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SFゲームの1000年後はファンタジー(旧名SF世界からの漂流者)  作者: アロマセラP
EPISODE1 第1章
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遺跡探索

町から出て少し歩くと目的の森が見えた。レイハルトは森の入り口にテレポーターを設置する。


「何してるの?」


「転移魔道具を設置してる」


「何で?」


「何でって、もしもの時逃げれるようにさ」


「あなたがそれいる?」


確かにこの世界のレベルなら要らないかもしれないが念のため。


準備を終えたレイハルトたちは森の中へと入っていく。


森の中は薄暗くエネミーの気配も多く感じられた。しかし、数回エネミーと退治をしたが難なく撃破する。


「強いって聞いてたけどこんなもんか」


「あなたから見たらそうなんでしょうね」


リリアはエネミーの強さをきちんと把握したのか呆れ顔をしている。


しばらくすると開けた場所に出る。恐らくここが遺跡だろう。遥か昔に人が暮らしていたような形跡がある。遺跡は半壊した四角い箱と地下へと続くトンネルがあった。


(あれ?これ、見たことがあるぞ)


レイハルトはふと、そう思った。しかし、何処で見たのかは思い出せなかった。


レイハルトたちは移籍を見て回る。まずは半壊した四角い箱から。


「見たこと無い素材ね。何かの金属かしら?」


中も壊れていて特に何か有るわけではない。しかし、レイハルトは何か引っ掛かるのを感じていた。


(何処だ?何処で見たんだ?ゲームか?それともテレビか?)


四角い箱はどれも同じ作りをしていた。


「特になにも無いわね。レイハルト?どうしたの?」


「ん?ああ、何でもない?」


「そう?」


ここで見たことあるかも何て言ってもリリアが知っているはずはない。リリアたちが地下へと続くトンネルの方へ行ったのでレイハルトも後を追う。


地下は光源がないので松明で照らしながら進む。


「ここも外と同じような素材ね。オルガなんだかわかる?」


「我もわからん」


遺跡を進むうちにどんどん大きくなっていく。


(やっぱり見覚えがある)


しかし、何処で見たのかは思い出せない。


遺跡は細い通路からなり何本も交差していて時折四角い部屋がある。部屋にはドアがない。


まるで古代人の居住区のようだ。今でもエネミーの居住区だが。エネミーを撃破しつつ奥へ進む。


しばらくすると行き止まりに着く。ここまでめぼしいお宝は無かった。


「ここで終わり?なんか拍子抜けね」


ほとんど人が来たことの無い場所だからいろいろあると期待していたのだろう。落胆の色が大きい。


レイハルトは壁を見つめている。やっぱり見覚えが。


「何も無いみたいだし帰りましょうか」


「ん、ああ、そうだな」


「大丈夫?ここに来てぼーっとしてることが多いけど」


「ああ、大丈夫だ」


結局思い出すことはできずに遺跡を出た。




遺跡を出るとそこは禍禍しい雰囲気に包まれていた。遺跡に入った時とは全く違っていた。


「なんだ、この感じ」


レイハルトは鳥肌が立つのを感じた。リリアも身体を震わせている。


「どうやら強力な魔物が近くにいるようだな」


オルガが緊張したような声で答える。


周囲を確認するが特になにかが居る様子はない。ここから少し離れたところだろうか。


今のうちに離脱しようとARパネルを操作する。


「ぎゃー!」


森の中から悲鳴が聞こえた。しかも複数人だ。


レイハルトはリリアとオルガの方を向く。二人とも頷く。どうやら全員同じ考えのようだ。


レイハルトたちは森の中に走っていった。


声のした方に走っていくといきなり壁が現れた。それは鱗のような模様をしていて、横に動いていた。


「な、ジャイアントスネーク!」


それは巨大な蛇だ。胴の太さだけで人の丈を越える蛇。それが目の前にいた。


「た、助けてくれ」


声の方へ目を向けてみると男が3人へたり込んでいた。酒場でリリアに絡んできた男どもだ。


「何であんたらがここに、っ!」


殺気を感じて跳び跳ねた。さっきまでレイハルトがいた場所になにかが通りすぎる。蛇の頭だ。ジャイアントスネークはこちらに狙いをつけて襲いかかってくる。


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