第三百九十三話
二日目、二話目の更新です。
救命団も大分人数が増えたなと思う。
まあ、引き入れたのは僕みたいなものだけれど。
人数が増えたからと言って別に救命団そのものが変わるわけでもなく、いつも通り各々が訓練をする日常を過ごすだけだ。
有事の際は、城の指令で出動し救命団としての任務を遂行する。
戦場で怪我人を救出する役割から、より広い範囲の仕事に切り替わったようなものだ。
「さて、今日からキーラの訓練が始まるわけだ」
リングル王国に帰ってきてから三日が過ぎた。
その間、報告書やらなにやらで慌ただしくしていたわけだが、今日はキーラが初の訓練日ということで僕も顔を出すことにしたのだ。
「ナックも来てくれてありがとね」
「いえいえ、俺も通った道ですから」
ナックも診療所の手伝いを休んでこの場に来てくれた。
初日の歓迎会がてらの食事で最初のわだかまりはなくなったようで、キーラと険悪な雰囲気はない。
「ナック君は来てもよかったの?」
キーラがナックにそう話しかける。
同年代と分かって敬語ではなく砕けた口調だ。
「ああ。俺もローズさんからの訓練を受けたし、一応先輩みたいなものだからね」
「ナック君、同い年じゃん」
「同い年でも年季が違うだろ」
「じゃあ、どのくらい?」
「……大体半年くらい」
「年季……っていうほどなの?」
「……うるさい」
いや、なんというかこういう年相応の会話を見るとじーん、とした感覚になるな。
喧嘩しているように見えて、軽快に声をかけあっている姿は僕と強面たちのやり取りに少し似ている。
……いかんな、まだ十代なのに教え子を見ている気分を味わってしまっている。
「……っ」
「ナック、どうしたの?」
「いえ、なんか寒気が……」
「大丈夫?」
ぶるりと体を震わせたナックがどこかを見てそう呟く。
ナックの見た方角って多分、ルクヴィスがある方向だけど……うん、気のせいだな。
「それで、ウサトさん。訓練はローズさんが見てくれると聞いていたんですけど……」
「うん。その前に僕から心構えみたいなこととか言っておこうかなって」
「そう、ですか……」
しゅん、と残念そうにするキーラに苦笑する。
僕も教えられるなら教えてあげたいけど、さすがに僕はローズほどの指導力はないからね。
さて、まずは最初にキーラに心構えについて話しておこう。
「とりあえず、訓練では心を強く保つことだね」
「心……」
「あと余計なことを考えないこと。もっと端的に言うなら何も考えないこと」
「?」
首を傾げるキーラに僕は続けて説明する。
「『あと少し』『いつまで続く?』『いつになったら終わる』そんなことばかり考えてももっと苦しくなるだけだからね」
「俺もそう教えられましたね。あの時は蹴とばされましたけど……」
ルクヴィスの時は時間もなかったし、僕もローズをイメージして本気で訓練していたからなぁ。
「が、がんばります……!! く、訓練ならウサトさんのを近くで見ていましたから!!」
魔王領での僕の訓練を見ているならまだ精神的な余裕はありそうだな。
「キーラ、ウサトさんの訓練ってどれくらい酷かった?」
「心を追い詰めるところがすごかった!!」
「……」
ナックがジト目で僕を見ている。
そしてキーラが満面の笑顔なことにも彼は引いているようにも見える。
「魔王領でなにしていたんですか……」
「手拍子の合図で腕立て伏せをさせたり、魔物のいない安全な森でサバイバル生活させたりかな」
「本当のことを言ってるけど事実を言ってないですよね……!?」
なぜバレた。
ジト目で僕を見るナックに咳ばらいをしながら、僕はポケットから新品の手帳を取り出しそれをキーラに手渡す。
「キーラ、まずはこれを」
「わぁ、日記帳ですか! ありがとうございます!!」
「あっ……」
ナックが察したような顔をする。
あえてそれをスルーし、大事そうに手帳を抱えるキーラに説明する。
「それは訓練で思ったことや感じたことを書くものだ。時には鬱憤とかを吐き出してもいいし、純粋に自分の欠点や改善点も書いてもいい。もしかするなら、それが君の心を守る大事なものになるかもしれない」
「はい! 大切にします!!」
もしかしたらこの子には必要ないかもしれないけど……僕、フェルム、ナックとくればキーラにも渡しておかないとな。
ここまでくれば伝統みたいなものだ。
……そういえば、先輩にあげてなかったけど……うん、あの人ならいらないか。
「あと分かっていると思うけど、訓練中は指示がない限り闇魔法は使っちゃだめだよ?」
「分かってます。私もズルをするつもりはありません」
僕もキーラがそんなことをするとは思ってないので、形式的に言っただけだ。
「———おう、揃ってるな」
訓練場にやってきたその声に振り返ると、ローズがこの場にやってきていた。
真っ白い団服を身に纏った彼女に僕は声をかける。
「今から指導ですか?」
「おう。さすがにガキ相手の訓練はお前には無理だからな」
キーラに自分のやったことをそのまま訓練させたら彼女の成長を邪魔することになってしまうし、なにより僕はやり過ぎてしまう。
魔王領で部下たちを鍛え上げることができたのは、彼らの持つ素養と元々魔王軍兵士としての実力があったからだ。
「よ、よろしくお願いします!!」
「覚悟はちゃんとできてるようだな」
綺麗なお辞儀と共に大きな声を発したキーラにローズが腕を組む。
キーラの様子を数秒ほど見た彼女は不意に僕へと振り返る。
「お前はこの後城か?」
「はい、先輩と一緒に。今日までにまとめた報告書の提出とウェルシーさんに呼び出しを受けたので」
ネアにも手伝ってもらっちゃったけどね。
あとは城ではカズキと会う予定もあるので楽しみだ。
この三日間は忙しくて会いにいけなかったからなぁ……。
「あいつも相当荒れてたからな。お前を呼び出して色々と追及したいんだろ」
「ウェルシーさんがですか?」
「ああ」
多分、系統劣化とか諸々のことだよなぁ。
魔王領にいたときの返しの手紙でめっちゃ追及されたし……この場合、系統強化と系統劣化の爆発についても説明しなきゃならないかな?
城で騎士の籠手とか借りられるかな。
「突っ立ってねぇでさっさと行ってやれ」
「了解です。あっ、それと……」
「なんだ?」
ふと、ローズに会ったらお願いしようと思ったことがあったので今ここで言ってしまおう。
「時間があれば指導をお願いしたいのですが」
「構わねぇ。どれだけ成長したか見てやるよ」
「ありがとうございます!」
ネロさんとの訓練も有意義なものだったが、やはり師匠であるローズとの方が僕には合っているのだろう。
ボコボコにされるがそれ相応の経験と気付きが得られる。
僕はキーラとナックに軽く言葉を投げかけた後にその場を離れようとすると———なにかを感じ取ったナックが声を震わせながら片手をあげる。
「では俺は別の場所で自主訓練を———」
「ナック」
がしり、とローズがこの場を離れようとしたナックの襟を掴む。
「テメェは治癒魔法を鍛えるのはいいが、身体が鈍ってんじゃねぇか? キーラのついでにお前も鍛えなおしてやる」
「……ハイ」
……ナック、頑張れよ!!
背後のナックの震えた声を聴きながら僕は城へ提出する報告書を持っていくべく宿舎へと向かうのであった。
●
報告書を城に提出するのは思いの外大変だった。
いや、本来ならこんなに手古摺ることがなかったらしいけど、僕が魔王領で起こしたこと、体験したことに目を通した城の人々が見事な混乱状態に陥ってしまった。
そういうこともありちょっと時間が掛かったわけだがお昼ごろにはそれも終わり、今僕と先輩はウェルシーさんに連れられ、城の訓練場内にいた。
「報告の件、お疲れさまでした」
「提出したときは結構な騒ぎになってしまいましたけどね……」
ウェルシーさんに労われ苦笑しながら返す。
現在いる訓練場には僕と先輩、そしてウェルシーさんがおりそれ以外には誰もいない。
「魔王領という時点で我々にとっては未知な部分が多かったのですが、まさかさらに未知である魔物の領域の情報までくるとは思いもしませんでしたよ」
「やっぱりそうですか……?」
「ええ、私は専門外ですが魔物関連の学者は目を剥くようなものばかりでしょう」
魔物の領域は生息している魔物の凶暴性も強さも段違いだからな……。
生半可な装備では生きて帰ってこれないくらいに過酷な場所だ。
だからこそ手つかずの環境で魔物が生きていけるといってもいいけど。
「魔物の領域、私も行きたかった……!!」
と、僕とウェルシーさんの会話を聞いていた先輩がうらやましそうな様子でそんなことを呟いた。
「ねえねえ、魔王領で他になにか見つけたのかな!? 遺跡とか!!」
「鋭いですね。遺跡、ありましたよ」
「あるの!?」
「湖に飲み込まれた都市、何者かが仕掛けた罠、湖底遺跡で入り乱れる迷宮、群成す水竜、迷宮の秘宝を守る無数のスケルトン———そして、秘宝として据えられた魔王の力の断片」
「なんでウサト君ばっかりそんな劇場版みたいな冒険してるんだい!!?」
思い返してみても冒険の連続でしたけどね。
でも最終的には僕がシアにしてやられたようなものだ。
「ウェルシーは知っていたの?」
「いえ、報告の方はまだすべて把握してないので……今から確認するのが怖いですね。ええ」
どうしようウェルシーさんの目が虚ろだ。
……報告書でルーネのことを知ったらもっと大変なことになりそうだな。
「話はこれくらいにして魔王領で会得した技術を見せましょうか」
「そうですね。本当の本当にこの日を心待ちにしていたくらいです」
訓練場にいた目的は魔王領で僕が編み出した技術のお披露目だ。
魔力回しにより派生する技術はこの世界でも未知のものなので、ウェルシーさんとしてはものすごく研究したい分野なのだ。
「まずは系統劣化ですね」
僕は手に魔力を纏わせ、徐々に色を失わせていく。
魔力の質を高める系統強化とは逆の技術———系統劣化により薄緑に変わった魔力を二人に見せる。
「これがウサト君の系統劣化かぁ」
「実際に目で見ると信じられない現象ですね……」
「僕の場合は他人に対しての治癒の効力は落ちますが、自分に対する効力は上がるというものです」
どういう原理かは定かではないけど、本当に系統強化の逆なのだ。
メリットとデメリットが逆転したようなものだ。
「これをやろうとした理由は……僕は魔力切れを起こすようなことが多かったので、それを改善するためにあえて魔力の質を落として消費を減らそうとしたんです」
「なるほど……効率化を計ろうとしたのですね。確かに治癒魔法なら他の攻撃魔法と比べ、質を落とすデメリットはほぼないに等しい……」
僕の系統劣化を見ながら開いた手帳にすごい勢いで考察を書きなぐるウェルシーさん。
「これを誰でも扱えるようにすればアルクさんやオルガさんのような生まれながらの魔力の質の高さに悩む人たちを助けられるかもしれない……って思ったんですけど」
アルクさんは自分すらも焼いてしまいかねない炎の魔法。
オルガさんは系統強化に近い治癒の魔力により、自身への治癒力が低くなってしまっている。
「試す価値はあると思います」
「本当ですかっ」
「系統劣化。これは本当にすごい技術です。これまで魔力を抑え込み、扱わないようにするという方法でしか解決できなかった症状そのものを解消できる手段はこれまでになかったことです」
オルガさんは別として、アルクさんは彼自身の魔法で本当に苦労していたらしいからな。
彼でさえそうなのだから、他で悩んでいる人はもっと大変な思いをしているのだろう。
「問題は習得方法ですが……」
「僕は系統強化の逆で魔力から色を抜いていくってイメージでやったら成功してしまったって感じです」
「ウサト様の場合は系統強化を習得しているということと、魔力回しを極めているという要素があったからでしょう。……さすがに習得条件に系統強化の会得は難しすぎますね」
「ふっふっふっ、実は私も系統劣化……習得しているのさ!!」
……えっ。
先輩も習得してたんですか!?
驚く僕とウェルシーさんに、ふふん、と上機嫌な様子の彼女は不意に全身に魔力を纏う。
「これが普通の雷獣モード」
荒い電撃を纏った先輩。
しかし、すぐに荒々しい電撃が先輩の身体へ抑え込まれ、力が集中する。
「雷獣モード2。そして———」
先輩が体に力を籠めると金色の電撃が紫色へと変わる。
「系統強化の雷獣モード3」
……先輩、刀触れてないよな?
つまりこれまでの変化で先輩は刀の力をほとんど使っていないということになる。
でもなんで順に雷獣モードを説明していくんだ……? そんな疑問を僕とウェルシーさんが向けると、先輩はフッと笑みを浮かべ、雷獣モードのまま目を閉じ深呼吸をする。
「そして系統劣化により魔力の効率化と長期戦闘を可能にした新たな姿がこれだ」
そう言葉にすると同時に今度は先輩の纏う電撃が、紫から黄色へと薄く戻っていく。
雷獣モード3から2、2から1———そして、1のソレよりも色が薄くなりついには白い電気を薄く纏った先輩が笑みを浮かべる。
「系統劣化により編み出した新たな姿———名付けて雷獣モード0、さ」
「か、かっこいい……!?」
センスの塊すぎるだろ。
ここでマイナスとかじゃなくてゼロを用いてくるなんて憎いセンスをしている……!!
さすがは先輩だ……!!
後ろにのけぞるくらいに慄いた僕に先輩はさらに機嫌をよくする。
「私の系統劣化は雷の魔力の攻撃力を下げ、代わりに体内の電気を活性化させることができたってわけさ」
「つまり?」
「電気信号やら反射やら諸々と専門用語が出てしまうので省略するが……ようはめっちゃ反射神経が良くなるのさ!! その代わり、移動速度は他の姿より下がってしまうけどね」
それでもやばくないか?
つまりそれは一対一の戦いで先輩は常に相手の先手を取り続けられるということだ。
「スズネ様も習得しているだなんてびっくりです。……どうして言ってくれなかったのですか?」
「えっ、あ、それは……こういうのにはタイミングってのがあってね。あ、あはははー」
ジト目で見てくるウェルシーさんに焦る先輩。
今、お披露目するために黙っていたんだろうなぁ。
僕も驚いたし。多分、先輩は僕からの断片的な情報のみで系統劣化にたどり着いているから、それだけで凄い。
「でもこれで習得者が二人だ。これなら系統劣化の仕組みを解明するのに役立つんじゃないかな?」
「そうですね。お二人にはお手数をかけてしまうかもしれませんが……」
「気にしないでください。僕の技術で人の役に立てるなら喜んで力になりますから」
元より独占しようだなんて考えていないしね。
「それはそれとしてウサト君」
「はい?」
「実はこの系統劣化についてちょっと悩んでいることがあってね」
悩み……?
なにかしらの欠点を見つけたのだろうか。
「実は系統劣化と系統強化を同時に扱おうとしているのだけど、これがどうにも難しくてね……。どちらかやろうと思えば片方が消えてしまうんだよ」
「それは当然ですよ」
僕の代わりにウェルシーさんが声を発する。
「系統強化と系統劣化は仕組み的に真逆。いわば正と負です。両方を同時に扱おうとすれば魔力そのものが反発、打ち消しあい、まともに発動することができないはずです」
「……なるほど、そういうことか」
……えっと。
ちょっと気まずい気持ちになりながら右手に系統強化、左手に系統劣化の魔力を纏わせてそれを見せる。
二人は僕の両手を見てぴしり、と固まる。
「あの、一応……できます」
「え、え? う、ウサト様? なんでできるんですか!?」
ネアに半ギレで怒られたことはあるが、これがそこまでの技術だとは思ってもみなかった。
「僕の場合は体の中で魔力を分けるようにしてます」
「ウサト君、分けるとは言っているけど、そう簡単に身体に流れる魔力の流れは分けられないよ……? どういうイメージでやっているんだい?」
「イメージ……えーと、魔力の流れを川……じゃなくて電車で例えると、進む路線を変更させて体の中の『系統強化をする魔力の流れ』と『系統劣化をする魔力の流れ』をそれぞれ独立させている感じ、です」
正直、感覚でやっているので僕も分からない。
でも系統強化の訓練はかかさず行ってきたから、今ではただ念じるだけでできる。
僕としてはこれまでやってきたことを応用させてきたって感覚でしかない。
「体内で異なる濃度の魔力を別々に循環させている、ということですか……? そんなことが可能だなんて……」
「あとついでに見てほしいんですけど……」
驚かれるのは目に見えているので衝撃が少ないうちにこれも考察してもらおう。
ちょっと歩いて訓練用の的に近づき、そこにピンポン玉サイズの系統劣化の魔力弾を張り付ける。
「これは系統劣化の魔力弾です」
「ウサト君、さらっと魔力弾をくっつけたことにツッコミをいれていいかな?」
「弾力付与の応用、以上」
「きゃうん」
話がまとまらないのでさらっと解説しつつ、僕は指先に系統強化の魔力を集め、それで的に触れる。
瞬間、ぱぁん、という破裂音が響き、魔力弾が音を鳴らす。
ッ、やっぱり籠手がなくちゃ危ないな……。
「系統劣化と系統強化は合わさると爆発します」
「……」
「ウェルシーさん?」
あれ、反応がないぞ。
疑問に思った先輩がウェルシーさんの目の前で手を振るが、彼女は反応しない。
「キャパオーバーして気絶してしまったようだ……」
「……いや、なんか、すみませんでした」
もっと段階を踏んで見せていくべきだったか。
一応、治癒魔法をかけた後にウェルシーさんを木陰に寝かせておく。
僕と先輩も休憩がてら原っぱに腰掛ける。
「うーん、私にはまだ系統強化と系統劣化を同時に使うことは難しそうだ」
「別に無理に扱う必要はないと思いますよ?」
「でも白い電撃と紫の電撃を同時に扱うのはかっこいいと思わないかな?」
「……確かに」
それを言われたら同意するしかない。
そこまで言って苦笑しながら僕は軽く吐息をつく。
「なんだかんだでここが落ち着きます」
「今となっては、この国が今の私たちにとっての故郷みたいなものだからね」
故郷、か。
先輩の言う通り、今はリングル王国がこの世界での僕の故郷だ。
そう考えていると、城の方から誰かが出てきたことに気づく。
遠目で見える姿ですぐに誰か察した僕と先輩は顔を見合わせる。
「……お、カズキ君がきたね」
「そのようですね」
遠目で彼の姿を見つけ立ち上がる。
カズキも僕と先輩に気づいたのか笑顔を浮かべて手を振ってくれる。
「いた! おーい!!」
「こっちだよー! カズキー!!」
僕も手を振り返して彼に手招きする。
「三人揃うのも久しぶりだね」
「ええ、土産話もたくさんあります」
小走りでこっちに向かってくるカズキを笑顔で彼を迎える。
この二か月間、彼も忙しかっただろうけど元気そうでよかった。
さて、これから土産話もするけど……近いうちに行われるカームへリオ王国の勇者集傑祭について話しておかないとな。
先輩の新技と久しぶりのカズキ登場でした。
今回の更新は以上となります。




