ファイル3 始まりの村では無駄にセーブする主義
またまた誤字脱字等があるかもしれません。
その点はご了承ください。
今回も短いとは思いますが、次話につなげるためにはここで、終わらせたほうが良いと作者が判断した次第であります。
次回 城之内死す
嘘です。ごめんなさい m(__)m
→ 続きから
New Game
どうやら草むらに木製の家々が立て並ぶ村、そんな風景を上から見下ろすことのできるように、建てられていたらしい。
見下ろすといっても小さい峠の様なものだ。
それに村と言ってもかなり小さい村らしい。
そうちょうど、ゲームでありがちな始まりの村みたいなものである。
そんな村は、いつもは平和なのだろうが、先ほどの悲鳴などから察することができるように、今はどうやら平和ではないようだ。
実際上から見下ろせる範囲内に見える人々は、今も悲鳴を挙げながらあちらこちらに走り回っている。
だが村人たちを、恐怖に陥れている存在はここからでは目視できない。
流石にこの峠を降りなければならないらしい。
そんな時、
「旅人さーん」
声の主は峠を上ってきている10歳ほどの少年だろうか。
少年はみるみるうちに峠を登り終えるとともに、少年の息遣いからして全速力で走ったことがわかる。
多分俺ならこの峠すら登るのに一苦労だろう。
旅人とは恐らく俺のことだろう。
少年は息の合間に、しゃべり続ける。
「旅人さん 早く 逃げなきゃ」
「何があったんだい」
「あいつが・・・あいつらが来たんだ。」
正直あいつらと呼ばれる正体は、少ししか見当がついていない。
まず確実なことは、そいつらは敵だろう。
ここからはいくつか候補があるのだが、候補としては、あいつらとは盗賊か何かで、村を襲いに来た説。
二つ目はあいつらとは、雑魚モンスターのことで、抵抗するすべがない村人はただ逃げることしかできない。
個人的には、二つ目の説が良い。
理由としては、まず雑魚モンスターなら、頑張れば素手で倒せそうだからというのと、モンスターが出るということは、この世界のことをあまり知らない俺としては、この世界の世界観がわかるということである。
一つ目理由のほうがでかいのは、言わぬが花である。
「ぼ、僕は言ったからね。」
そんな言葉を吐き捨てて少年はどこかへ走って行ってしまった。
恐らく『あいつら』というものから逃げたか、俺にしたように注意を促しに行ったのだろう。
正直もっと状況の把握がてら少年から話を聞いておくべきだっただろうか。
だが少年は去り際からするにかなり急いでいたし、話はあまりできそうになかっただろう。
そんな自問自答を済ませる。
少年の話していた、話だがここで逃げるのも確かに一つの手だろう。
だがしかしだ、俺には自信があった。
決して正確な根拠があるわけではないむしろ、『こうだろう』、あるいは『こうだったらいいな』に近いものだがやってみなくては、分からない。
「では、いざ行かん」
家を出る前にしたばかりだというのに、もう一度自分自身に気合を入れなおし、この峠を降りて村を、村人たちを助けることにした。
峠は下りということもあり難も特になくおり終えると、少年の話に出てきた『あいつ』のしょうたいがさっそく目に映る。