あ、あぁ―――!! 急にこいつと一緒に待っていてもいいかなって思っちゃったわ!?」

「え、そう? 分かってくれて助かるよ」


 元気な声でアマコと一緒に留守番する旨を了承してくれる。

 うんうんと頷きネアを押さえた左手をどける。

 自由に動けるようになった彼女は、ふるふると頭を振り困惑するように叫ぶ。

 

「ほ、ほふぅ。な、なんでこんな平然と脅してくるの!? 私の常識が間違っているの!? それともウサトがおかしいの!?」

「安心して、ウサトがおかしいだけだから」

「ははは、ウサト殿は相変わらず奇抜ですね」

「奇抜なんていうかわいいものじゃないわよ!?」


 アマコは無表情で、アルクさんは快活に笑いながらそんなことを言う。

 流石にさっきの鶏肉云々は脅しの為の冗談だけどね。でもあまりにも我儘すぎると、足手纏いになってしまうので、こういう手段を取らざるを得ない。


「ま、言ったからにはちゃんと留守番してもらうからね」

「フ、フン。なんでそんなに私の姿がバレるのを恐れているのよ。もし見つかっても私が記憶を消せばいいじゃない」

「それはあくまで最後の手段だ。どうにもならなくなって、本当の本当にそれしか方法が無い場合は君の能力を頼らざるをえない」


 だけど、彼女の能力も数人ならまだしも人が密集している場所でバレれば記憶を消すにも無理がある。

 使いどころを間違えれば、余計立場を悪くしてしまうというデメリットがあるのだ。


「便利そうで使いどころが難しいな、君の能力は」

「む、なによその言い方。能力の多様さで言えば私の右に出る者なんかいないわよ! ネクロマンサーの死者を操る能力と魔力! 吸血鬼のチャーム、生者を操る能力、変身能力! そしてっ、私が三百年かけて習得した三つの魔術!!」


 確かに、凄い数だな。治癒魔法しか使えない僕からしてみれば異常とも言える。

 だとしても、旅をしている中で死者と生者を操る能力は必要ない。もしそれを使ったことがバレでもしたら書状を渡す際に相手を操って協力を取り付けたと思われかねない。

 ……実質的に、旅の中でネアが活躍できそうなものと言えば、魔術くらいしか―――って。


「三つ? 君の魔術は拘束と耐性の二つだけじゃなかったっけ? しかも結構使い勝手が悪い」

「使い勝手は余計よ。でもいいところに気が付いたわね」


 よくぞ訊いてくれたと言わんばかりに、得意気な声になるネア。

 拘束と耐性以外にあと一つ、魔術を使えるのか。人がほぼ一生をかけて習得する魔術を三つも覚えているのは、かなり凄いんじゃないのか?


「フフフ、これはね。どんな魔術師も誰でも最初に覚えなくちゃいけない大事な魔術なの」

「へぇ、そう言うからには凄い魔術なんだろうね」

「ええそうよ、私の三つ目の魔術、それは―――」


 そこで一旦区切り、息を吸ったネアは自身に満ちた眼差しで小さな口を開く。


「解放―――つまり解呪よ!!」

「……お、おう」


 思いほか地味だった……。

 僕の反応を不服に思ったのか彼女は、ホホゥッ! と若干の怒気を含んだ鳴き声を発する。


「なによその反応は!! 解放の呪術が出来る魔術師って凄いのよ!?」


 いや、解放って言われてもいまいちピンとこない。

 むしろそういう魔術があったことに驚いたくらいだ。


「いい!? 魔術ってのは原則的に自然に解けるか、半永久的に機能し続けるかのどちらかしかないの!! だからっ、それを解く術である解呪の魔術は最初に覚えなくちゃいけない重要な魔術なのよ!?」


 なるほど、だから僕が彼女にかけられた拘束の呪術は時間が経つと消えたのか。

 もし、彼女の言う半永久的に機能し続ける魔術だったのならば、僕は彼女に解放されるまでずっと拘束されたままだった、ということか。

 そう言うことを含めれば、解呪の役割を担っている解放の呪術とやらは重要な魔術といってもいいな。

 だけど―――、


「それは、学ぶのにどれくらいの時間がかかるんだ?」


 習得するのに時間がかかるのなら、その解放の呪術を覚えている間に他の魔術も覚える間もなく死んじゃうんじゃないのか?

 僕の疑問を尤もだと思ったのか「人間にしてみれば当然の質問ね」と言葉にしたネアだが、くわっと目を開くと共に、片翼を大きく広げ僕に見せて来る。


「うぉ!? なんだよいきなり……」

「たったッ、たったの40年だけ!! 魔術としてはかなり早く習得できちゃうわけね! 複雑すぎる魔術はやったことないからできるかどうか分からないけど、簡単なやつなら一瞬のうちに解く事だってできるのよ!」


 そりゃあ長寿の魔物からしてみれば40年だってあっという間だろうね!?

 だけどさ、人間からしてみたら、生まれてすぐ勉強してもどれだけ早く習得してもおじさんになっちゃうよ?

 そこまでして覚える価値はあるのだろうか?


「……その魔術を使う機会はあるの?」

「あるに決まっているでしょ。だってどこの国にも魔術師とかいるんでしょう? 魔術に携わる者ならば、当然の如く呪物や魔術の本を扱っているはずよ」

「は?」


 魔術師? 何だソレ、そんな人がどこの国にもいるの?

 首を傾げながら、無言でアルクさんを見れば、彼も苦笑いしながら首を横に振っている。

 もう一度ネアを見れば、まるで魔術が普通に使われている事を前提に自分の覚えた魔術を自慢している。

 これらから導き出せる推測は―――、


「まさか……」


 ……ネアはこの世界の魔術がほとんど衰退しているってことを知らないのか?

 あり得る。生まれてからずっと村と洋館に引き籠っていたような子だ。彼女にとって魔術はちょっと珍しい技術っていう認識しかないのかもしれない。

 そうなると、彼女に現実を教えるのは酷すぎる。なにせ、ほぼ無意味な魔術の為40年も費やした事実を告げなければならないからだ。


「ねぇ、ウサト―――」

「アマコ、言うな。言わないであげてくれ。あんなに嬉しそうにしているんだ……」


 アマコの言葉を止めた僕は、肩の上で上機嫌にしているネアを見て、顔を背ける。

 魔術はほぼ衰退しているから解呪を使う機会なんてほとんどないなんて口が裂けても言えない。しかもさりげなく、自分の魔術しか解いたことないって聞いちゃったし。

 ネアからしてみれば、初めて魔術について自慢できる機会が訪れたような感じだから、余計痛々しい。


「どう? ウサト、私って凄いよね?」

「ああ、君は……凄いやつだ」


 そんな自信に満ち溢れた目で見ないでくれッ。

 余計にかわいそうに思えてくるッ。


「フフフッ、まあ当然ね。……どうして私と目を合わせようとしないの?」


 ネアと目を合わさないように努めつつ前を見れば、道の奥―――大きな壁に囲まれた街が遠くに見えてきた。

 これ幸いとばかりに僕は街らしきものが見える方向を指さす。


「あ、なにか見えたよ!」


 僕の言葉に、問い詰めようとしていたネアと、近くを歩いていたアマコとアルクさんも道の先を見やる。

 視線の先にある街は壁で隔てられてはいるが、見える範囲には城と思わしき建物とその城と同じくらいに高い細長い建物が見える。

 心なしか、リングル王国の街並みと酷似した部分が見うけられる辺りから、あそこが僕達の最初の目的地だろう。


「あれが、サマリアールかぁ」


 ルクヴィスを出発してから十数日、ネアとの騒動というトラブルもあったけど、僕達はようやく最初の目的地であるサマリアールへ辿り着くことができたのだった。



サマリアール編、開幕。


解呪は、ほぼ死にスキルです。

ほとんど使えません(辛辣)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ