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SFゲームの1000年後はファンタジー(旧名SF世界からの漂流者)  作者: アロマセラP
EPISODE1 第1章
7/58

逃亡!?

「ねーな」


「無いわね」


 レイハルトたちは遺跡を探して森を歩き回っていた。しかし、この森に来てから遺跡のようなものは一つも見ていない。


「やっぱこの森にはないんじゃねーか?」


「そうかもしれないわね」


「そもそもここって遺跡の噂とかあったのか」


 そもそもなぜここを選んだのか聞こうとリリアのほうを向くとリリアも首を傾げていた。


「さあ、聞いたことないわね」


「俺以上に見切り発車かよ」


 そりゃ見つからんわとため息をつく。


「そろそろ場所変えるか?」


「そうねそろそろ」


 二人が話しながら歩いていると森が開け、大きな湖に出た。


「ほう、こんなところに湖があったのか」


 湖面に太陽が反射し、キラキラ輝いている。水も透き通るようにきれいだ。そういえば最初に見た池もかなりきれいだったな。


「魚いるかしら?」


 魚が一匹跳ねる。


「いるな」


「いるわね」


 レイハルトは弓を構える。魚が跳ねると同時に矢を放つ。矢は見事に魚に命中し、矢ごと湖の中へ。


「「……」」


 ポカンとしているレイハルトをあきれた表情で見ているリリア。


「なにやってるのよ」


「いやー、魚仕留められないかなと思って」


「仕留めはしたわね」


「ははは」


 気を取り直して次は矢に紐を括り付ける。リリアが持っていたのを借りたものだ。もう一度構え直し魚が飛び跳ねた時に放つ。


 またも見事に命中。今度はつけていた紐を手繰り寄せて魚を回収する。これを何回か繰り返し、食料の確保は完了。


「ねえ、少し身体流してもいいかしら」


 リリアが控えめに聞いてきた。トレジャーハンターを自称しているとはいえ女の子。身体の汚れが気になるのだろう。


「了解。俺はそっちで魔物が来ないか見張ってるよ」


 レイハルトは来た方向を指さしてそういった。


「お願いね」


 リリアは湖のほうに歩いていき振り返って


「覗かないでね?」


 それはフリか?フリなんですか?


 少し、いやかなりドキドキしながら木のそばで腰を下ろす。ラノベとかだとこの後ヒロインの悲鳴が聞こえて。


「きゃあ!」


 ほんとに聞こえた!


 少し迷ったが悲鳴の聞こえた方へ走っていく。目の前にはいつぞやの狼型が一体。


矢で一撃で仕留める。怪我はないかとリリアのほうを振り向いて固まる。


 そこにあったのは流れるような銀髪、程よく膨らんだ胸、引き締まった身体、細くすらっとした足。


生まれたままの姿のリリアが湖の上で尻餅を付いた状態でいた。そのあまりの美しさと、女性への免疫の無さが相まって、完全に固まってしまっていた。


「きゃああああ!」


 思いっきり水をぶっかけられた。




「ほんとにごめん」


 何度目かわからない謝罪をしているレイハルト。リリアはあれから口をきいてくれない。顔を真っ赤にして下を向いたまま歩いている。


「ほんとにご、んー!」


 いきなりリリアに口を押さえられて座らされる。リリアは口に指を当て静かにと言っている。


リリアが見ている方に目を向けてみると、鎧を付けた男が数人見えた。


(兵士か?)


 それはもう、ファンタジーの兵士そのままの姿。しかし、リリアはなぜ隠れた?


「もうここまで」


(え?)


 何?この子追われてるの?


「ひとまずオルガのところまで戻るわよ」


 リリアの有無を言わさぬ雰囲気についうなずいてしまった。


「オルガ!奴らもう近くまで来ているみたい!」


「もうか、早いな」


 リリアが洞穴に入ると同時にオルガに呼びかけた。


「レイハルト、ここの物、どのくらい持てる?」


「このくらいなら全部いけるな」


 オルガの問いに答えながら洞穴にあるものをアイテムストレージにしまう。課金で容量増やしといてよかった。


「見つからないように逃げるわよ」


 リリアに続いて急いで、でも音を立てないように移動する。その間に兵士たちの声が聞こえてくる。


「姫―!姫―!」


「どこですか姫!」


「フィルリリア姫―!」


 ん、今なんて?


はい、べったべたなサービスシーンからの話が進む予感。

皆さん、リリアの正体わかりましたよね?

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