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買い物デート再来

「じゃあ、ここでお昼食べませんか?」

「!?いいけど……?」

 一ノ瀬さんが提案したのは激辛メニューしかない店だった。これ食べれるの……?

「久しぶりに外食行くので楽しみです!」

「外食で何食べたことあるの?」

「お寿司とかですかね」

(絶対回らないやつだ……)

タワマン住みということをこないだ知って、令嬢イメージが強くなってる。



 店内に入る。

 店中の視線が俺たち(9割は一ノ瀬さん)に集まっている気がする。まあ当たり前だ。

 学校帰りで高校の制服を着ているが、溢れるオーラが違う。


 そして俺への視線が冷たい気がする。気のせいだよな。


「何頼みましょうか?」

「んー、やっぱカレーかな」

「じゃあ、私もそうします!」


 しばらくすると見るからに香辛料の分量間違えたような赤色のカレーが運ばれてきた。


(え……)

これって人間が食べていいやつですか?たぶん違うと思うんですけど。


「「いただきます!!」」


 とりあえず一口食べてみる。

 辛いじゃなくて痛い。もう味感じないよ……。


「美味しいですね!」

 え、普通に食べてるんだけど。

 なんで?


 また一ノ瀬さんの強いとこを見つけてしまった。


 そして所作が育ちの良さを伝えている。

(激辛カレーとか食べたことなかったよね……?)

(お嬢様的タワマン住みの天才美少女なのに、なんでバレたらいけないバイトなんかしているんだろう、?)

 いつもお金もあんまり受け取ろうとしないし……

 謎が深まる。

 まあここで聞くことではない。



 一応食べ終えることができた。

 口めちゃくちゃヒリヒリするんですが!?


「甘いもの食べませんか?」

「うん、それがいい」


 そしてアイスクリームを注文する。


 いやーこれですね。とろける甘さ。激辛カレーを耐えきったからこそ生まれる感動。

 今まで食べたアイスでランキングトップに来る美味しさ。

 一ノ瀬さんもめちゃくちゃ美味しそうな表情をしている。




「それじゃあ、次はどこに行きますか?」

「んー、一ノ瀬さんの行きたいとこは?」

「そうですね……

 あそこに行きたいです!!」

 次の提案は……ゲーセン?

「賑やかで楽しそうです!!」

 めっちゃ眼輝かせてる。



 店内に入る。

 人多すぎません!?歩きづらいほどなんだけど!?

 繁盛してんなー。


「!?」


 一ノ瀬さんが俺の制服の裾を掴んでる。

 え、?

 あー、離れたら危ないから?

 いやでもこれは、美少女がやったらダメなやつだよ!?

 これされたら、世の中の男は皆意識するに違いない。

 俺の心臓もうるさい。

 まだ俺は一ノ瀬さんに釣り合うレベルじゃないのに、

 期待してしまうじゃん……


「あれ、しませんか?」

「いいよー、UFOキャッチャーねー」


 ふー。やっと平静を取り戻せた。

 でも一ノ瀬さんの顔を覗いたら、ほんのり頬が赤くなっていた。

 その表情も見せちゃダメなやつ……!!


 心臓バクバクなまま、UFOキャッチャーに挑むことになった。









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