あとがき
最後が大難産でしたが、どうにかこうにか結末に持ち込めました。
お初の方は初めまして。他作をご覧頂いた方にはいつもお世話になっております、河藤十無と申します。
「はいぱー・りりかる・がーるず」と銘打ち、百合ものの中編をいくつかお送りしてます。それ以外もいくつか書いてはいるものの、どーにもこの路線のがウケがいい(それ以外に比べれば、なので、絶対的には自分なぞ泡沫の書き手もいーとこです)。
さて、自分の場合、タイトルがふわっと浮かんでそれに合わせてなんとなく浮かび上がってきた話を形にしていく、というパターンが多いのですが、今回はまた頗るその傾向が、強かった。
「お姉様とお呼び下さい」「キモいムリ」
そんだけ。それで主人公の二人のキャラが大まかに出来上がり、ざっくりと話の粗筋の出だしの部分が、決まる。
もともとは、理津の家庭環境を理津が知って、もう一度「お姉さまって呼んで欲しい」と伝えたら、ちょっと軟化した理津が笑いながら「キモいムリ」と応えて終わる、大体五話で三万字くらいのつもりで書き始めたんですが…うん、書いてるうちに、もーちょいこの二人は掘り下げたい、と思ってたら結局こうなった。大体いつも通り。
それと、自分の場合一人称視点の小説は、よっぽどのことが無い限り視点は変更しないんですが、今回は思惑のズレを演出することにこだわり、意図的にちょこちょこと変えてみました。読み辛かったら申し訳ありませんが、まあそこそこハマったような気はします。しばらくはやりたくないけど。長く書いてるとキャラがブレてくるんで。
また、女の子が女性を好きになる、というところにハードルを設けた、というのも拘った点、なのですが。さて、どうだったか。
いや、百合もののマンガはそれなりに目にする機会はあるのですが、割とそーいうところを掘り下げた作品にお目にかかることが…存外少なくて。話のネタとしてはいー素材だと思うんですけどねえ。
そんな感じで。
「はいぱー・りりかる・がーるず」と銘打ったシリーズになってますので、よろしければ他作もご覧頂けると大変うれしい。
あと長編も…あーうん、停滞してるものを奨めるわけにもいかないか。
それでは、また次回作などもお付き合い頂けるとものすごく喜びます。
ではでは。




