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登場人物紹介+技一覧

登場人物紹介+技一覧となります。

紹介になりますが、ちょこっとだけネタなどをはさんでありますのでそこらへんを楽しんでいただけたらと思います。


というより、この主人公、第十章内だけで17個も技作ってるんですけど(ドン引き)

名前 グレフ

種族 魔族


魔王領を旅している変わり者の魔族。

旅の道中で拾った子供、ロゼ、ラム、そしてキーラの親代わりをしている。

魔族としては珍しく情に篤く、困っている者を見過ごすことができない熱血漢でもある。そんな性格が災いして苦労することが多い。

ウサト達が何かを隠していることはすぐに察してはいたが、長年の旅の経験から彼らが悪意を持っていないと分かっていた彼は、敢えてそれを指摘することはなかった。

ウサト達と別れた後、上機嫌なキーラを見て親離れも近いなぁとなんとも少し外れたことを思っており、彼女が自分の元を離れたいと切り出した時は、引き留めず温かく彼女を送り出してやろうと考えている。


名前 キーラ

系統 闇(自己防衛 → 破滅願望 → 守護)

種族 魔族


闇魔法を持つ魔族の少女。

幼少期に実の両親に嘘を吹き込まれ魔物の住む領域に送り込まれて以来、自身の闇魔法のみならず、自分自身すらも信じられなくなってしまった。

子供故に精神が幼いからか、彼女自身の闇魔法も非常に不安定であり、ウサト達が遭遇した当初は闇魔法が言うことを聞かずに勝手に動き出していた。

ウサト達との交流を経て精神的に成長し、自身の“やりたいこと”を強く意識した彼女の闇魔法は、マントへとその姿を変えた。

自分が独り立ちできるようになったら、リングル王国に向かおうと決心している。


闇魔法:守護

能力はキーラと彼女が護りたいと認識した対象を自動で防御すること。

キーラ自身が未熟なことから未だに勝手に動き出すことがあるが、大抵の攻撃は防御できる。

また、キーラ限定ではあるが空への飛行を可能にしており、小回りも効き、練習を積めば長距離の移動も可能。

これは『どこにいても会いに行く』という感情が形となった特性とも言える。

使い手であるキーラの次に、優先してウサトに取りつく傾向がある。

こちらは『しがみついででもついて行きたい』という感情が形となっている。

キーラ自身まだ幼いため、彼女が成長するにつれて、その闇魔法の特性が変質する可能性は十分にある。


名前 カンナギ(刀)

種族 無機物


勇者の刀から生まれた意識。

ファルガの記憶とカンナギの記憶の一部を併せ持つソレは、数百年の孤独に耐えながら、いつか外の世界に出ることを夢見ていた。

邪龍に突き刺した勇者の小刀の影響により魂レベルで汚染されており、魔族、魔王に対しての憎悪が並々ならないほどに増加してしまっている。

邪龍との戦いでウサトが勇者の小刀を引き抜いたことで、封印されていたカンナギはようやく外に干渉することが可能になり、その時ようやく彼女が初めて見る人間———ウサトを知るに至った。

長い間、孤独に耐えてきた彼女は、勇者の小刀が変質した籠手を通してウサトの旅路を見てきた。

それにより、自然に『自分も救ってほしい』と考えるようになり、彼が魔王領に入るタイミングで動き出した。

邪龍に影響された魂を切り離されたことから、魔族への憎悪も収まり正気に戻った。

形として外の世界に出れるようになった彼女は、結果として自分を救ってくれたカンナギとウサトに感謝し、魔王と戦うことに協力することに同意している。


彼女にカンナギとファルガの記憶こそあるが、その精神性は幼く、自分本位な面が強い。

最終的に本物のカンナギと魂を融合させたことで同一の存在となったが、簡易的な二重人格のうちの一人となり、ウサトにアタックをかけるために表のカンナギの身体を動かしたりしている。


名前 カンナギ(真)

魔法 予知魔法

種族 獣人(狐)


魔王が封印される以前の時代で、勇者の相棒を務めていた獣人の少女。

年齢は十九歳。

幼少期に魔王軍への囮にされかけたところを先代勇者ヒサゴに救われ、それを期に彼についていくことになった。

ヒサゴに対しては年齢的にも十以上は離れていたことから父親のように想っていた。

その時代にいた誰よりも、ヒサゴの身を案じ、彼に理不尽な言葉を投げかける人間達に怒りを抱いていた。

当時の彼女にとって、魔族も人間も、どちらも信用できない敵には変わりなかった。


アマコと同じ予知魔法を持っており、封印される以前は平行する世界の一部を見ることができていたが、邪龍に汚染された魂を引き離す際に、その能力も失い、今は普通の予知魔法しか扱えなくなってしまった。

系統強化は、平行世界を引き寄せる魔眼であり、発動する際には尋常じゃない魔力を必要とするため、視力を失う危険もあり迂闊に使うことはできない。


カズキとスズネを平行世界のウサトに会わせたため一時的に片目の機能を失っていた。

カンナギ(刀)と同化した際に、視力こそ戻ったものの、その瞳の色は紫色に変化してしまった。


数々の戦場を戦い抜いた彼女の戦法は、予知魔法による先読みを利用した剣術にある。

加えて、獣人としては破格の身体能力を有していることから、その実力はローズ、ネロと同等ともいってもいい。

封印される以前は平和と無縁なことに加え、(勇者が)親交を持った人間のほとんどに裏切られてきたので、まともな人としての生活を経験したことがほとんどなかった。

なので、何気ない普通のやり取りでさえもぎこちなく、特にスズネの異様ともいえるスキンシップに内心ではかなりビビっている。

ウサトの籠手を通して見てきた景色は、彼女にとって筆舌に尽くしがたいものがあり、カンナギ(刀)ほどではないが現在の外の世界に憧れを抱いていた。


スズネとは別ベクトルで恋愛事にはクソ雑魚同然なので、もう一人の自分がいつウサトに対して奇行に出るか恐々としている。




【カンナギ流一覧】


・【二ノ型】丑薙ぎ/丑穿ち

鞘と刀を同時に用いた打撃技。

カンナギの尋常ならざる身体能力があるからこそ発揮される技でもある。


・【六ノ型】惑巳断ち

不規則に揺らめく斬撃で相手を惑わし、晒した隙に斬撃を叩き込む技。

予知魔法で先読みした上での攻撃なので、回避するのは困難。


・【九ノ型】猿舞

攻撃ではなく歩法に近い。

フェイントを織り交ぜながら、緩急をつけた動きと、跳躍からの斬撃を繰り出す。

集団戦を想定した技。


・【十一ノ型】戌走り

こちらも攻撃ではなく歩法。

頭を垂れた状態で力を極限にまで溜め、全速力で敵に斬りかかる技。

人間離れした反射神経、または予知魔法による先読みが必要な技であり、それが備わっていない者が扱えば下手をすると自滅しかねない危険な技でもある。

一対一での戦闘を想定した技ではあるが、混戦した戦場を敵を切り伏せながら駆け抜ける時にも用いることができる。




【第十章、技紹介一覧】


・治癒弾力拳(第二百二十話)

弾力付与を纏わせた治癒パンチ。

弾力により威力は大きく減ったが、その分吹き飛ばす力が強い。


・魔力回し(第二百二十話)

魔法の基礎であり魔力の移動を突き詰めた技術。

高速で魔力を移動させることにより、右腕の籠手でしか作れない弾力付与を実践レベルにまで引き上げさせた。


・治癒弾き(第二百二十話)

弾力付与を手に纏わせることにより、より少ない力で攻撃を弾くことを可能にした技。

ウサトの反射神経と合わせることによって、その真価を発揮する。


・拘束・治癒弾き(第二百二十九話)

治癒弾きに拘束の呪術を付与させた技。

攻撃を弾くと同時に、相手の動きを阻害することができる。


・治癒跳躍拳(第二百三十二話)

弾力付与を籠めた拳で地面を殴りつけ、そのまま跳躍する。

魔力回しを介さないため、出が早い。


・治癒爆裂弾(第二百三十二話)

治癒爆裂波を弾力付与した治癒魔法で包み込み、魔力弾とした技。

相手に直撃することで爆発―――治癒魔法の粒子と衝撃波をまき散らす。

ウサト曰く「広範囲回復型の治癒魔力弾」


・治癒破弾拳(第二百三十八話)

弾力付与と系統発破を合わせた治癒パンチ。

治癒弾力拳で楔を打ち、その上から治癒連撃拳を叩き込むことで衝撃を奥へと通す。

その威力は邪龍の顔を大きく吹き飛ばすほど。


・僕達の友情パワー(第二百三十八)

闇魔法使いコーガを武器として使い潰し、あわよくば邪龍諸共倒してしまおうと考えたウサトが用いた手段。

時々裏切るけど、二人はナカヨシ。

戦闘スタイル的に最もウサトと相性がいいかもしれない。


・強化・治癒目潰し(第二百四十一話)

治癒魔法弾を目にぶつける技、治癒目潰しの発展型。

籠手の側面から魔力の衝撃波を発し、相手の視界を潰す。

範囲が広いのでわざわざ魔力弾を目に当てる必要がない。


・治癒破裂双掌(第二百四十一話)

両手で放つ治癒魔法破裂掌。

ウサト曰く「両手で撃てば威力は二倍」とのこと。


・治癒チョップ(第二百四十一話)

治癒魔法でのチョップ。

直撃と同時に魔力の暴発を叩き込む。


・治癒ラリアット(第二百四十一話)

治癒魔法でのラリアット。

弾力付与をしているので、直撃すれば弾力の反動により地面へと叩きつけられる。


・治癒拡散拳(第二百四十一話)

治癒飛拳の要領で放つ治癒魔法乱弾。

接近戦で放つ技なので、放たれれば避けるのは非常に難しい。


・ミニ治癒爆裂弾(第二百四十一話)

ピンポン玉サイズの治癒爆裂弾。

威力はそこまでないが、当たれば普通に吹き飛ばされる。


・治癒弾力弾(第二百四十一話)

弾力付与をした治癒魔法弾。

壁に当たると跳ね返るので、色々と応用が利く。


・大強化治癒目潰し(第二百四十二話)

強化・治癒目潰しをさらに広範囲にさせた技。

フェルムと同化することによって、上半身から魔力の衝撃波を放ち、至近距離にいる相手を怯ませることが可能。


・治癒六撃弾(第二百四十三話)

フェルムと同化することによって可能になった技。

自身の二つの腕と背中から生やした四本の腕から、六撃同時に治癒飛拳を放つ。

本編では放たれることはなかったが、魔力消費が激しく、確実に相手の意識を奪える状況でなくては使えない。

やろうと思えば、各腕から連続で治癒飛拳を放つことも可能。


・治癒八尺弾(第二百四十四話)

フェルム・ネア・アマコと同化することにより可能。

フェルムの闇魔法を変形させた大砲に治癒爆裂弾を入れ、その上にネアの拘束の呪術と耐性の呪術を付与。

確実に直撃させるべくアマコに相手の位置を予知させた後に、治癒飛拳で撃ちだす技。

内包された治癒魔法により殺傷能力は皆無に等しいが、かなりの衝撃波が伝わるため、直撃と同時に拘束の呪術で動きを封じられ、治癒魔法で癒されつつも、衝撃波に晒され続けることになる。

キーラ曰く「緑のお花さんみたいでキレイ」とのこと。




おまけ


【形態解説】

・キメラウサト(ウサトINフェルム+ネア+アマコ)


ウサトと同化しているフェルムが、さらにネアとアマコを受け入れた姿。

人間(?)、魔族、魔物、獣人の要素を併せ持つ、これまでの集大成とも言える形態である。

この形態になることで予知魔法で相手とウサト達の動きを先読みできるアマコが司令塔となるので、ウサトは目の前の敵に集中して戦うことができるようになる。


同化するにはフェルムから一定の信頼を得なくてはならないので、現状同化できることが判明しているのは、ウサト、ネア、アマコのみである。

同化する者によって扱える能力の組み合わせが変わる。


(例)スズネ+アマコ=予知魔法の先読みと雷獣モードの高速移動を使うウサト。


もちろん、デメリットもあり、ウサトとフェルムを除き三人以上と同化すると、同化が不安定になりウサトの身体に変化が起きてしまう。

ウサトはデメリットの内容を聞いて絶対に三人以上と同化しないことを心に誓っている。


想像していた二倍くらい技が多くてびっくりしました。

やっぱり予知魔法対策でぽこじゃが技作ったのが悪い。


次回から第十一章に入ります。

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