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治癒魔法の間違った使い方~戦場を駆ける回復要員~  作者: くろかた
第十四章 出張救命団 魔王領編
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第三百十九話

お待たせしました。

第三百十九話です。

 アルクさん達と別れた僕とネアはハンナさんの案内の元、魔王のいる執務室へ連れてこられた。

 以前、来た魔王城の時とは違い、そこそこ広いくらいの部屋のテーブルには、書類に目を通している魔王が座っており、その傍らには助手のように立っているシエルさんもいる。


「来たか、シエル」

「ウサトさん、こちらにどうぞ」

「あぁ、ありがとうございます」


 どうやらハンナさんは扉の外で待っているようで、僕だけが執務室に入り用意された椅子に座る。

 僕が座ったことを確認した魔王は椅子の背もたれに体を預けると、呆れた表情を浮かべる。


「お前は何かしら面白いことをしなければ行動できないのか?」

「いやいや、違うんです」

「何が違うんだ。お前が突然空を飛んだことは事実だろう?」


 くっ、確かに事実だ。


「傍目で見れば、都市を飛び回る変な治癒魔法使いよね」

「ネア、真実は時に人を惑わせる。覚えておいた方がいい」

「貴方の場合、嘘より真実の方が信じられないことしてるのが多いしね」


 このフクロウ、僕に恨みかなにかあるのかな?

 的確なカウンターを叩きこんできたんだけど。


「空を飛ぶ、か。これはまた希少な能力に目覚めたようだな」

「やっぱり珍しいんですね」

「風の魔法で宙に浮くことは可能だ。だが自由自在に、それこそ固有の意思を持って“飛ぶ”というのは興味深い。……闇魔法に目覚めた子供が空を飛ぶことを願う時点で、驚嘆すべきことだ」


 空を自由自在に飛ぶってだけでオンリーワンな魔法だからなぁ。

 物理的な攻撃力はないけど、どこにでも移動できるという点では破格の性能と言えるはずだ。


「……前と比べると、大分小さい建物になりましたね」

「今となっては城ほどの大きさは不要だからな。城のままだと部下にいちいち階段を登らせなければならないので手間だ。それならば、これぐらいが丁度いい」


 あー、前の大きな城だと階段の上り下りが大変そうだ。

 それならこれくらいの屋敷の方が情報の伝達とかが速くてやりやすいのだろう。


「それで、だ。ようやくお前がここに来たわけだが、当然いろいろとやってもらうことがある」

「はい」


 そのためにここに来た。

 背筋を伸ばして魔王の声に耳を傾ける。


「まずはこの都市にいる者たちと交流しろ。悪魔と呼ばれることは一向に構わんが、“魔族に対して友好的な人間”であるお前と関わらせることが重要だ」

「了解です」


 悪魔と呼ばれることには一向に構わなくないけど、どんどん交流していかなくちゃな。

 ウルルさんもアルクさんというコミュ力の高い人たちもいるので、そこまで心配はないけども。


「次は、魔王領と獣人の領域の間の“魔物の領域”の探索だ」

「ああ、それはコーガから聞きました」

「では話が早い。お前は探索隊の一員として探索に同行しろ」

「あ、そのことなんですけど」

「なんだ?」


 つい先ほどのコーガとの会話を思い出し、話を切り出す。


「コーガに探索隊の方々の訓練を頼まれたのですが、僕が指導してもよろしいでしょうか?」

「……ふむ。救命団の訓練か。なるほど面白い。ならばさらに募集をかけて人員を増やそう」

「よろしいのですか?」

「ああ、存分にふるい(・・・)にかけるといい」


 あっさりゴーサインをいただいてしまった。

 魔族の人たちに救命団式の訓練かぁ。

 最初の頃のフェルムは鎧に頼りっきりで貧弱だったけれど、元兵士さんとかいるだろうし僕もそれなりのペースでできるかもしれないな。


「ク、クク、楽しみだなぁ、訓練」

「悪い顔ねぇ……」


 フェルムを救命団に入れたときのローズがどうして楽しそうだったのか今なら分かる気がする。

 普通の人とは異なる身体能力を持つ魔族の訓練。

 どんな訓練メニューを組むか、今から考えるのが楽しみでしかないな。


「シエル、見たか? あれで自覚がないのだぞ?」

「訓練であそこまで邪悪な笑顔を見せる人って初めて見ました……」


 おっと、話に集中しなければ。

 我に返り、魔王へと向きなおる。


「他にも頼みたいことがあるが……まあ、それは私個人からのものだ。この場で言う必要はない」

「そう、ですか?」

「ああ」


 魔王個人の頼みとかちょっと怖いんだけど。

 そこで話が一段落したのか、張り詰めた空気がやや緩やかになる。

 すると、魔王の傍にいたシエルさんが僕に声をかけてくる。


「キーラちゃんはお元気でしたか?」

「ええ。今もこの館の外で僕のことを待ってくれているようです」

「それはよかった。遺跡で会った後、気にかけていたので……」


 そういえばシエルさんとは遺跡で初めて遭遇したんだよな。

 まさか魔王の侍女だとは思わなかったら普通にびっくりした。


「この際、お前に闇魔法使いの子供を何人か預けてみるか?」

「ははは、面白い冗談ですね」

「ああ、面白い能力に目覚めそうだ。ついでに愉快なことにもなりそうだ」

「冗談ですよね……?」


 今は無理だと思うんですけど。

 そもそも僕が闇魔法使いの子供の心を開かせることができるか分からないし。


「ふむ、いつになるかは分からないが試してみる価値はあるだろう。なにより、これまで問題視してきた闇魔法使いの安定と自立にも繋がるだろうしな」

「そんな簡単にいくでしょうか……」

「少なくとも二人の成功例は出しているだろう」


 フェルムとキーラのことか……。

 うーん、キーラはともかくフェルムは救命団で更生したような感じだし、僕はそれほど影響していないと思うんだけど。


「そもそもお前はな」

「はい?」

「闇魔法使いは依ぞ……なつきやすい性格をしている」


 ……うん?


「今、何か言いかけませ———」

「お前のような闇魔法使いと心を通わせた例は今までになかったことだが、私なりに推測を立てたのだ」

「推測?」


 なぜか誤魔化されたような気もしなくもないけど、魔王はいったいどんな推測を立てのか?


「多くの闇魔法使いはな、同族に対する苦手意識、拒絶ともいえる認識を持っている。最も信頼する存在である両親に裏切られた経験が、彼らの他者への不信感を増長させ、それにより生まれた心の影が闇魔法として発現してしまう」


 フェルムの反転やキーラの人型の闇魔法がそれと考えてもいいのかな?

 でもそれがなんで僕になつきやすいって?


「僕が魔族じゃないからですか?」

「あくまで要因の一つではあるが。そもそも私が目覚める以前の魔王領の環境は酷いものだったからな……土地が荒めば、自然とそこに住む者たちの心も荒んでいくものだ」


 なんとなく、なつかれやすいってのは分かったけど、それだけじゃなぁ。

 そもそもキーラは僕が魔族に変装していたから、あまり関係なさそうだし。

 コーガは……あ。


「そういえばですね」

「なんだ?」

「ニルヴァルナ王国からの派遣団に第二王女の方がいることはご存じですか?」

「? ああ、酔狂かなにかは知らないがな」


 あ、よかったセンリさんのことは知っていたようだ。


「その人がですね。今、コーガを自分の婚約者にしようとしているようです」

「「……はぁ?」」


 まさかの魔王とシエルさんが同じ反応を返す。

 正直、僕も自分で言って同じ反応をしたかったが、そう暢気なことも言ってられない。


「ついでに僕も狙われてます」

「……いや、さすがにお前は色々話題を持ち込みすぎだろう? お前はなんだ? 常に女難に見舞われる運命にあるのか?」

「いやいや、これは僕のせいじゃないですよ!?」


 魔王にもそんなこと言われたらマジで泣きそうになるからやめて。

 割とこの人にドン引きされる異常事態に耐えられなくなる。

 一方で、シエルさんはわくわくした様子で話を聞く態勢に移っているが。


「まあ、しかし、ニルヴァルナの第二王女だろう? ……悪い話ではないな」

「どうやら強い人が好きなようです。コーガとも、お似合いだと思います」

「……」


 なんで僕を見て悩むそぶりを見せるんですか?

 その、コーガでも面白いがこいつでも面白そうだな……みたいな視線を向けるのはやめてほしいのですが。


「この件に関しては私は関わることはないだろう。お前を含めた当人たちの騒動を楽しむとするさ」

「コーガさんが苦労するってだけで大分面白いですねぇ……!」


 一応手遅れになる前に報告しておいたけど、問題にはならなさそうでよかった。

 ……いや、全然よくないけど。



 とりあえず、話を終えた僕は魔王のいる執務室を後にし、玄関にいるキーラと合流する。

 この後、アルクさんとウルルさん達のいる宿舎に移動するわけだが、どうにもセンリさんと共に移動したコーガのことが気になったので、彼の様子を確認するために近くにあるという訓練場へと向かうことになった。


「貴女、そういえばなんでウサト君と一緒にいるんですか? 見たところ、その……闇魔法使いのようですが」

「ウサトさんは私の闇魔法の先生ですから……!」

「彼は治癒魔法使い? だと……いえ、うーん……そうなんですか、先生なんですか」


 ハンナさん、どうして治癒魔法使いと訂正しようとして結局考えを改めるんですか?


「すみません、寄り道するようなお願いをしてしまって」

「いえ。私もコーガ君が苦労する姿を見るのは楽しいので」

「……」


 なんかコーガがかわいそうになってきたんだけど。

 なんであいつシエルさんやハンナさんにまでこんな扱いなの……?

 嫌われているってわけじゃないのは分かるけど……。


「ねえ、このまま向かったら貴方も巻き込まれるんじゃないの?」

「ああ、恐らく僕を見たコーガは速攻で僕をスケープゴートにするだろうな……」


 その時は僕も同じことをして反撃するが……。


「模擬戦で怪我でもしたら大変だから治癒魔法使いの僕がいた方がいいと思って」

「……そういうところは真面目よねぇ」


 他にも気になることもあるしね。


「僕個人としては、婚約決闘で無敗を誇るセンリ様の実力が気になる」

「いつの時代の決闘ですかそれ。ん? でもその婚約決闘で無敗ってことは、それって……」

「ハンナさん、世の中には頭で分かっていても口では言ってはいけないことがあるんです……」

「……あっ、はい」


 軒並みいる婚約候補を打ち倒し、いつしかその候補すらも現れなくなってしまったのが今のセンリ様だとすれば、あの必死さも分かる。

 でも、センリ様って先輩とそんな変わらない年頃なんだからそこまで焦る必要はないと思うんだけど。


「あ、あれじゃないですか?」

「うん?」


 キーラが指さした方を見ると、そこには広い訓練場とちょっとした人だかりを見つける。

 ヘレナさんとニルヴァルナの人たちもいることから、コーガとセンリ様はあそこで戦っているようだ。


「「……」」


「向かい合ってますけど、動きませんね」


 コーガはいつものように右拳を前に出しいつでも前に踏み込めるような構えだが、一方のセンリ様は両の掌を軽く掲げ、足を半歩ほど開いているだけだ。


「……センリ様はカウンターを狙っているのか」

「投げ技が得意なのかしら? 貴方と握手した時もそうだったし」

「いや、違うな。———動くぞ」


 最初に動いたのはコーガ。

 一瞬の踏み込みでセンリ様の背後に移動した彼の手刀が首元に迫る。

 しかしそれを後ろへ振り返ると同時に躱してみせたセンリ様の最短距離を穿つ拳がコーガの無防備な顎へと放たれる。


「!?」


 手刀を止め、ギリギリで拳を避けたコーガが後ろへ下がると、呼吸を整えるようにゆっくりと拳を引いたセンリ様が、同じ構えを取る。


「言ったはずです。手加減は無用と」


 あれが、ハロルド様とオウカ様の言っていたニルヴァルナ第二王女。

 話に聞いた以上に強いな。


「……ハッ、こりゃとんでもねぇお姫様だ。気に入ったぜ……!」

「え、今、結婚してくれるって言いました!?」

「一言も言ってねぇよ!? どんな耳してんだ!?」


 言動はちょっとやばすぎるけど。

 しかし、さっきの攻防でコーガもやる気になったようだ。


「お望み通り、こっからそれなりの力でやってやる。怪我しても文句言うなよ!!」

「私とて、ニルヴァルナの女。傷を負うことに戸惑いを抱くようでは、未熟の一言……!! 遠慮せずにかかってきなさい!!」

「面白ぇ!!」


 啖呵を切りあいながら再び戦いが始まる。

 コーガが攻撃を繰り出し、それを流すようにいなしたセンリ様がカウンターを狙う。

 しかし、それだけではなく切り替えるようにセンリ様が構えを変えると、その戦い方はより強気なものへと変わる。


「ふんっ!」

「おいおい、これが王女様の戦い方かよ!」


 腕で蹴りを受け、逆につかみ振り回す。

 そのままセンリ様が投げ飛ばされるが、彼女は空中で見事体勢を整え地面へと着地し———同時に、間髪をいれずにコーガへと向かっていく。


「うえぇ、魔法なしとはいえコーガ君と戦えるのってとんでもない人間ですね」

「ええ、そうですね……!」

「いや、貴方がいうのは違うような気がします」

「そうよ、貴方初めてコーガと戦った時、あれ以上にやばい動きしてたじゃない」


 なんでこの流れで僕にツッコミが来るの?

 しかし、センリ様の今度の動きは常に次に繋げることを考えているものだ。

 流れるように攻撃し、相手に考える隙も与えずに連撃を繰り出す。

 相手の挙動すらも誘導する経験に裏付けされた戦法だ。


「……」


 口元に手を当て、コーガとセンリ様の戦いを目で追っていく。

 白熱していた戦いも徐々に終わりが見えてきたようで、最後はコーガが繰り出した拳が、センリ様の鼻先で止められたところで勝敗が決着する。

 息を乱し、座り込むセンリ様から拳を引いたコーガは、額をぬぐいながら笑みを浮かべる。


「あんたやるな。だが、まだまだ俺には及ばないようだ」

「……」

「ま、これで諦めてくれ」


 俯いたまま何も口にしないセンリ様にコーガが首を傾げる。

 これといって怪我をした様子はなかったけど……ちょっと心配だな。


「ちょっとコーガのところに行ってきます」

「……騒ぎを起こさないでくださいよ?」


 ハンナさんとキーラから離れてコーガの元へ近づく。

 僕を見つけたコーガが、未だ反応を見せないセンリ様の傍で晴れ晴れとした表情を向けてくる。


「お、ウサト。結構強かったぜ、このお姫様。まあ、今は負けてショックを受けてるようだが、これで諦めてくればいいんだが」

「はあ、お前という奴は……センリ様、大丈夫ですか? 治癒魔法が必要なら、僕の掌に手を乗せてください」


 さすがに王女様に断りもなしに触れるのは駄目だと判断したので、治癒魔法を纏わせた手を差し出す。

 すると、無言で僕の掌に手がのせられたので、治癒魔法をかける。

 ……ん? こんなに強く握りしめる必要あるか?


「フ、フフフ……」

「センリ様?」

「次は、ウサトさんですね」

「ひぇ……!?」


 ローズの威圧とは別種の恐怖に苛まれる。

 なんでこの人、恍惚としているんだ……!?

 あれか? 自分を負かしてくれる人と出会ったからか!?

 それで勢いのまま僕とも手合わせしようとしているのか!?


「おい、コーガ! っていねぇ!?」


 助けを求めようとしたコーガは既にその場にはいない。

 あいつ逃げやがったな!? てか、ある意味あいつが今の状況で一番逃げちゃいけないやつじゃん!?


「くっ、この手だけは使いたくなかったが……ネア、人の姿になってくれ……!」

「え、なんで? なにするつもりなの……?」

「なんでもいうこと聞くから早く……!!」


 しょうがないとばかりにフクロウから少女の姿へと変わったネア。

 僕は空いた手でネアの肩に手を乗せ、迫真の表情で最後の手段を使う。


「こいつ、妻なんです……!」

「……ひゅっ!?」


 ネアが時々やる冗談。

 僕としてもあまり使いたくはなかったが……どうだ……?

 硬直したネアを見た後に、恐る恐るセンリ様を見ると彼女も目を虚ろなものにして僕を見上げている。


「……ダレノ?」

「ぼ、僕の、です」

「……きゅう」


 倒れた!?

 慌ててセンリ様を支えると、この場にヘレナさん達がやってくる。


「ヘレナさん! センリ様が……」

「あー、多分、心配ないと思います。これ、トラウマが出ちゃっただけでしょうから……」

「トラウマ……?」

「うちの王女様には色々あるんですよ……。ホント、ご迷惑をおかけしてしまって申し訳ありません……」


 そう言って頭を下げたヘレナさんがセンリ様をおぶると、そのまま宿舎のあるであろう方向へと向かって行ってしまう。

 本当に嵐みたいな人だったな……センリ様。

 しかしトラウマとはいったい……。


「ねえ、ウサト……!」

「ん?」


 固まっていたネアがようやく我に返ったのか、顔を真っ赤にさせながら詰め寄ってくる。


「いや、ネア。さっきのは本当に悪いとは思ってるよ。でも、君も同じようなことを何度も———」

「このこと絶対にアマコとフェルムとかに言わないでちょうだいね……!?」

「え?」

「私の命が惜しかったら! いい!? 分かった!?」


 どういうこと……?

 今のやり取りの話をしたら、ネアになにかしらの危険が及ぶの?

いざ自分がやられると物凄く狼狽えるネアでした。

コーガ、完全ロックオン。


次回の更新は明日の18時を予定しております。


※今月、コミカライズ版『治癒魔法の間違った使い方』第七巻が発売されることになりました。

発売日は10月26日を予定しております……!


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[一言] まあでも、先輩と甲乙つけがたい位お似合いだと思うわネアw
[一言] まあでも、先輩と甲乙つけがたい位お似合いだと思うわネアw
[一言] ネアはアマコとフェルムにバレる事を恐れてるけど犬上先輩(一応ヒロイン)は問題視してない辺りで関係性(力関係)がよく分かる
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