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クリスマスの夜と翌朝

もう終わると思っていた結花とのクリスマスがまだまだ続くというのはとても嬉しい。

が、しかし。


「え、その服装でこのまま過ごすの?」

「うん、泊まらせてもらう予定じゃなかったからパジャマ持ってきてなくて……」


まじか……。

例の肩出しサンタコスで一晩過ごすらしいです。


「……寒くない?」

「うん、大丈夫」


それでも暖房の温度を25度まで上げる。夏の朝ぐらいだな。


結花には自分の素晴らしすぎるプロポーションを自覚してもらいたい。

前推定Eカップとか聞いたな。 それがどれだけ凄いのかは分からんけど。(クラスの男子が体育の前の着替えで言ってた)

 まあ、大きいのは分かる。


ホントにその服装だとそれが強調されるんです、破壊力抜群なんです。


「じゃ、さきお風呂入ってくるね」

「わかった、待ってるねー」


いつもより早くシャワーとかを済ませようと努力する。結花が寒く感じてたらいけないし。


2倍速(体感)で服を脱ぎ、髪と体を洗い、10分ぐらいでパジャマに着替え終わる。


ん? いつも風呂入るの長過ぎだろって?

確かに実家暮らしの時は風呂で沈んでないか心配されることが多々あった。


「じゃあ、お風呂どうぞ」

「うん、ありがとう! じゃあ行ってくるね」


湯上がり美少女を楽しみにして待つ。一緒にいるときはもちろんだけど、この時間がいいんだよね。 ラブコメのジレジレが好きな人はこの気持ち分かるかも?

……って、某ラブコメオタクの影響が出てるな。



「お風呂頂きました……!」


んー、やはり結花は女神かもしれない。

少し濡れた黒の長い髪。頬も少しだけ赤くなっている。

湯上がりの様子は和風な感じがするけど、着ているのはサンタコスという西洋的な服装だ。


前も一度湯上がり美少女を拝んだことがあると思うけど、何回見ても美しいという感想しか出てこない。


「ベッド入って話そー?」

「あ、いいね」


すぐ隣にいる結花の暖かさを感じながら、長い間他愛もない話で盛り上がった。



「んー、よく寝たな」


いつのまにか寝落ちしてたみたいだ。

布団から起き上がろうとするんだけど、なぜか体が動かない。


「むー、ゆうくんあったかい……」


なんだろう、こんな光景前にもあったような気がする。


でも、その時と決定的に違うのは服装がまずいということ。

高校生男子にこれはいかん。

背中にマシュマロみたいに柔らかいものを感じる。


「ゆうくんは、わたしのことすき?」


寝ぼけた感じで、甘い声で聞いてくる。たぶんまだ夢の中だ。


「……もちろん。好きだよ」

「うん、わたしもゆうくんのことだいすきだよ」


半年前かそこらの俺の結花に対する印象はクール美少女だったけど、今その面影は全くない。

でも俺はクーデレとかツンデレよりデレデレの方がいいので!現実でラブコメする分にはね。うっ……また某オタクの影響が。


「もうちょっとだけこのままでもいい?」

 「……ずっとでも、俺は構わないよ」


 俺は小声でぼそっとつぶやく。たぶん夢の中の結花は気付いてないだろうけど。

結局3時間ぐらい、結花は俺の後ろから腕回してきて、ずっと抱き枕にされてた。









いつも読んでくださりありがとうございます!


普段より投稿遅れてすみません!


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― 新着の感想 ―
[良い点] 安易に一線超えるではなく それでいて甘々 [一言] 拝読させて戴いております 心がささくれている時に こういう物語読むと落ち着きます 優しい気持ちになれます 続きを楽しみにしています …
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