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フレンド 8話
それから僕達わ保健室へ帰って
一夜を過ごした。
2日目。
朝になって窓の外を見ると、
車から逃げている高校生らしき人が見えた。
確かに大人には、車が使える。
でもさすがにまだ中学生の僕達に
運転できる自信がなかった。
「俺達も乗り物欲しいなぁー」
と大輔が言った。
自転車もいいと思ったが、
使い勝手が悪いので、
バイクということになった。
僕達8人は、歩いて20分くらい先のバイク屋へ向かった。
向かう途中人一人見かけなかった。
僕は不吉な予感がした…。
まさかこの予感がまさか本当のことになるとは思っていなかった。
僕達8人はバイク屋に到着した。
店がやっていなかったので
店の窓を破壊して中に入った。
中にはかっこいいバイクがずらりと並んでいた。
今のバイクは、昔のバイクと違い、
単三の電池を何個か入れるだけで
走ることができる。
バイクを見ていて僕達は
周りを見ていなかった。
気がつくと、10人組みの大人がバイク屋の目の前にいた。
「に…逃げろ!!」
と優斗が叫んだ。