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夢の世界で淡々と生きる  作者: 送間
3章 妖精と吸血鬼のブーケ
45/100

45エルアちゃんの手紙

僕とエルアちゃんが会ったのは偶然じゃない。必然だ。無意識に僕がイベントを求めたのだ。だからエルアちゃんと空中庭園で出会って、お願いされた。


僕が夢世界で飽きがこないように、無意識が勝手に調整してくれた。うれしいと言っていいのか、実際分からない。無意識とかいう僕にも把握できない力で行動を(うなが)されたのだから。


まあ、普通の夢の中に明晰状態でいると思えばいいのかもしれない。


エルアちゃんのお姉さんの結婚式まで、まだ時間がある。それまでにエルアちゃんがブーケのアイデアを出して、手紙で送ってくれることになった。


空中庭園を後にして、しばらくした後。家のポストにエルアちゃんから手紙が届いていた。


「お、きてる」


僕は家に入り、リビングで封筒を開いて、手紙を読んだ。そこにはエルアちゃんのお姉さん、エカヒさんについて書かれている。


『私のお姉ちゃんは、とっても強くてかっこいいです! 学校の成績もいつも上位で、体育大会のフルマラソンだとタイムを30分切ったんです! 創造省(そうぞうしょう)でもバリバリ働いてて、すごいんです!』


エカヒお姉さんに対する尊敬の念がいつまでも書かれている。なるほど、自慢の姉なんだ。


『そんな強くてかっこいいお姉ちゃんをイメージした花で、ブーケを作りたいんです! 考えている間に、いくつか候補を上げてみました、参考にしていただけると幸いです!』


「う、うん?」


手紙はエカヒお姉さんに関することを書いた2枚、それと別にもう1枚あった。


そこにはびっしりと花の名前が書かれていた。


「これ全部を束にしてたらすごい大きさになりそうだ」


それもよく読んでみると、僕が姫に渡した花とも違う、別の花も書かれていた。


「な、なるほどな……」


今回の依頼もとい無意識が起こしたイベントの趣旨が分かってきた。


僕は、花のために冒険へ出る必要がありそうだ。

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