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夢の世界で淡々と生きる  作者: 送間
1章 明晰夢で作り出した世界
4/100

4巡回

僕は空子と一緒に外に出ることにした。


丘の上から僕は浮遊する。続くように空子も浮いて、そのまま上昇して飛行する。


「どこ行くのー?」


「今日は世界を回っていくつもり。イメージが抽象的なエリアがあったら、またイラストや文字に起こして具体的にしようと思うんだ」


抽象的なままだとモヤがかかり、そこを具体的にするために思考のリソースを使わなければならない。


思考のリソースを割いてしまうと、その分だけ、僕が『この夢の世界にいる』という実存感が薄れていき、最終的に夢から覚めてしまう。空子とも、また離れ離れになってしまう。


だから出来るだけ抽象的なエリアは見つけては、現実に戻った際に具体的なイメージを考えるようにしている。


僕と空子は世界中を回り、モヤがかかったエリアを見ておく。


「ご主人様、あの国は?」


空子が国を指さす。国の上には灰色がかったモヤが浮かんでいた。


「騎士の国か。王やメインの騎士たちは決めたけど、そのあと考えてなかったなー。うん、考えておく」


西の大陸にある騎士の国は、現実の西洋をモチーフにしている。色々インターネットで調べて具体的にしているけど、全然まだ足りないようだ。


その後も世界の大陸やダンジョンを見て回った。


「ん? ああ!?」


僕は超視力を用いて、大陸にある湖を見て、声を上げた。


「あららー」


空子が笑みを浮かべながら湖を見る。


そこは美女たちが現れる湖『美女湖』だった。

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