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淫獣になった日 Ⅰ

一から作るのは難しいでごわす。

時は四月にして僕の中では一番過ごしやすい季節、春。

進級するための幕間のような春休みという短い休み期間を終え、特に成績とかに問題は……なく無事に僕は二年に進級できた。

まあ、実はというと入学式の時に新入生と同じ立場になってしまう場所に立っていないことを在校生として椅子に座りながら内心ホッと安心していた訳だけど。

そして、そんな精神的面で辛い思いをした入学式から実に一週間が経過した、とある朝。

それは、(あらかじ)めタイマーをセットしておいた目覚まし時計がセットした時間通りにその役割を果たし、僕を起こすために鳴り響くいつも通りの朝だった。


「いい加減起きやがれ!この凡骨ウジ虫がっ!」


「ギフっ!?」


寝惚けていた状態だったため、突然来た腹の痛みに加えその衝撃によって肺から酸素が抜けた。よくわからないけど体が酸欠状態に陥り朝から死にそうな気分だ。

……うっ、苦しい。シヌ。このままではいけない。

絶体絶命だけど、やるべきことは分かっていたので僕はすぐさま行動に移した。まずは酸素を取り入れるべく急速に意識を覚醒させ、”アイツ”のために合図として目を開ける。そして次にベッドを思い切り手で叩きギブアップ宣言をする。

すると、痛み自体は消えないけど腹に乗っかっていた足の重みは消えた。


「やぁやぁ、可愛い幼馴染みに起こしてもらった気分はどうだい?」


「……サイアクだ」


そいつは満面の笑みを浮かながら僕の顔を近くで伺っていたので適当に返事を返す。僕の(もだ)え苦しむ姿を見てさぞ興奮していたに違いない。

くそ、このドS野郎!と言ってやりたいところだけど人の腹に平気で踵落としを咬ます思考回路を持つ人間(?)だ。迂闊に刺激するのは良くないだろう。


「サイアクって酷いな~。これでもローターの人間強度を鍛えるためにやっていることなんだけど……もう一発やっていい?」


さっきの発言を撤回したくなるようなお言葉を聴いてしまったわけだ。変態、はい確定。このように人間としての頭のネジが何本かイカれていると疑ってしまう行為をする野郎ーーいや、少女はあんまり認めたくはないが一応は僕の幼馴染みであるーー六連夕里(むつらゆり)だ。


「それ、もういっちょいくよ!」


「オワッ!?」


もう一度仕掛けてきたので信じられないと思うがこれが僕たちにとっては当たり前の日常茶飯事だ。こんな行為を毎朝行っているなどとご近所の方々に知られてしまったら基本能力がハイスペック




「」


「知るか……」


引き篭りの妹略してヒキィモゥトの


「」


僕と違い、




物凄い短いと思いますが、どんどんと書き足して行く予定です。迷惑かと思いますが、基本的には自分の中で切りがついたらⅠからⅡに変更するという流れです。なので、更新はいつになるかは分からないですが改稿はし続けるのでたまに見てあっ、文字数増えてる感じに思ってくれればいいです。

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