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冬の童話集

星の戦士ミーティア⭐︎ときめきパワーできらきらチャージよ!

作者: たろんぱす
掲載日:2025/12/19

テンションだけで書きました。

深く考えてはいけません。

よろしくお願いします。



 やっほー! みんな元気かな?

 わたしの名前はききら。好きな教科は音楽で、算数と社会がちょっと苦手なフツーの小学四年生だよ!


 ううん、フツーの小学四年生だった、の〜。

 ぴえん。

 聞いてくれる?


 ちょっと前のことなんだけどね、学校からの帰り道、「今日のおやつはチョコがいいな〜」って空を見上げたら、なにかがきらきらって光ってね、それがぐわーーってすごいスピードで落ちてきて、顔にぶつかっちゃったの!


 もー、ほんとにビックリ。


 なになに〜!? って焦ってたら落ちてきたそれが、顔の上でしゃべり出したの。


「えっへん。えらばれし者よ、ひれふすが良い。われはこのぎんがをしゅごする星の国の王子トゥインクルだ!」

「まずわたしの顔からおりなさ〜い!!」


 すっごいしつれいなヤツだと思わない? 顔からひっぺがして地面にたたきつけてやったわ!

 でもでも、よく見たら星のかたちのたてがみをもつ金ピカのライオンさんだったの。両手にのっちゃうくらいの大きさで、ぬいぐるみみたいでとってもかわいいの。


「なにをするげみんよ。われは王子であるぞ」

「やっぱかわいくないわ」


 トゥインクルは泳ぐようにすいすいと飛び、わたしの目の前でふんぞり返ったわ。


「いったいなんのようなの? わたしは早く帰りたいの」

「なんとたいどのでかいげみんか。まあよい、よろこべ! きさまはえらばれたのだ」

「はいはい、さようなら」


 げみん、げみんってまったく失礼しちゃう! ところでげみんってなにかしら?


「まて! またないか!」

「もー! わたし急いでるの! おやつ食べながらたゃたにゃの生配信みるんだから」

「ずいぶん発音のむずかしいみんぞくであるのだ。ええい、まどろっこしい! これを受け取れーー!」

「えっ!? きゃーー!!」


 トゥインクルがピンクの肉球をおでこにぎゅってしたら、そこがピカッと光って、かってに口がしゃべりだしたの!


「『ときめきパワーできらきらチャージ! 夜空のきせきをあなたにお届け! 星のせんしミーティア!』……って、えええええっ!?」


 今いっしゅんハダカにならなかった!? 信じらんない!! いつの間にか着せかえられて、きらきらふりふりなプリンセスみたいなお洋服になっちゃった!


「うむ、まあまあ見れるようになったな」

「な、な、な、なんなのこれぇ〜〜っ!」


 パニックよパニック! せつめいをもとめるわ!

 そう思っていたら小学校の方から黒いけむりがもうもうと上がって、『げっはっはっはっ』ってヘンなわらい声が聞こえてきたの。


『すーべーてーきーえーさーれー。なーくーなーれー』

「あれはなんなの!? わたしの学校どうなっちゃったの?」

「あれは『ときめきのざんがい』だ」

「『ときめきのざんがい』?」


 肉球ぷにぷに黄金のクリームパンをまるいあごに当てて、トゥインクルはしんけんな顔を作っているつもりみたい。


「ときめきがくだけると出てくるんだ。ようは……しつれんだ」

「わたしの学校でだれかがしつれんしちゃったってこと? そんな……!」


 かわいそう! わたしも推しのたゃたにゃに「キライ!」って言われたら泣いちゃうよ〜。


「それだ!」

「は? どれ!?」

「そのきさまの推しとやらを思うきらきらを魔法にこめて、黒いもやもやをうちやぶるんだ!」

「わ、わかった!」


 黒いもやもやに近づかなきゃって思ったら、あたまの中にとび方がうかんできた。不思議!


 わたしは、足にはいた流れ星ブーツに力を入れると、勢いよく空にとびあがった。かかとから光のほうきをだして、黒いもやもやまでひとっ飛び。


「すごーい! わたし流れ星みたいっ」


 空の上に上がったら、次は星のステッキ。

 空中に星のマークを描いて、真ん中をエイッてすれば、たくさんのきらきら流れ星が黒いもやもやにふりそそいだ。


「『ミーティアシャワー!』」

『げふげふげふ……』


 黒いもやもやはせきこみながら小さくなって、最後はきらきらになって消えちゃった。


「次のこいは、どうかみのってね」


 ちょっとせつない気持ちになって、次はりょうおもいになれるようにいのったわ。


「うむ、その気持ちあっぱれよ」


 まったく、えらそうなぷにぷにライオンね。


 元の通学路にもどれば、勝手に服が元のスカートにもどっていった。ああ、よかった。ママにしかられちゃうかと思った。


 ……もどる時はハダカにならないの、なんで?


「きさまのときめききらきらパワーは本物であったな」

「そ。じゃあね、わたし帰る」

「ふ、またこの町でしつれんで心がくだけた人が出たら、きさまにたのもうぞ」

「そんなにたくさんしつれんがあったら悲しいわよっ」


 トゥインクルは口のはじを上げて、来た時みたいにきらきらに光って消えていったわ。




 次の日。


「来たぞ、げみんよ」

「早すぎるわよーー!」




 そうしてわたしは、フツーの小学四年生じゃなくなっちゃったの。ぴえん。




〈おわり〉




ありがとうございました。

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