表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未亡人が遺産としてキャンピングカーを受け取ったら大変な事になりました。  作者:
プロローグ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/11

6



 楓花は、オートキャンプ場で車を停めて、積んできたテーブルや椅子を外に出した。

 テーブルにカセットコンロを乗せて、その上へ網をのせた。スーパーで買った大あさりや魚を焼き始める。

 冷蔵庫に海鮮を入れなかったのは、臭いがつくのが嫌だったからだ。

 冷蔵庫にはビールを冷やしていたのでそれと炭酸水を1本ずつ取り出した。

 紙皿と割りばしを手に一人海鮮バーベキューを楽しむ。

 途中でキャビンに入り炊きあがったご飯でおにぎりを作った。それも焼いて焼きおにぎりにして食べた。

 1合も炊いたので、半分は明日の朝ごはん用に残してある。


 ゴミは全てゴミ袋に入れて良いようなので、生ごみだけは別に袋に入れてからゴミ袋へ入れた。車の周囲に出した物を片付けてルーフを収納した。

 小屋の鍵を開けて、シャワーを浴び、さっぱりとする。

 

 車のキャビンのソファーに座り、お菓子とビールの時間だ。

 顔を上げるとキッチンなのはなんとも不思議な光景だ。キッチンに入り込んでいるテーブルを引き出すとキッチン前の通路はなくなる。

 冷蔵庫から、ビールを取り出し、ついでに追加のお酒も入れておく。

 キッチン横の上部にあるテレビをつけて、お菓子とビールを楽しんでいると車の中だとは思えなかった。

 ソファーは足を延ばしても余裕のある長さがある。テーブルを押し込んで15cmほどに縮めると、ソファーの下の板を出して、ソファーのマットをそちらにひくと背もたれ部分が倒れて座面が広がりベットになった。

 ゴロゴロしつつ、お酒を飲んでお菓子を摘まんでいるうちに眠くなっていた。

 このままだと眠ってしまいそう。布団を上から降ろして、降ろしてあった布団袋を上へと上げた。

 すっかり寛いで、テレビも室内灯もオフタイマーを仕掛けた。

 歯磨きをしないで眠るのはよくないと思いつつ、シャワーの時に磨いたからいいかと言い訳をして眠ってしまった。



 翌日は、朝から焼きおにぎりを作って食べた。

 松阪へと足を延ばし松阪牛を買い、温泉に立ち寄った。


 「美味しい」


 オートキャンプ場に到着すると、焼肉を楽しむ。

 楽しいけれど、やっぱり一人は寂しい。

 隣に夫がいれば、美味しいお肉でなかったとしても、「いまいちね」って笑いながら食べられたのに…。

 美味しいお肉を独り占め出来ても、なんだか違う。

 そう思うと、なんだか悲しくなってきてビールを2本も飲んでしまった。

 


 目が覚めて、お酒が抜けていることを確認する。

 早めに飲み始めて2本程度しか飲んでいないのでそう心配はしていなかった。

 ポットでお湯を沸かし、ドリップコーヒーをカップに乗せた。

 コーヒーに湯を注ぎつつ、カセットコンロに小さなフライパンのせて目玉焼きを焼いて、スライスチーズも載せる。

 それをおろしてパンを焼く。ただの網に乗せて焼くので慎重にひっくり返す。

 それをパンに乗せて、コーヒーと合わせて朝食にした。

 

 今日は、どこにも予約を入れていない。

 朝から走れば家へ到着するだろう。

 疲れたら高速のSAに停めて仮眠を取るのもいい。

 

 お土産用の肉は冷蔵庫へと入れてある。

 今回は、しっかりと袋へ入れてあるので大丈夫なはずだ。

 肉を入れた分、スペースが減ってしまいペットボトル3本だけしか入っていない。

 

 高速を走り、2~3時間で休憩を取った。

 途中のSAでは、おいしそうな物や好きな物を見つけては購入した。

 

 夕方、眠くなってしまったのでSAに停めて、キャビンのルーフベッドで眠る。

 太陽が出ていても、ルーフベッドなら光を気にせずに眠れた。1時間半で目を覚まし、軽くストレッチをして体を伸ばした。

 

 日が変わる頃には、家へと到着したので、冷蔵品だけはキャンピングカーから取り出し、家の冷蔵庫へと移した。

 楓花は疲れ果てていたので、家のシャワーを浴びてそのままベッドへと横になってしまった。


 翌朝、キャンピングカーの中を片付け、水を捨て掃除をした。

 冷蔵庫の中も空にして、一息ついた。

 ああ、楽しかった。

 1日家でゆっくりと過ごして、また仕事だ。





読んでくださりありがとうございます。

アイコンタップと合わせて星印を★★★★★~★☆☆☆☆にしていただけると嬉しいです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ