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記録集  作者: 重い出汁
9/103

スナップキッズ






GBA「スナップキッズ」をクリアー。



はー……。



ああ疲れた。




言いたいことが色々ある。




カードゲームである。


カードを駆使して相手と戦ってストーリーを進めていくタイプのゲームだ。



で、このゲームの大きな特徴が、そのカードを自分で作るという点なのだ。


そこら辺に出没するワンダーと呼ばれるモンスター的存在を、スナップ! つまり写真を撮る。


するとその写真がカードとなり、デッキに入れる事によりバトルで使えるようになるのだ。


また、写真の撮り方によって同じワンダーでもカードの能力値や特殊能力に差が付く。


それらを考慮しながら強いデッキを作って最強のスナップマスターを目指せ! というゲームだ!



うむ。面白いアイデアだと思う。





ただなー、何というか、遊んでいて非常にストレスの溜まるゲームだったというか……。


いや、そこも複雑な感想なんだが……。


とにかく、一つずつ書いていこう。



まず、マップが広い。


異常に広い。


最初、家の中でゲームが始まった時にダッシュの異様な速さに笑ったんだがそりゃあこんぐらい速くないとマトモに遊べんわな。


このゲーム無駄にマップが広すぎる。


もうウンザリだった。


山とか洞窟の中とかも異様に入り組んでいて迷う。そんな風にする意味が分からない。


そも、このゲームそんなにワンダーが多くない。100種類。確か。


広々としたマップを駆けても駆けても同じワンダーばかりエンカウントする。


かといってなんかマップの方々で特殊なイベントがある訳でもない。


こんなにマップを広くした理由が全く分からない。


意味が分からないよ。


移動が面倒臭くてしょうがなかった。


ネットでこのゲーム感想を見てみてもこのマップに関して誰も何も言及していないのが不思議でしょうがない。何故……。


最初のエリアの森と山の異常な広さを知った時、あーこのゲーム……と思った……。




次に、このゲームの醍醐味、スナップ。


画面を動き回るワンダーをうまく撮影してカードゲット!


まあ面白いシステムなんだが、なんかこれもいちいちストレスが……。


撮影フレームを動かすと、すぐ手ブレ状態になる。


この状態でワンダーを撮ってもブレて写り、能力値が低くなる。


ワンダーは画面中を結構忙しなく動くのでそれを追っていたら手ブレ手ブレでマトモな撮影など出来ない。


撮影画面を左右にスクロールさせるのにもフレームを動かすしか無く、もう手ブレ手ブレ手ブレ手ブレ手ブレ手ブレ


楽しくない。


アイテムを放ると特殊行動を起こすワンダーも多いんだが、その動きを追うとブレブレとか。


ストレスが溜まるばかりだった。



更にワンダーは撮影画面で手前、真ん中、奥の三列分を行ったり来たりする。


手前だとHPが高くなり、奥で撮るとHPは低くなるが能力値が高くなるとかそんなんだ。


まあ基本的にHPが高い方が良いので最前列で撮りたい。前で撮っても能力値がそんなに低くなる訳じゃあ無いし。


が、ワンダーがしょっちゅう奥に移動しまくるので非常にストレスが溜まった。


最前になかなか来ない。


撮影に時間がかかってしょうがない。


せいぜい前列後列の2列分で良かったよ。



この手ブレと奥行き過ぎ問題のせいであまりスナップも楽しめなかった。


テンポが悪過ぎる。


まあリアルといえばリアルなんかな……。


知らんけどよ……。


あ、あとワンダーの中には主人公の子供目掛けて攻撃してくるものもいる。


岩とか斧とか投げてくる。


こえーよ。





さあお待ちかねのカードバトルだ。


スナップしたワンダーのカードを駆使して勝利を掴め!


なんだがこれも……。


なんか結構複雑だと思う。


最初のバトルでは相手に全くダメージが通らずハァ? だった。



場に出せるワンダーは3体まで。


ワンダーにはカードの強さに応じてレベルが設定されている。


ワンダーを倒すとプレイヤーがレベル分のダメージを受ける。


ワンダーが場にいなければダイレクトアタックも可能。


相手のHP40を0に出来れば勝利。


山札が無くなっても勝利。


カードにはHPとレベルの他にパワー、スピード、テクニック、マジック(多分)の4つの数値がある。


カードの技によって参照する数値が異なる。


パワーで攻撃し、テクニックで防御とか。


マジックで攻撃してパワーで防御とか。


決まっている。


その数値の差でダメージが決まる。


攻撃がパワー5で防御がスピード2なら相手に3ダメージだ。


だからパワースピードテクニックの数値が高くてもマジックが低ければマジック防御の技で楽に倒せるとか。大体のカードはそういう弱点がある。


それに気付かなかったから最初は苦戦したという訳ですね。


で、ルールを理解してからはなるほどな、と思うと同時に面倒くせえ……とも思った。


つまらないとは言わないが、なかなか面倒臭い。


4つの数値をいちいち考えながら戦わないといけないわけで。


子供には結構しんどいんでは。そうでもないのか。


うーん……。




ワンダーは攻撃の他にサポート役としても使う事ができる。


他のワンダーにくっつけて能力値を上げたり特殊能力を持たせたり、攻撃よりもサポート向けのワンダーも多い。多分。


面倒なので俺は殆ど使わなかった。



あといわゆる魔法カードもある。


これの「かみかくし」ってカードが凶悪。


相手のワンダー(自分のも選べるが)を強制的に山札の一番上に戻す。


このゲーム、ワンダーを召喚してから行動させられるまで1ターンかかる。


それを強制ボッシュート。


こんなんノーコストで使えるのおかしいだろ。


しかもこのカードを後半のボスはガンガン使ってくる。


おかしいだろ。



あと後半になると相手全体を攻撃出来るオール攻撃持ちやら1ターン行動不能必中のマヒ攻撃持ちやらが猛威を奮い出す。


このカードバトルもなんかテンポ悪いつーか、バランス悪いつーか……。






このゲーム、難易度高いと思う。全体的に。


俺が下手なだけか。そうだな。


つーか不親切というか。


最初のバトルが負けバトルって時点でどうかしているだろ。無駄に時間がかかったし。




俺が許せなかったことが一つある。


2つ目のエリアのボスが水属性のワンダーだけでデッキを組め、とかバトルの条件を出してくる。


それまで使っていたデッキは20枚ワンダーのカードが入っている。差し替えなくては。


しかしどんなに水属性のワンダーを撮影しても20枚分集まらない。種類がそんなに居ないから。それでも探す。


数時間かけてだだっ広いマップを端から端まで探しても新種は見つからない。


もうどうしようもなくなって攻略サイトを頼る。


でもそこにも詳しい情報が載っていない。


動画サイトでプレイ動画を見てみる。


なんとワンダーカード18枚でボスと戦っている!


要するに適当に魔法カードでも詰めればワンダーは20枚まで集めなくて良かったのだ。


……いや普通勘違いするだろこんなん!!!!!!!


サンリオタイムネットかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!



はー……。


何なんだよこのゲームは……。


そもそんな条件出す意味も分からんし……。



あーあとパーティアタックカード。


ターン始めに場の同属性ワンダー3体を揃っていれば相手に大ダメージとかそんなんがある。


そこら辺の雑魚キャラに同ターンに二度これを使われてワンダー2体瞬殺&ダイレクトアタックで負けた。


は? だった。



あーあとラスボスが使ってくるレベルアタック。


場のワンダーのレベル分だけ相手にダイレクトダメージ。


俺これも最初に3体揃えないと使えないと思っていた。


から必死こいて一体は倒すようにしていたんだがなんか普通に後から3体揃えて使ってきた。


2ターン連続で使われて負けた。


はあ……だった。


手札を全部捨てるってデメリットがあるが、そんなん毎ターン出来ることだしその分回るから大したデメリットになっていない。バランス……。



いわゆるユーザーインターフェースが良くない。


スナップが終わったあとやらターン終わりのカード捨てるかどうかの操作がややこしい。


カードのソートもやたら細かく指定出来る癖に種別順に並べられないのはおかしくね? 出来ないよな? 多分。意味が分からない。


野良バトルは、はした金しか貰えないので殆どやらなかった。カードが一枚貰えるとかにすればいいのに。


マップ広すぎ。


ラストの連戦でレイカと戦う意味がよう分からん。


会話中のキャラの顔画面デカすぎ。


エンディング簡素すぎ。




はー。


色々書いた。


もっと書きたいことがあったはずがクリアーしたらどうでも良くなった。毎度の事ながら。



良い所も書く。


まず、上で書いた移動やスナップのテンポの悪さもある程度は改善する。


マップ広すぎ問題で例えば前のエリアのワンダーを撮りに戻るとかやる気になれなかった。


が、後半になると街から街へヘリで移動出来るようになる。それもいちいちヘリに乗り込むシーンが入るからテンポが悪いんだが。


で、各地にレアワンダーも登場するようになりデッキ強化に勤しんだ。



あとスナップ時の手ブレ。


これも後半のボスを倒すと手に入るパーツで手ブレしなくなるように出来る。


ようやくストレスから解放された。


遅いけどな。



後半になるとこのゲームの印象も少し良くなった。


前半ストレス溜まりまくりだったのもまた事実だが。複雑である。




ストーリーも、子供向けながら、いや子供向けらしく押さえるべきポイントは押さえていたような気がした。


ライバルキャラ達も基本的に嫌な奴なのだが、改心するし。


スケスケブラザーズ(略してスケブラ。自分達でそう言ってくる。謎に攻めている)の過去には少しふーん……となった。


タケとレイカのイベントもまあ良かったかな。ラストには出てこなくて良かったと思うが。


もうちょい色々イベントを入れてキャラを掘り下げればより良くなると思った。どのキャラも微妙にパンチが弱い。


仲間キャラといちいち○○と合流した! とか表示されるのはなんか意味があったのかな……。



あとワンダー。


ワンダーのデザインは魅力的だったと思う。


スパイク、コクロチス、ツノサイあたりのデザインはカッコ良かった。他にも居たが名前が思い出せない。



アックスやハイヤーは序盤で手に入る割に強く最後まで使った。


途中でもらえるイカールも便利だったな。




うん。そういう感じで。


クリアーして、オトンとバトルし、伝説の竜のワンダー、ウインズを適当にスナップして、終わった。


もうやる気が無い。


このゲーム一つのデータだとワンダーが全部集まらない。


そうですか。


じゃあここまでで。お疲れ様でした。



はー。


なんか勿体ないゲームだなと……。


カードをスナップで手に入れるという唯一無二(多分)のシステムを有しながら、なんか色々ストレスの溜まる作りでハマらせてくれなかった。


評価は非常に高いゲームなんだが。


まあ他人は分からん。マップの事突っ込むの俺だけ。


つーかカードバトルじゃあなくてモンスター召喚RPGとかでも良かったんじゃあないかな。何を言っているのかよう分からん。いやせっかくマップが広いからよ。


何だかんだ楽しんだよ。うな気がする。


このゲームも本領は多分通信対戦なのかな。


どんな感じになるのだろう。決まったステータスのカードが存在しない(多分)しな。


気になる。面白そう。どうだろう。


知らん。何でもいい。


疲れた。


























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