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治癒魔法の間違った使い方~戦場を駆ける回復要員~  作者: くろかた
第十五章 出張救命団 魔物の領域編
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第三百六十三話

二日目、二話目の更新となります。

第三百六十三話です。

 廃墟だらけの街で突如として煙のように溢れだした濃密な魔力。

 人を惑わし、堕落させる悪魔の魔力は僕達を取り囲むように迫ってくる。

 僕は全然平気だ。

 アマコも寸前で僕の肩にいるネアの耐性の呪術で無事だけど……!!


「コーガ! 大丈夫だろうな!!」

「おうよ! 気を張ればこんなん大したことねぇぜ!!」


 コーガは大丈夫……というより自分の足に魔力の刃を刺して気つけをしたのか。

 彼の足に魔力弾を投げ、治療しつつ無事な面々を確認する。


「私は平気だよ! 悪魔の魔力は何回か体験してるからね!」


 ナギさんは僕と同じく平気。

 ハンナさんはふらつく程度で、ルーネは完全に影響下に入って目が虚ろだ。

 部下達も……若干影響下に入っちゃっているな。

 さすがに短期間の訓練では悪魔の魔力を弾くまではいかなかっ———ん?


「ぐぇ、あ、悪魔の魔力がぁぁ……って、あれ?」


 ……。

 ノノさんってもしかして悪魔の魔力とか効かないのだろうか?

 まあ、それはともかく……。


猪口才(ちょこざい)な……」


 たかが濃度を強めた程度であっさりと罠にはまるわけがないだろう。

 耐性は完全にはつけられなかったが、誘惑程度の催眠を跳ね返す訓練を部下たちは重ねてきた!!

 僕は軽く広げた両手を打ち鳴らし、パァンという音を響かせる。


『はッ!?』


 それだけで部下たちはハッとした様子で正気に戻る。


「目は覚めたか!! なら陣形を整えろ!!」

「「「ハッ!!」」」


 僕の怒声に返事を返した部下達が周囲を警戒しながら臨戦態勢に移る。

 それを確認し僕は傍にいるアマコと、悪魔の魔力に影響されているハンナさん、ルーネをマントで引き寄せながら、肩で耐性の呪術を施してくれていたネアに話しかける。


「ネア、ハンナさんとルーネにも耐性の呪術を!!」

「本当に手拍子で悪魔の魔力無効化したわよ、こいつ……」


 洗脳に勝るのはやはりたゆまぬ訓練だ。

 とことん僕たちの足止めをしようとしているようだけど、悪魔対策はガッチガチに固めてきたのでおそるるに足らない。


「ヴィーナさん、反応は!!」

「魔力感知に反応なしです! 付近に私以外の悪魔はいません!」


 遠隔から魔力を?

 それとも嫌がらせ? その可能性も十分にあるけど、襲撃もしないでこんな方法を使ってくるとすれば次に起こることは———、


「ウサト! 湖からなにか来る!!」


 アマコの予知。

 その直後に水飛沫が上がる———と同時に僕の爆裂弾とコーガが放った魔力の棘が殺到する。


「どうだ?」

「手ごたえがねぇ」


 僕とコーガの攻撃によって弾けた水が空中で集まり、タコの触手のような形に変わる。

 続いて湖の水面からいくつもの同じ触手が現れ、それらが僕らへと向けられているのが分かる。


「ッ、エルさん!!」

「言われなくても分かってるわよ!!」


 濁流を思わせる勢いで次々に殺到しようとする水の触手。

 すぐに背後のエルさんを呼ぶと、彼女は風の魔法を展開させながら僕の隣に並び立つ。

 彼女は僕の手の上に作った治癒爆裂弾に手を添え、風を纏わせる。


「いいわよ! やりなさい!!」

「迎撃します!!」


 エルさんの合図と共に風を纏った治癒爆裂弾を投げつける。

 爆裂弾は風の魔力によって加速。

 さらに殺到する水の触手に激突したその瞬間———風と衝撃波を解放させた。


「———名付けるなら、治癒爆風弾(ちゆばくふうだん)だな」

「勝手に技名つけるんじゃないわよ!?」


 エルさんの風魔法を纏わせたことにより、通常の爆裂弾に吹き飛ばす力をプラスしたミラクル必生技。

 それにより眼前の水の触手ははじけ飛び、一時的に退かせることを可能にさせた。


「あ、ああああ……! なんの打ち合わせもしてないのにぃ!! どうなってんのよこいつ本当にもう!!」

「ノリノリでしたねぇ! エルさん!!」

「黙れ豚野郎!!」

「ひぃん!!」


 コントしてないで次に動いて!!

 それにまだあれは動きを止めてない!! 水そのものが形を成しているから壊しても壊しても再生してくる!!


(オオ)!!」


 ……ッナギさん!?

 僕とすれ違うように前に飛び出したナギさんは両手で握りしめた黒刀を肩で背負うように構え、地面が陥没するほどの踏み込みと共に斜めに振り下ろした。


威寅(イドラ)!!」


 渾身の一撃。

 それは眼前を叩き割るように放たれ、迫る水の壁そのものを真っ二つ(・・・・)に割った。

 その威力は凄まじく、ただの斬撃の余波だけで数十メートル先の水面すらも斬り開いた。


「さ、さすがはあのローズやネロと並ぶ実力者……やってることが腕力の極致すぎるわね……」

「感心したいのもやまやまだけど、まずはこの状況をどうにかする方が先だ!! ナギさん、ここは僕が治癒爆裂弾で押さえます!! 貴女とコーガで街からの脱出を———」


 そこまで言葉にしたところで、僕の頭上からいくつもの水の触手が襲い掛かってきた。

 その場を飛び去り、避けるも水は僕を追尾するように伸びてくる。


「狙いは、僕か?」


 不自然な追尾……なにか規則性があるのか?

 迫る水の触手に作りかけの爆裂弾を放り、弾き飛ばすと———どういうわけか爆裂弾がはじけた場所に触手が群がるように集まる。


「ウサト、この水は魔力に引き寄せられる性質があるみたいね」

「なるほど」


 魔力に反応して襲い掛かってくる水の魔術、って感じか?

 それなら魔力弾でこいつらの気を引いて皆を逃がす時間を作ることが最優先だな。


「魔力を放出する戦い方をするのは、僕と……」


 エルさん、ハンナさん、ヴィーナさん……ぐらいか。

 エルさんとヴィーナさんはコーガについていってもらいたいし、ハンナさんは悪魔の魔力に影響されてそれどころじゃない。

 だとすれば僕がやるべきことは決まっているな。


「ナギさん、コーガ!! こいつらは魔力に吸い寄せられるみたいだ!! 僕が囮になるからアマコ達を頼む!」

「おう!」


 水の触手は増え続けている。

 それこそ湖そのものの水を全て使っているとすら思えるほどにだ。

 ……まさかこの街が廃墟になったのはこれが原因か?


「ネア、君はアマコと一緒に」

「……はぁ、もうしょうがないわねぇ」


 囮になるだけなら僕だけでいい。

 合流するだけならどうとでもなるのでネアはアマコたちについてもらう。

 ネアがアマコの肩に移動したことを確認し、改めて彼女に声をかける。


「アマコ、いけるか!?」

「うん!」


 まずはアマコだ。

 マントを伸ばしアマコをコーガに渡す。

 彼がアマコを受け取り、次にルーネとハンナさんを———と思った瞬間、一際大きな水の触手が僕とコーガの間に打ち付けられ、塞がれてしまう。

 ならもう一度———、


「……ッウサト駄目!! ルーネが流されちゃう!!」


 コーガの方にいるアマコの声に慌ててルーネをこちらに引き寄せる。

 その数秒後に先ほどよりも強く水が叩きつけられ、冷や汗をかいてしまう。


「妨害してきた?」


 明らかに止めてきたな?

 ルーネを狙ったのか? それとも単純にキーラのマントを狙ったのか?


「ウサト!!」


 ナギさんの声がする方を見ると彼女は湖の中を指さしている。

 彼女の指さした先には、渦巻きながら水の触手を次々と作り出している湖———その水中が見える。


「水の中の、遺跡……?」


 魔術のようなものにより作り出された現象は、不自然に湖そのものを土のように掘り下げ、その先には沈んだはずのこの街の半分、それも大きな遺跡のようなものが見えた。

 普通なら入ろうとは思わない。

 だけど、その遺跡の周りにはまるで空気の膜のようなものが張り巡らされており、それは奇しくも以前魔王の力を回収しようとした時に訪れた毒の大地にあった遺跡と似たものだった。


「あそこに向かってください!! 僕達の目的とするものは恐らくあそこにある!!」

「ああ!! 君はどうする!!」

「こいつらを惹きつけます!! 後で合流しましょう!!」


 魔力の衝撃波で水の触手を蹴散らしながら、右手に魔力を集める。

 このまま普通に言ってもナギさんやコーガはまだしも他は水に呑み込まれてしまう!!

 なら、やることは決まっている!!


「魔力に集まってくるなら!! 系統強化は大好物だろ!!」


 系統強化を発動させながらマントで飛び上がると、ナギさん達を無視するようにほぼ全ての水の触手がこちらへ集まってくる。


「来い!! 捕まえられるもんならなぁ!!」


 背中のマントで抱えたルーネとハンナさんをしっかりと背中に固定させる。

 二人はまだ悪魔の魔力の影響から立ち直れていない。

 二人を守りつつ、四方八方から襲い掛かってくる水の触手から全力で逃げる!!



 悪魔の魔力というのは予想以上に面倒なものだと思い知った。

 幻影魔法という魔法を持つ特性上、私には精神に影響を与える魔力は効きづらいはずなのにこうまで惑わされるなんで思いもしなかった。

 いや、多分罠として用いられた魔力の濃度が強かったというのも理由の一つだろうけど……ようやく霞がかった思考が直ってきた。


「……う、ウサト君ですか?」


 この無駄に穏やかな気分になる治癒魔法の波動と背中は間違いなくウサト君のものだ。

 なぜ? とは思うけど多分悪魔の魔力に惑わされている私を闇魔法のマントで運んでくれているのだろう。

 ものすごく揺れてるけど。

 もうぐわんぐわん振動と風で大変なことになっているけど?

 色々と嫌な予感を感じ取りながら私はゆっくりと目を開ける。


「ぎゃあああ———!?」


 自分の口から信じられない悲鳴が溢れた。

 だっていつの間にか身体をウサト君の背中に固定されたまま空を飛び回っているのだから!!

 これで叫ばない方がおかしい!!

 というよりどういう状況ですかこれ!?


『ウサトさん!! 後ろ、もう全方位からきてます!!』

「対応する!!」


 周囲から襲い掛かる謎の水のなにか。

 タコの足を思わせるそれは数えるのも億劫なほどの本数を伴って空を飛ぶ私達へ襲い掛かろうとする。

 ウサト君は私とルーネちゃんをのせたまま急加速し、速さのみで引き放しながら———方向転換と共に掌からいつもの爆発する魔力弾を投げつける。


「やっぱり足止めだけで精いっぱいだな!!」


 爆発し、水の触手を散らしはするけどすぐに再生してしまう。

 彼は舌打ちをしながら回転するように四肢を振るい、水の触手を叩き落とし———その右の掌から緑の衝撃波を放出した。


「大本をなんとかしなきゃ永遠に追ってきそうだな……ん?」


 そこでウサト君が背中にいる私に気づく。


「ハンナさん! 気が付きましたか!!」

「気が付きましたか!! じゃないですよ!? 意識が朦朧としている間になにがどうしたらこんなド修羅場に陥っているんですか!?」

「ッ、説明している時間が惜しいので、まずはルーネを頼みます!!」

「は!?」


 ウサト君の指摘に我に返って腕の中を見ればうなされたように眠っているルーネちゃんが。

 この子も私と同様に振り落とされないように闇魔法で固定されているけど、悪魔の魔力に影響されて気を失ってしまったんだろうか?

 うなされ、苦々しい表情を浮かべたルーネちゃんはみじろぎしながら何かを呟く。


「ママ……」

「はい。私がママです」


 いつもは母呼びなのに実はママ呼びなのは犯罪なのでは?

 なので私が捕まえました。


「ふははは!! その程度の速さじゃ僕は捉えられないぞ!!」


 ———ッ、ウサト君の無駄に迫真の声で我に返る。

 あ、危ない危ない、後戻りできなくなるところだった……。 


「ウサト君!! 早く脱出しましょう!!」

「いいやまだ時間を稼ぐ!!」

「時間を稼ぐ……!?」


 不意に反転したウサト君が背中にいる私に———湖の中にある遺跡を見せる。

 あれは……なるほど、そういうことか。

 遺跡に向かっているのはカンナギとコーガ君が率いる隊の面々。

 彼女たちが襲われないようにウサト君が囮を買って出たってことか。


「じゃあ、私とルーネちゃんはどうしてここに?」

「……すみません!!」


 ……。ここで文句を言うのは簡単だけど、彼の性格上真っ先に私とルーネちゃんを安全な場所に移そうとするのは分かっているのでどうしようもない状況だったのだろう。

 変に言い訳しないあたり損な性格をしているなとは思うけど。


「———ッ」


 追いすがる水の触手を躱しながら空を飛ぶウサト君。

 衝撃波で方向転換をするという荒業を使いながら移動する彼の動きに、水の触手は物量という力で捕まえようとする。


「……これならどうだ!」


 急上昇した彼が上にやや大きめの魔力弾を放り投げる。

 そのすぐ後に彼は全身にうっすらと纏わせていた魔力を消し、闇魔法での浮遊をやめる。

 そのまま落下する彼を追い抜いた水の触手が誘われるように魔力弾を追うが———いきなり向きを変えて、落下するウサト君へと狙いを定める。


「チィ!! 面倒くさい!!」


 再び浮遊したウサト君が魔力の衝撃波で一気に加速する

 魔力に優先して飛びつくけれど、人型のものを見分けられる程度の知性はあるってこと?


「ッ、そうか! 治癒残像拳!!」


 なにかに気づいた様子のウサト君が治癒魔法を全身に覆い、そのまま魔力の衣を脱ぎ捨てるようにその場に残す。

 今どうしてその技を? と思ったその直後にウサト君の背中にいる私の視界に———魔力の残像に一斉に殺到する水の触手の群れが映り込む。


「残像に攻撃を仕掛けてる……?」


 ウサト君は飛行しながら次々と魔力の残像を残していく。

 変なところで変な技が活躍しているのでなんともいえない気持ちになる。


『あの水、ウサトさんの魔力を帯びています!!』

「と、いうことは!!」


 確かにキーラちゃんの言う通り、ウサト君の魔力に晒され続けた水の触手にはうっすらと緑色の魔力を帯びている。

 少し時間が経てば消滅してしまう程度の魔力。

 それを目にしたウサト君は、突如としてぐぃん!! と方向転換をするとあろうことか自分から水の触手へと突っ込んでいく。


「ちょ、ちょちょちょちょ!? ウサト君!? なんでわざわざ突っ込んで———」

「系統強化ァ!!」

「治癒魔法の系統強化をする声じゃない!?」


 思いっきり意味不明なことをするウサト君は、緑色に光り輝くその手を水の触手に叩きつける。

 瞬間、言葉にできないほどの衝撃が私達へと叩きつけられた。


「———ッ!!??」


 今度は悲鳴も出なかった。

 ぐるんぐるんと空へと舞い上がりながら回っていたウサト君の身体が空中で制止する。


「全体に帯びた系統劣化の魔力が連鎖した、感じかな。一掃はできたけれどまだ再生しちゃうだろうな」

『す、すごい衝撃でした』


 どういうことですか。

 冷静に眼下の湖を見下ろしていたウサト君が背中の私に声をかけてくる。


「ハンナさん、大丈夫ですか?」

「うさとくんなんてきらいです……」

「あ、あはは……」


 年上にも関わらず半泣きになってしまう。

 今この腕の中にルーネちゃんがいなかったら私はウサト君に何をしていたか分からなかったことだろう。


「……。コーガ達は無事に遺跡に入れたようだな」

『どうしますか? ウサトさん』

「僕達も行こう」


 ……普通に考えれば私達も遺跡に入ることになるだろう。

 でも遺跡はあの水の触手が護っているし、普通の手段では入れそうにない。

 まあ、ウサト君ほどの突破力があれば話は別だけれども。


「魔力に食いつくというので私が魔力弾を操り囮にさせます」

「助かります」


 思えばこの探索隊の面々で魔力弾主体で戦う人は私とウサト君くらいしかいない。

 私も、これまでお荷物だった分仕事くらいしないといけない。


「水中に入る直前にハンナさんとルーネはマントで包みます。水が漏れるようだったらキーラを通して僕に伝えてください!! では、行きま———」

『待ってください!!』


 キーラちゃんがマントを大きく広げると、ビュゥゥー!!何かを吸い込むような音がマントから発せられる。

 その音に首を傾げると、着ているマントの襟の部分が顔の下半分を覆う仮面のような形状に変形する。


「これは……」

『空気、いっぱい吸い込んでおいたので! もしかしたら水の中で息ができるかもしれません!!』


 最初に聞いた時から割と思っていたことなんだけどキーラちゃんの魔法って利便性やばすぎませんか?


「君がいてくれて本当によかった……!」

『お礼は後です!! 速く皆さんを追いましょう!!』

「ああ!!」


 私達を背負ったウサト君がその場で急上昇し、高度を確保してから一気に加速する。

 その際に彼はおもむろに中にいくつもの小さな魔力弾が詰められた魔力弾を投げ捨てるように空中に置いていく。


「え、ウサト君、なんですか今の———」

「治癒拡散弾」


 背中にいる私の視界に魔力弾の爆発が映り込む。

 あふれ出す衝撃波から、弾けるように魔力弾が空中にまき散らされ、それを水の触手は引き寄せられるように追っていく。

 さながら流れ星のように落ちていく魔力弾を目にした私はもう驚く気力すら湧かなかった。


「……」


 この時、私はネアさんの気持ちがものすごく理解できた。

 なにをするか分からないってのは敵からしても嫌だが、味方からしても精神的に厄介なものだと思い知らされてしまったからだ。


「やっぱりウサトくんはきらいです……」


 そう言いながらも私も魔力弾を周りに放ち彼のサポートをしておく。


「衝撃に備えてください!!」

「言われなくても分かってますよぉ!! もうっ!!」


 やけくそ気味に叫ぶと、私の視界は闇魔法のマントに覆われた暗闇に包まれる。

 水に落ちる音。

 心配はない。

 正直、不安もあまりなかった。

 なにせ私達の背には、怪物のようにしぶとい治癒魔法使いがいるのだから。

毒されていくエルと、空中で好き放題しだすウサトでした。

そしてツッコミ役を一人任されるハンナさん……。


今回の更新は以上となります。

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― 新着の感想 ―
[一言] ハンナが可哀想すぎるので、良い酒でも飲ませてあげてください。 ウサトのお酌付きでw
[良い点] 空中で質量のある残像で触手を翻弄するウサトF91。(笑)
[一言] アニメ化おめでとうございます!!
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