ファイル2 勇者(仮)は目覚めました
今回短いんで、すぐ次話投稿します。
土曜には最低限間に合わせますので何卒よろしくお願いします。
また今回も誤字脱字等があるかもしれません。
→ 続きから
NEW Game
少しの木々の香りはするが、俺はやっと夢から覚めたらしい
寝る前と同じフカフカのベットの感触を背中に感じて目を開けた。
しかし、次に目を開けた時には見知らぬ3畳間くらいの小さな部屋だった。
「ここは・・」
先ほどから、驚いてばかりで正直もうこれくらいでは驚かなくなってしまっていたことに、喜ぶべきことなのかそれではいけないのか複雑な心境になりつつも部屋をみわたす。
まず、この部屋には俺一人しかいない。
ドアがあり恐らく外につながっているだろう。鍵らしきものも見当たらないし、いつでも出入りできそうだ。
網戸などはついていないが開閉式の木製窓が2個あり問題なく日差しや心地よい風が吹くのを感じることができる。
特にこれといった異常が思い当たる訳ではないが何とも言えない何かが心につかかっているような感覚になりつつも、このままでは何も進まないと思い見知らぬ木製ベットから起きあがったときに気付いたが寝る前の服とは変わり、麻製のいかにも古い時代の農民が着てそうな服に着替えさせられていた。
いつ誰に着替えさせられた?
いつかは分からないにしろ、誰かという疑問は、恐らく発光したおじいさんだろう。
そんな自問自答も終わったことでまずは、今俺が置かれている状況についていくつか予想ができる。
まずは、説1は、ライトノベル作品などによくあるあれだろう。
転生ものではないにしろ異世界もの主人公てき立ち位置だろうか。
だが、こういった場合は主人公が死んでしまって異世界に行くのが鉄板ネタだろう。一方俺の場合は違う寝ただけだ。
「まぁ違うだろう」
そして、2個目の説だが、これはゲームの中かから出れなくなってしまった。というこちらもライトノベル作品にありがちな、鉄板ネタだろう。
何せあのおじいさんがしつこく名前を聞いてきたのもそれなら納得がいってしまう。
もう一つ理由があるとしたらこの訳の分からない世界にくる前にゲーム関係の出来事があったからだろう。
個人的にはこの説を押す。
まぁ個人的もくそも一人なわけだから関係ない訳だが。
今のところ結論付けれるのは、『変な世界にきてしまった』ということぐらいどろう。
とここらで無理やりにでも考えに区切りをつけて、何か行動をしておかなくては恐らく堂々巡りをし続けるだけだろう。
「よし!動くか」
とニートが働き始める時に発しそうなくらいのセリフを言って、自分に頼りない覚悟だけ決める。
ドアのノブに手を付けようとしたまさにその時、
「キャー」
「奴らが来たぞー」
「逃げろー」
などの老若男女問わず悲鳴などが聞こえたが、非現実的すぎてなのかもしれないが、不思議と落ち着ていられるからこんなこともかんがれたんだろうか?
「ゲームのイベントかよ」