表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/200

定番(?)デート①待ち合わせ

「おはようございます、! すみません、待ちましたか?」

「いや、大丈夫だよー。楽しみ過ぎて俺が早く来ちゃっただけだから」

「私も楽しみです!」


なんか気合い入ってる。

服装も。 白のシャツに水色のロングフレアスカート。爽やかな感じ。

言動からもいつもよりテンション高めなのがよくわかる。

「さっそく行きましょう、えい、えい、おー!」

って言いそうな腕の構え。たぶんそんなこと言わんけど。言ってほしいです。




ほとんどの日本人が外出するであろう8月中旬。俺たちも例外でなく、駅前にやって来ていた。


そう、デートの定番と言っても過言ではない水族館と遊園地を楽しむために!!


「お盆なんだからたまには帰ってきなさいよ」って声が聞こえたような……幻聴のレベルを超えてないか……?

まあ今度電話かけよ。たぶん電話も長くなるしそれでいいよね? うん、大丈夫だ。


「お弁当作ってきちゃいました!」

「まじか、お昼が楽しみだなー」

「楽しみにしててください!」


手作り弁当、めちゃくちゃ楽しみなんだが!?


さてさて、行き先はどうしますかね……

夢の国とその隣の水族館はかなり人多いだろうから……。

横浜の方に行きましょうか。


「横浜の方に行って水族館見て観覧車乗らない?」

「いいですね!!」


というわけで、夢の国の逆方向を目指す。


新幹線は当たり前に人が多いだろうけど、在来線はマシなのでは……?


乗り込んだ瞬間……。 前言撤回。 まあそりゃそうだわ。お盆期間舐めんな。


「気をつけてね?」

「はい」


もちろんちゃんと俺も周囲に気を配っている。

さっそく他の乗客たちに見られてる気がするし。


「水族館、久しぶりだなー」

「私は、他の人よりかは行く方ですかね」

「そうなんだ」


……1人水族館はなかなかに水族館ガチ勢じゃないか?

普段のイメージからすると、なんか虹色に光って見えるクラゲとかずっと見てそう。どういうイメージだよって脳内1人ツッコミを繰り広げる。



電車で約1時間。思ったより遠かった。

地図で見てもわりと横浜の中心からは外れてるなあ。まあ海のすぐ隣にあるからねー。

まあずっと話してたから体感はそこまで長くはなかったけれども。


ピラミッドみたいな形の水族館が見えてくる。


「あれですね!」

「うん!」



じゃあ見ていきましょうか。

現在の時刻は午前10時ぴったりだ。

ってことは!? そうです、あと9時間から10時間も一ノ瀬さんとのデートを楽しめるというわけなんです!


わくわくしながら、軽い足取りでピラミッドの中に入っていった。


読んでくださりありがとうございます!


評価、ブックマークが励みになります!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ