第二百三十三話
ちょっと早めの更新です。
今回は二日にかけて、二話ほど更新いたします。
全力でその場を飛び出し、のこのことこの場にやってきた魔王軍第二軍団長———コーガへの先制攻撃を試みる。
依然として砂煙が舞い、視界が覚束ないがさっきの声で場所は分かっている。
ならば、拳を叩き込むのは容易いことだ!
「食らえや、コーガ!!」
「あいさつ代わりだウサトォ!」
砂煙を払ったすぐ眼前に、コーガの姿が映り込む。
一メートルも離れていない距離で接敵した僕と彼は互いに「え?」と呆気に取られた声を零した後に、勢いよく激突する。
「「ぐはぁ!?」」
互いの振りかぶった腕でラリアットを食らった僕とコーガはその場でもんどりうち、衝撃に悶える。
「し、示し合わせたかのように激突してたね」
「自滅なのよねぇ……」
「あれだな。脳筋は同じことを考えるって本当なんだな」
そこの三人、シャラップ!!
一度、アマコ達を睨みつけた後に、コーガへと視線を移す。
「ふ、不意打ちとはやるじゃねぇか……!」
「くっ、なんて卑怯な奴だ……!」
「いや、お前が言うなよ……」
まさかこいつも僕と同じことを考えていたなんて……。
僕の悪態にコーガは首元を押さえながら、ツッコミをいれてくる。
それと同時に、治癒弾力拳で地面を殴り、倒れている状態で跳躍。
「隙ありィ!!」
「え、跳ね……っ、危ねぇ!?」
そのまま空中で回転しながら未だに倒れているコーガへ踵落としを叩き込むが、躱されてしまう。
「チィ、外したか……!」
「お、お前、また妙な技を身に着けやがって……!」
やはり、こいつは僕にとって厄介な奴だ。
コーガと同様に、後ろへ跳んで距離を取る。
一方のコーガは、額を袖で拭うと不敵な笑みを見せている。
「たしかに魔王様のお言葉は本当だったな。たしかに、俺にとってはこれ以上に無いサプライズだぜ」
まさか、コーガがここにいるのもキーラのことと関係しているのか。
警戒しながら先輩達の元に下がると、カズキが凄まじい敵意をコーガへと向けていることに気付く。
「コーガ・ディンガル……!」
「よっ、光魔法の勇者のカズキだったよな? それと、そっちのはアーミラと戦ってた雷の勇者か。おいおい、こりゃなんの冗談だ? お前らがどうして魔王領にいるってのもそうだが、こんな遺跡に何の用だ?」
「それはこっちの台詞だよ」
柄に手をかけた先輩が静かな声でコーガへと話しかける。
「君が言う、“こんな遺跡”に第二軍団長である君が何の用なんだい?」
「はっ、特に深い目的はねぇよ。ただ魔王様に―――」
「こ、ここっ、ここコーガさぁーん!?」
緊迫した状況とは場違いな声が響く。
コーガが出てきた壁の穴から、また一人魔族の女性が出てくる。
「わ、私を置いていかないでくださいよ!? 仮にも護衛でしょう!? それなのに、さっきは完全に私のこと忘れてましたよね!?」
「お前、少しは周りを見ろよ……」
「は、え? うぇぇぇ、人間!? 初めて見ました!?」
……すごい騒がしい人だな。
あれだけ警戒を露わにさせていたレオナさんとカズキも呆気に取られたような表情をしている。
「な、なんか状況的にまずくありません? ……あの、コーガさん、今すぐに逃げたほうが―――」
「どういう理由かは知らねぇが、折角の機会だ。少し遊んでいこうぜ……ウサト!」
「私の話を聞け! この戦闘おバカ軍団長!!」
女性の言葉を華麗にスルーして、闇魔法を纏おうとしたコーガ。
そんな彼の後頭部を、女性は泣きながら平手で叩きつけた。
「なんだよ、シエル……」
「あの、分かってます? 私、非戦闘員なんですよ?」
「安心しろ。大丈夫だから、危険のないところに下がってろ」
「バカなんですか、バカなんですよね? どう見ても数で負けてますよね? どうやって勝つつもりなんですか? というより、この人たち誰なんですか!!」
その質問に顎に手を添えたコーガは、先輩とカズキを指さした。
「あの二人がリングル王国の勇者」
「———え?」
「んでもって、あいつがウサトだ。前に話しただろ」
ギギギ、と油の差していない機械のような動きで、コーガを見るシエルと呼ばれた女性。
「ゆ、勇者はともかく、コーガさんはあの人がウサトって言いますけど、どこからどう見ても私と同じ非戦闘員じゃないですか! 見た目は話に聞いていた人間そのままですし! 噂と全然違うじゃないですか!!」
一体、魔王軍内では僕のことがどのように伝わっているのだろうか。
知りたくないけど、気になる。
「バカ、シエルお前。それは今だけだぞ。蓋を開けたら、人間なんて生易しい存在じゃないからな? 治癒魔法かけながら残虐攻撃してくる奴だぞ」
「それこそ、信じられませんよ!!」
しかし、色々と肝の据わっている人だな……この……シエルって言う人。
武器を持っている先輩達を前にしても、怖がっている様子はないぞ……?
「でも、久しぶりにまともな人間扱いされたな……」
こんな状況でも地味に嬉しくなった。
その呟きが聞こえたのか、僕の後ろにいるネア達がこそこそと言葉を口にする。
「貴方、悲しくないの?」
「ここまで来ると哀れだな」
「ウサト、かわいそう」
「おい。君達が主に僕を怪物扱いしていることを忘れるなよ?」
僕もそういうことを言われてもしょうがないのは自覚しているけども。
状況は圧倒的に僕達が有利だ。
コーガの後ろにいる女性は非戦闘員らしく、戦うことを望んでいないようなので僕達でコーガを捕縛し、魔王に関しての情報なり引き出していこう。
レオナさん達にさりげなく視線を向けながら、同化するためにフェルムへと腕を伸ばす。
「フェルム、同化を―――」
―――時はきた。
「———ッ」
瞬間、頭に直接響くような声が聞こえた。
頭の痛みに顔を顰めていると、僕以外にも先輩、カズキ、コーガが同じように頭に痛みを感じているようだ。
「頭に、声が……」
「ウサト君、これは……」
僕達の異常にレオナさんとネアが気付いたのか、すぐに駆け寄ろうとした次の瞬間―――僕達のいる場所に白い光の渦のようなものが出現した。
目の前に出現した白い光の渦を認識した僕は、咄嗟に近くにいたネアとフェルムを渦から離すように突き飛ばした。
「きゃ!?」
「ウサト、お前!?」
しかし、体の小さいキーラは渦の力に抗えず、引き込まれかけている。
咄嗟に手を掴んだのはいいが、僕の力でも渦の引き寄せる力に抗えきれない。
「う、ウサトさん……」
「キーラ、手を離すな!! 他の皆は……!」
駄目だ。周りを確認するどころじゃない……!
先輩とカズキの近くに、もう一つ渦が出ていたけど、二人は大丈夫なのか!?
「ふん!!」
地面を籠手で殴りつけ、無理やり埋め込ませる。
そのままなんとか左腕でキーラを抱えた僕は渦から離れようとする。
「よし、この調子で―――」
「きゃああああ、なんで私侍女なのに、吸い込まれそうになっているんですかぁぁぁ!?」
「おいコラ待てぇぇぇ! お前に何かあったら俺が魔王様に怒られるんだよぉぉ!」
「———え?」
脱出を試みようとした次の瞬間、渦に引き寄せられたシエルさんとコーガが僕の身体へと激突する。
「「あっ」」
そのまま体勢を崩してしまった僕とキーラは、コーガ諸共渦へと引き込まれてしまう。
遠ざかっていく景色、ブルリンに庇われながら僕へと手を伸ばそうとするアマコ。
それを視界に映した僕は、僕と一緒に渦に吸い込まれた、男に怒鳴り声を上げる。
「コーガァァァ!! お前ェェ!!」
「ははは、いやー、すまん!!」
呑気に笑うコーガを怒鳴りつけた僕達は白い光の奥へと飲み込まれてしまう。
ぐるぐると回る視界、真っ白な景色。
それらを目にしながら、逸れないようにキーラを抱えた僕は目を瞑ってジッと耐えるしかなかった。
―――ああ、ウサト。君にとっての試練の始まりだ。
―――グギャオオオオオ!!
再び、そんな声が響く。
そして、その次に響いてきた声———否、雄叫びは僕にとって聞き覚えのあるものだった。
最も邪悪で、狡猾な龍の雄たけび。
———その声の主は、まさしく僕にとっての“悪夢”に他ならなかった。
●
白い渦に飲み込まれた僕とキーラ、そしてコーガと謎の魔族の女性、シエルさん。
ぐるぐると回る視界に飛ばされること、数十秒。
一瞬の浮遊感と共に別の渦から、どこかに投げ出されてしまった僕は、周囲を確認する前に一緒に飛ばされてしまったキーラの安否を確認する。
「だ、大丈夫か?」
「は、はい、私はなんともないです……」
「そうか……でも、ここは一体……」
ここでようやく自分たちが投げ出された場所を見回して、絶句する。
なにせ、僕達が今いる場所は遺跡の中ではなく、どこかの街の中だったからだ。ついさっきまで人が住んでいたと見間違うほどの、街並みと、魔王領の中では決して考えられない建物の多さ。
「こ、こここ、こんなに大きい建物って存在するんですか……ふぇぇ……」
キーラが都会に初めてやってきた田舎の子みたいに動揺しまくっているけど、僕は別の意味で目の前の街並みに動揺していた。
なにせ、僕はこの景色を見たことがあったからだ。
「ったく、酷い目にあったぜ……!」
「うぅ、危険はないって言ったじゃないですかぁ。魔王様ぁ……」
呆然としているのも束の間、少し離れたところに投げ出されたコーガが起き上がろうとしている。
コーガがやった……わけじゃないよな?
「おい、ウサト。ここはどこだ」
「知ってるけど、知らない」
「は? 冗談言ってる場合かよ……」
「事実だ。僕はこの場所を知っているけど、ここがあることはありえないんだよ……!」
駄目だ。
僕自身、混乱してる。
額を押さえ、必死に考えを纏めようとしていると、コーガの後ろから恐る恐るシエルさんが話しかけてくる。
「あの、すいません……なにを言っているんですか? 私はこの人より話が通じますので、ちゃんと説明してください……」
「お前、遠慮がなくなってきたよな……」
立場としては敵同士ではあるけど、この際、四の五の言ってられない。
それだけ異常なことが起こっている。
「ここは、サマリアール王国」
「……たしか、人間の領域の国ですよね? 瞬間移動したということですか?」
「いや、違う。ここは現代のサマリアール王国じゃない」
「? どういうことですか?」
彼らに散々見せられたこの場所を、ここで起こった惨劇を忘れるはずがない。
建物も、露店の前に置かれている果物も、椅子も、テーブルも全く同じだ。
「ここは———」
「ここは過去のサマリアール王国だよ」
「「ッ!」」
第三者の声。
その声に僕とコーガは、構える。
僕達が立たされている大通りの中心―――そこに、金髪の髪の獣人の少女が立っていた。
巫女服に近い、着物姿。
年齢は僕達とそう変わらない少女の顔立ちは、カノコさんやアマコと似ているように思えた。
少女は、離れた僕を見て嬉しそうにはにかむと、自身の胸に手を添えた。
「はじめまして、私の名はカンナギ」
カンナギ、その名前には聞き覚えがある。
「貴女は、獣人の隠れ里で祀られていた石像の人……ですか?」
「気恥ずかしいけど、そうだね。その通りだよ」
獣人の国、ヒノモトへ行く前に立ち寄った隠れ里。
そこで見た、かつて勇者と共に魔王軍と戦ったという獣人、カンナギの石像。
「本物なんですか?」
「もちろん、本人だよ? 魂だけだけどね」
「……」
え、つまりこの人はゆ、ゆゆ、幽霊?
いや、まだ分からん。
幽霊だからって、殴り判定の有無はあるはずだ。
そう自分に言い聞かせ、落ち着きを取り戻す。
「君をここに呼んだのはね。君に託したいものがあったからなんだ。そのために少しだけ面倒くさい方法を取らせてもらった」
「……」
「うん、君なら当然警戒するよね。聞きたいことがあるなら、なんでも聞いていいよ?」
この人が敵か味方か分からない。
彼女から伝わる信頼は本物だ。
でも、どこかがズレているような感じがする。
「……アマコの夢に入り込んだのは、貴女ですか?」
「そうだよ。人と話すのは久しぶりだったから警戒されちゃったけどね。もう何百年ぶりだから」
久しぶりに人と話したから、アマコに不信感を与えてしまった。
数百年単位で人と話さなければ、そうなってもおかしくないけど……いや、もう一つ聞くことがあった。
「キーラを惑わしていたのも……貴女ですか?」
「……うん、そうだよ」
「———っ」
びくりと震えるキーラを庇うように前へ歩み出る。
この人のせいでキーラは危険な目にあうかもしれなかった。
返答によっては、この人を信用することができない。
密かに拳を固めていると、彼女は僕へと深く頭を下げた。
「君達がここに来ないと聞いて、そうするしかなかったんだ。本当にすまないと思っている」
普通に謝られるとは思ってもいなかった僕に、顔を上げた彼女は続けて言葉を発する。
「でも、君を信じていたんだ」
「……信じていた?」
「君は必ず、キーラの心を救ってくれるって。だから、私はこんな無茶をすることができた」
「そんな勝手な……! もしものことがあったらどうするつも―――」
「いいや、君は必ずキーラを見捨てない。だって、今までがそうだったから」
そう言ってカンナギは僕の右腕にある籠手を指さす。
ファルガ様にいただいた元先代勇者の武具。今や籠手となったそれを見た彼女は、小さく微笑んだ。
「私はね。君の籠手と繋がっているんだ。だから、君のこれまでの旅路を見てきたし、君がどのような人間なのかもよく知っている」
「これまでって……」
「君があの忌々しい邪龍から、カタナを引き抜いてから、ずっと君を見てきた。サマリアールの呪いも、ミアラークの龍人も、ヒノモトのジンヤの所業も、戦争での君の戦いも全部見てきた」
え、ずっと? 籠手をつけている間?
素直にドン引きしてしまうが、カンナギの表情は変わらない。
僕には、彼女の言葉にどれほどの意味が込められていたのか分からなかった。
「だから、一度、この目で確かめたいんだ」
「……何をですか?」
「君に託そうと思ったことを間違いじゃないっていう証明が欲しい」
その瞬間、カンナギが掌を掲げると周囲に黒い人影が表れる。
半透明なそれらは、ある一方向を見て悲痛な叫び声を上げながら、どこかへ逃げていく。
徐々に鮮明になっていく、人影。
それらは過去の人々の幻影だと気づくのにそう時間はかからなかった。
なにせ、その中には僕がサマリアールで見せられた死者たちの記憶と同じ人がいたのだから。
「目覚めてから長く、待ってたんだ。ずっと、ずっとずっと、一人で。君だけが唯一の希望だったんだ。だから―――」
そう呟くカンナギの声は、空から舞い降りてきた黒い影の羽ばたく音によってかき消された。
空から、かつての悪夢が降りてくる。
悍ましい毒で肉を腐らせ、鋭利な爪で引き裂き、その巨大な口で全てを食らう邪悪なる龍。
「ッ、何を!!」
「私の知るウサト・ケンはこの程度の逆境に負けたりはしないって証を……見せてくれ」
『グギャァァァァ!!』
勇者に封印される以前の姿の邪龍。
僕にとっての悪夢であり、サマリアールで起こった惨劇の記憶。
咄嗟に、カンナギへと意識を向けると、彼女の姿はもうどこにもなかった。
その代わりに、僕達の前には翼を大きく広げた、黒色の龍が立ち塞がっていた。
「も、もしかして、ま、魔王様の仰っていた邪龍……? そんな、たしか、もう倒されてこの世にいないはずなのに……」
雄叫びを上げる邪龍を前にしたシエルさんは、これ以上なく顔を青くして、同じように怯えているキーラを抱きしめている。
サマリアールの街に降り立った災厄。
本来なら、先代勇者が邪龍を封印し、サマリアールの民を救ったはずだった。
「おいおい、ウサト! こいつはなんだぁ!! 面白そうな相手じゃねーか!!」
「コーガ! 手を貸せ!!」
しかし、今この場に勇者はいない。
いるのは、治癒魔法使いの僕と魔王軍第二軍団長のコーガ、邪龍に怯えるキーラとシエルさんしかいない。
キーラを護るには、コーガと手を組んで邪龍と戦うしかない……!
僕の提案にコーガは、あっけらかんとした笑みを見せる。
「え? 俺としてはこのままお前とあいつの三つ巴の勝負ができたらって思ったんだけど」
「あ?」
「はぁぁぁ、この状況で何言ってんですかコーガさん!! バカなんですか!? 普通にその人と協力してくださいよ!!」
シエルさんが割と本気で見損なった視線をコーガへと向けるが、一方の僕は無表情のままだ。
そんな僕に気付かないまま、コーガはぷんぷんと怒りを露わにしているシエルさんに、快活な笑みを浮かべる。
「……」
「ハハッ、冗談だよ」
こんな状況でもふざけた反応を返すコーガにイラっとしながら、出しかけていた連撃拳を収める。
敵対する前に意識を飛ばしておこうと思ったけど、協力はしてくれるようだ。
「ま、こいつ倒したら、次は俺とお前の勝負だからな。忘れるなよ?」
ビシッと、カッコつけながら指をさしてくるコーガにさらにイラっとする。
あれだな、こいつ相手に遠慮は必要ないな。
僕は先ほどのやり取りを仕切りなおすように、笑みを浮かべながらコーガに協力を申し出る。
「気に食わないけど、今だけ協力しろコーガ! 僕とお前で奴を倒す!」
「そりゃあ、構わねぇけどさ。なんで俺の足を掴んでるの? ねぇ?」
僕は迷いなくコーガの両足を掴む。
邪龍を倒した後も、コーガと戦うことになるのなら―――邪龍と一緒にコーガを倒すまでだ。
「デカい武器がいる。だからお前が鎧を変形させて武器になってくれ!」
「ぐぇ!?」
そのまま思いっきりコーガの足を引っ張った僕は、ヌンチャクの如く奴の足を脇で押さえ、胴体を担ぐ。
「重要なのはチームワークだ!!」
「お、おま、お前ぇ! 言ってること滅茶苦茶だし、それは協力とは言わねぇ!!」
「行くぞォォ!! 気合入れろォォ!!」
「あ、ちょ、ちょっと、や、やめ―――、わ、悪かったって、ウワァァァ!?」
ブゥン!! とコーガで一度素振りをしながら、地面へ降り立った邪龍へと向かっていく。
邪龍との二度目の戦い。
しかも、今度は邪龍の身体が果てしなく全盛期に近い状態のはずだ。
決して油断していい相手じゃない! 全力で行く!!
後々敵になるなら武器として使い潰すという外道な発想。
こいつ、やはり悪魔なのでは……?
そして、カンナギはウサトだけには嫌われたくないようです。
なので、ウサトだけに謝りました。
次回は別視点に移ります。
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