第二百九十八話
お待たせしてしまい本当に申し訳ありません。
第二百九十八話です。
ヴェリナス王国のリグナス。
本当にとんでもない男だったがニルヴァルナ王国の戦士長、ハイドさんの介入によりなんとか場がおさめられた。
僕個人としてはもう二度とリグナスとは関わり合いになりたくはないが、ここに滞在しているうちはまた遭遇する可能性を考えなければならない。
……フラナさんとハヤテさんに注意しておくか。
もしものことがあってからじゃ遅い。
ここに亜人が来ることを認められてはいるものの、その立場は依然として良くはない。
「まあ、やってしまったことは仕方がない。ヴェリナス王国がどう出るかは分からない以上、ここで悲観しているのも時間と体力の無駄だ」
「こういう時、めっちゃ前向きですよね、戦士長」
そんな会話をヘレナさんとしたハイドさんは、気を取り直してこちらへ向き直る。
「厄介なやつに絡まれていたな、ウサト」
「助かりました。ハイドさんが介入していなかったら、あのまま彼と戦うことになっていましたから」
「君の戦いは色々な意味で派手だからな」
フェルムの闇魔法の同化と使い魔としてのネアの魔術は、普通の人間が扱う技じゃないしな……。
下手をすれば、魔族扱いする人も出てくるかもしれないし、戦うことがなくて正解だった。
「ボクは別にそのままぶん殴ってもいいと思うんだけどな。むかついたし」
「殴って済むような問題じゃないのが、難しいところなのよ。相手は一応、護衛として連れてこられた騎士らしいし」
「そーいうもんなのか」
「そういうものよ」
ネアとフェルムの会話を耳に苦笑していると、ハイドさんが僕の近くに立っているコーガに目を向ける。
僕はすぐに誤解がないように魔族のコーガを、ハイドさんとヘレナさんに紹介する。
「おや、そこの君は」
「ああ、彼はコーガ。元魔王軍の軍団長だった奴です」
「あー、どうも」
コーガがやや気まずげな様子で挨拶をする。
割とまともな対応をするコーガに地味に驚いていると、ハイドさんがおもむろにコーガに近づく。
「ついこの前までは敵ではあったが、この場においては同じ立場だ。ふむふむ」
「お、おい……!?」
いつしか僕にしたようにその大きな手でコーガの両肩に手を置いたハイドさんは、そのまま目を細めて満足そうに微笑む。
「君とも仲良くできそうだな!!」
「いや、なにが!? どういうことなんだよ!?」
どうやらハイドさんの筋肉チェックに合格したようだ。
とりあえず、困惑するコーガの肩に手を置き話しかける。
「よかったな、コーガ」
「なにが!? 俺は一体なにをされたんだ!? 謎の仲良し判定を受けたんだが!?」
「それはそうと、ハイドさん。カズキには会いましたか?」
「説明しろよ!?」
コーガに襟を掴まれ前後に振られながらハイドさんに質問を投げかける。
どちらかというと、ニルヴァルナ王国はカズキと縁が深い国だ。
「ああ、陛下がロイド様の方に伺ったからな。なにか大きな決断を乗り越えたと見える。凛々しい顔をしていたよ。まあ、それは君にも同じことが言える」
「ははは……」
相変わらず色々見てくれているなぁ。
諦めたように肩を下ろすコーガから解放される。
「陛下が君に興味を抱いていたぞ。……いや、正確に言うなら、より強く、というところか」
「ニルヴァルナ王国の……王様ですよね」
「前回の四王国会談後から、あの方は君に興味を抱いていたんだ。カズキと同じ異世界人、ローズの弟子、そして他ならぬ俺の報告によってな」
「てか、戦士長のせいですよね」
ヘレナさんが鋭いツッコミをするが、ニルヴァルナ王国の方に注目されることはある意味で分かっていたことなので素直に受け入れる。
四王国会談の時に、カズキにも言われていたことだしね。
「さきほどの君の戦闘も見ていたぞ。とても楽しんでおられたよ」
「……ははは、恐れ多いです……」
しかし、この場をおさめるように指示してくれたことは素直に助かった。
……もしかして、魔王に恩を売るため……?
いや、それは考えすぎか。
「ウサト、このすぐ後に、魔王に挨拶をしに来る。すまないが、そのことを魔王に伝えてもらってもいいかな?」
「コーガ、大丈夫だよな?」
「ああ、むしろ魔王様は歓迎するだろうしな」
コーガに確認をとってからハイドさんとヘレナさんの方を向く。
「では、了解しました」
「よし、では一度戻ろうか」
そこで一旦、ハイドさん達を別れた僕達は魔王に伝えるべく一旦訓練場から客席へと足を運ぶ。
「お前、意外と社交性があるんだな」
「いや、社交性というほどでもないよ。……まあ、すごい人達と知り合いなのは自覚してるけど」
たくさんの人と知り合いってわけじゃないんだよな。
他国の知り合いの方が、ほぼ凄い立場にいるような感じだ。
「変人ホイホイだからな」
「人たらしだからでしょうね」
「君達あとで足裏・治癒ツボ指弾の実験台な」
「「えっ?」」
後ろについてきているフェルムとネアにそう言い渡す。
「お前という奴は本当に面白い動きしかしないな、ウサト」
騒ぎを終え、客席に戻るなり滅多に見せることのない笑顔の魔王が僕にそんな言葉を言い放った。
煽りにも思える言葉に、額に青筋を浮かべた僕は平静を装う。
「す、すみません……」
「いいや、褒めているのだ。疑似餌としての役割を全うし、その上で無礼極まりない輩を懲らしめた。まったく……これ以上にない良い見世物だったぞ。ハッハッハ」
「ッ!」
拳を固めて音もなく動き出した僕をコーガと先輩が止めてくる。
「お、おおお落ち着け、ウサト!!」
「ウサト君、落ち着いて!?」
「離せぇ! 僕はこの男をもう一度ぶん殴らなければならないんだ!!」
「ハッハッハ」
「魔王様、楽しそうですね……」
一先ず落ち着き、深く深呼吸をした僕は先ほどの会話の内容を魔王に伝えることにした。
「魔王、今からニルヴァルナ王国の国王様が訪ねてくるそうです」
「ああ、聞いている。私はここで待つことにしよう。次は、アーミラとイヌカミがやってもらおうか?」
僕とコーガの次は先輩とアーミラさんか。
正直、満足な模擬戦ができたとはいえないが、こればかりはしょうがないか。
「先輩、あまり羽目を外さないように」
「大丈夫、ウサト君を見習うさ……!」
「さっきの僕は一番駄目な例なので真似しないで……」
無駄にドヤ顔の先輩に注意すると、彼女はフッと笑みを零し人差し指を立てる。
「冗談、イヌカミジョークさ」
「先輩……僕より面白いことを言わないでください」
「いえ、全然面白くないわよ……?」
くっ、僕のオーガジョークの上をいかれてしまった……!
数少ない持ちネタが奪われたことに、悔しく思いながら二人を見送る。
「じゃ、アーミラ、行こうか」
「ああ、ちょっとくらい斬ってもお前なら大丈夫だろう」
「……冗談だよね? ねえ!? アーミラ!? アーミラさん!? なんで私と目を合わせてくれないのかな!?」
アーミラさんも鬱憤が溜まっていただろうから、この機会に発散してくといいんだけど。
すると、先輩達と入れ替わる形でこの場に新たな人物がやってくる。
やってきたのは、身長が高く、体格の大きい初老の男性であった。
その男性の後ろには、ハイドさん達がいることから、彼がニルヴァルナ王国の国王だと僕はすぐに察しる。
「貴様が件の魔王か。中々の面構えだ」
「ふむ、察するにお前がニルヴァルナ王国の王か?」
声をかけた老人に魔王も薄っすらと笑みを浮かべながら質問を投げかける。
「おうとも。俺がニルヴァルナ国王、ハロルド・ヴィン・ニルヴァルナだ。顔合わせのつもりで来たわけだが……なんだ、予想以上に人間っぽいな、貴様」
「他ならぬ人間にそう言われるとはな」
愉快そうに微笑む魔王に、豪快に笑うハロルド様。
思っていた以上に穏やかな会話をしていてびっくりした。
「そこの治癒魔法使いに用がある。少し話をしても構わんかな?」
「ああ、構わないぞ?」
僕の意思は……?
あまりにも短い会話を交わした魔王は、僕に向かうように会釈をする。
僕の役目は貴方の護衛なんだけどなぁ。
口でいっても聞いてもらえないのは分かっているので、大人しく話をしに行くか。
「……コーガ、ここは頼むぞ」
「しゃーねーな。不完全燃焼ではあるが、こればっかりはな」
ネアとフェルムにもここを任せようとすると、僕が口にするよりも速くフェルムが僕の身体に同化してきた。
「フェルム?」
『一応、ボクもついていく』
心配してくれているのかな?
ネアを見ると、彼女はここに残ってくれるようだ。
……コーガがいるなら大丈夫か。
さっきの騒ぎで僕以上に冷静に対処できていたし、信頼できる。
同化状態を団服の内側に隠すようにさせながら、僕はハロルド様とハイドさんについていき、その場を離れる。
「貴様が、リングル王国の治癒魔法使い、ウサトか。活躍はよく聞いているぞ」
「きょ、恐悦至極です……」
「はっはっは、そう硬くなるな」
ニルヴァルナという国風もあってかハロルド様は快活な印象を受ける。
そのまま、訓練場内に作られた個別の部屋のような場所に連れられ、高価そうなソファーに座るように勧められる。
部屋の窓からは訓練場内の様子が見えており、先ほど僕がいた客席の近くでは電撃と炎がちらほらと見える。
恐らく、先輩とアーミラさんが模擬戦をしているのだろう。
……ん? あれ大丈夫か? 本気でやってない?
「さて、話をしようか」
「……話とは、いったい」
「そうさな。まずは貴様の緊張を解かなければな。……オウカ」
「はい、父上」
ハロルドさんに呼ばれ出てきたのは、護衛の戦士達の中にいた僕よりも少し年上に見える少年であった。
頬の十字傷、日焼けした肌と、短く切られたオレンジ色の髪。
鍛えているのが一目分かる佇まいをした彼は、ハロルドさんの隣に立つ。
「我が息子、オウカだ」
「はじめましてだな。ニルヴァルナ王国、第二王子のオウカだ」
『……オーガ?』
「シッ、フェルム」
僕の中で小さくそう呟くフェルムを注意する。
聞こえてないからといって、失礼なことを口にするんじゃない。
……息子、ということは王族の方ということか。
失礼をしないように僕もしっかりと挨拶をしよう。
「リングル王国、救命団、副団長のウサト・ケンです」
握手に応じる。
しかしなにを思ったのか、僕と握手をした腕に力を籠めるオウカ様。
僕も自分の手が潰されないように、力を籠めて抵抗してはいるが、どういうことなのだろうか。
突然の握力に困惑しながら、自身の手とオウカ様の顔を交互に見る。
「あの……これはいったい?」
「これは駄目だな。びくともしない。噂に違わぬ剛力だぞ、父上」
「はっはっはっ」
驚きながらもどこか嬉しそうに、彼は父であるハロルド様に話しかける。
困惑する僕に気付いた彼は、申し訳そうにしながら握手した手を放した。
「オウカ様……?」
「すまない。失礼ながら少しばかし試させてもらった。何分、父上にするように言われていたからな」
「そうだったんですか……」
別に怒るほどのことでもない。
むしろ、気に入らないからちょっと試してやったぜ……みたいなことじゃなくて逆に安心したくらいだ。
「こう見えても、ニルヴァルナの戦士として力があることを自負していたわけだが、自信を失いそうだ」
「いえ、僕の専門のようなものなのでそこまで卑下しなくてもいいと思われます」
「……フフフ、なるほどこれが噂の治癒魔法使いか」
自身の握手した方の手を開いたり閉じたりして、笑みを浮かべている。
「どうやら、緊張も幾分か解れたようだな」
「……まさか、このために?」
「おうよ。ついでに息子を紹介しておこうと思ってな」
たしかに緊張も解れたような気がする。
目上の方ではあるがオウカ様は僕と年齢が近いからだろうし。
「さて、では改めて話をするとしよう」
「はい」
ソファーに座り直し、ハロルド様と向き合う。
彼は自身の顎髭に触れながら、最初に話しかけてくる。
「先ほど貴様の戦闘を見せてもらったぞ」
「あぁ、はい」
戦闘というのはコーガとか、それともリグナスのことか。
いや、あの注目具合からしてどっちもか。
「あの小僧に随分と手心を加えたな」
「……僕だけの立場ではないので、問題を起こすわけにはいきませんでした。その際は、本当に助かりました。この場で、改めて感謝いたします」
「戦士の名誉は尊ばれるべきもので、何者も汚していいものではない。リングル王国の騎士団は、一時は我が国の戦士団と戦場を共にした同志だ―――彼らの戦いに、敬意を払っているからな」
自然ともう一度頭を下げてしまう。
報われた、と勝手に思いはしないがそれでもせずにはいられなかった。
「なに、止めたのは小僧の言動が癪に障ったことと、貴様に恩でも売ろうという下心があってのことだ」
「父上は本当にそういうことを言う」
「はっはっは」
オウカ様の言葉にハロルド様は気分を害すこともなく、豪快に笑う。
なんとなくハロルド様の性格が分かってきたな。
嫌味な感じがしない、豪快な人のようだ。
「しかし、いつか貴様の本気の戦いというものを見てみたいものだ」
「……ははは」
『ボク、スズネと同化するのイヤだ』
同化込みだと、先輩、アマコ、フェルムとの同化が一番強い印象がある。
だけど、そこまでの攻撃力は必要ないだろうし、なにより相手が魔王じゃなければ命を奪ってしまう危険がある。
「こちらの話ばかりだな。貴様はなにか俺に話したいことでもあるか?」
「僕ですか? ……むぅ」
それなら、ニルヴァルナ王国にいる彼について聞いてみようか。
「一度ニルヴァルナ王国の治癒魔法使いに会ったことがあるのですが、ご存知でしょうか?」
「ふむ、治癒魔法使いを鍛える施設を作りはしたが、それも失敗に終わったからな」
以前の戦争で各国から派遣されてきた治癒魔法使い、ニルヴァルナ王国のゲルナ君。
彼に話に聞いた通り、救命団と同じ訓練をしようとして失敗してしまったようだ。
「ハイド、お前は知っているか?」
「ハッ、先の戦いにニルヴァルナから派遣された治癒魔法使いがおります。名は、ゲルナ。向上心が高く、今も治癒魔法使いとして努力を重ねている青年です」
ゲルナ君……。
よかった、彼も治癒魔法使いとして頑張っているんだ。
しかし思うのに、ニルヴァルナ王国は治癒魔法使いを育てる環境が整っていないと思える。
「ハロルド様。失礼なのは重々承知しておりますが、よろしいでしょうか?」
「ああ、構わんぞ」
このままでは同じ治癒魔法使いに辛い目に合わせるわけにはいかないので、ここは同じ治癒魔法使いとして、救命団の副団長として、いい方向に扱ってもらえるように伝えておいた方がいい。
「無理に僕達のような治癒魔法使いを訓練するべきではありません」
「ほう」
「むしろ、治癒魔法使いとしての本分を生かせる環境を用意していただければ、多くの人々のための力になるでしょう」
「……ふむ、お前とローズのような治癒魔法使いを求めること自体が間違っている、と?」
「その通りです。僕と団長は……その、えーと、突然変異とかそういうもののように思ってくだされば……」
言葉にしてから歯を食いしばる。
なにこれ自分で言うのすっげぇダメージ来る。
「おし、分かった。治癒魔法使いの育成についてはこちらからも手を尽くそうではないか」
「感謝いたします」
このまま他の国でも治癒魔法使いの扱いがよくなっていけばそれでいい。
なんか、昨今は救命団員の治癒魔法使いを量産しようとする動きが見られているらしいから地味に心配になっていたんだ。
「おい、父上」
「なんだ?」
「彼なら、いいんじゃないか? 強いし」
なにやら、オウカ様がハロルド様になにかを話しかけている。
「話は変わるが」
「はい?」
「俺には娘がいてな」
「俺の妹でもあるんだ」
「え、ええ?」
「お転婆で可愛い娘なんだ」
「ああ、少しやんちゃが過ぎるがな」
「……」
察した。
やべぇ。
ッッッで、王様って自分の娘を嫁がせようとするんですかッッ!!
なにがやばいって、兄であるはずのオウカ様も乗り気で、肝心の本人はここにいないってことだ。
それは駄目ですって。
「心配するな、我が妹は強い男が好きでな。だが、そのせいもあってか、この前なんてニルヴァルナ伝統の闘技場内の婚約決闘で、戦士団の婚約者候補が全員打ち倒されてしまってなぁ。あの子が力を認める相手がいないせいか、未だに嫁の貰い手がいないんだ」
「心配することばかりなんですけど」
「だが、お前なら安心だ。うん」
オウカ様やばい、ハロルド様より推してくるじゃん。
このままじゃなし崩し的に婿にさせられる可能性が……!?
「俺の義弟になれ」
やべぇ弟にされる……!?
しかも婚約決闘ってなんだ? あれかな、婚約する人を決めるために闘技場で戦うのかな?
まさか、そんな安直な伝統が……ニルヴァルナ王国ならありそう……!?
「自己鍛錬が大好きで、そういう気配がないからな」
「え?」
『おいッッ!! 自己鍛錬の言葉で傾くなよぉ!! それならボクもネアもやってんだろ!!』
ハッとしながら首を横に振り、冷静になるように努める。
しかし、改めて見ても追い詰められた状況には変わりない。
『また始まったか……』
『ウサト君、がんば……』
ハイドさんとヘレナさんは、気の毒そうな視線を送ってくるばかりだ。
『ウサト、出ろ。ここから、今すぐに!』
「出ろと、言われてもどうやって……!?」
口元に手を当て、隠して喋るがそれでもどうしていいか分からない。
ここで出るとか、失礼以外の何者でもないよ!?
何故か一瞬のうちに絶体絶命に追い込まれていると、不意に訓練場の方から、どごごーん! という大きな音が響いてくる。
強化されている窓を揺るがすほどの衝撃に、そちらを見ると訓練場の方では砂煙を立たせながら高速で動き回っている先輩と、その場から動かず彼女の振るう鞘に納められた刀を防いでいるアーミラさんの姿が。
互いに限られたフィールドを出ていない。
出ていないのだが、これは明らかにやりすぎだ。
「申し訳ありません。あれを止めてきます」
「……うむ、こればかりは仕方がないな。貴様との対話、中々に楽しかったぞ」
「妹の件は後にしようか」
できればここだけの話でお願いします……!
先輩とアーミラさんも止めなきゃいけないのはわかっているが、ある意味で彼女達に助けられた僕であった。
うまく疑似餌HITさせたウサトと筋肉検定に合格したコーガでした。
オウカは妹の婿候補を見つけてニコニコしています。
次回の更新は明日の18時を予定しております。




