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モンスターテイミングオンライン (仮)  作者: 南 風
第2章 開拓村~森林フィールド~
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第21話

遅くなりました。本当にお待たせして申し訳ありません。

 安全に倒せる『ばぶるん』の討伐方法をミカヅキさんに教えて、実行した結果、それは安全ではなかった事が証明された。

 って言うか、こんなはずではなかったのに。


 討伐方法は単純で、反射爆発の余波に巻き込まれない程度の距離をあけての遠距離攻撃。

 今までは、俺もミノール君もスイーツさんも、この方法で『ばぶるん』を討伐してレベルを上げてきたし、まさか、距離をあけてすら余波に巻き込まれるとは思わなかった。

 実際のダメージ的には大したことは無いが、それでもダメージを受けた事には変わりない。

 凄まじい爆発を起こした本人はというと、頬に手を当てながら「あらあら」と一応は驚いているっぽい。


「ジ、ジンク君…… こんなに凄い物だっけ?」


 一緒に巻き込まれたスイーツさんも、その爆発力に驚いてそんな事を聞いてくる。


 とりあえず、ミカヅキさんの性能は、置いておこう。

 爆発が凄かった理由は、多分ミカヅキさんの元々の持つポテンシャルの高さから来るものなのだろうとは思うが、今はそれはいい。

 各自軽傷ではあったが、傷を負ってしまっていたので、そこで俺は自分の持つスキルである回復魔法を初めて使用してみた。

 スキルレベルは未だ使った事が無かったために1であり、使えるスキルは【回復魔法Lv1:ヒール】のみだったが、H回復には問題なかった。

 各自にそのスキルを掛けて回る。

 特に問題も無く、それぞれの傷を回復させる事が出来た。


 俺とスイーツさんの連れていたモンスター達は、傷を負っている様に見えなかった。

 一応モンスター達にも回復魔法を使うか聞いてみたが、拒否された。

 傷を負ってない理由としては、うちらプレイヤーの様に無様に転がっていないからだと思われる。

 爆風で飛ばされたが、モンスターたちは普通に着地し無傷だったようだ。俺らは、転げまわったのに…… 改めてモンスター達の能力の高さを感じた。


 もしかしたら、このゲームはモンスターと一緒に戦うコンセプトではなく、モンスターを使って(・・・)戦うのをコンセプトにされているのかもしれない。

 テイミングして味方にしたモンスターだけが、こんなに能力が高いとは考えにくい。

 もちろん、黒緋や翡吹たちが、同種の個体の中でも能力が高いという可能性はゼロではないが、それにしてもうちらのテイミングした全てのモンスターがそうだとは、やはり思いにくい。

 きっと、今居る草原フィールドの様なチュートリアルに毛の生えた初心者用の狩場以外だと、モンスターの強さも段違いになるに違いない。

 今後、もっと気を引き締めて行かないと足元を掬われそうだ。



 そこまで考えて一旦思考を戻すことにし、まだ驚いているっぽいミカヅキさんに向かって声をかける。


「えっと、予想よりも激しい爆発でしたけど、攻撃すると反射で爆発するって言うのは分かってもらえたと思います。あの敵はあまり強く攻撃しないでも倒せるので、次からはもう少し加減してやると良いですね」


 毎回あの爆発では、さすがにたまらないだろう。

 俺の言葉に、素直に頷くミカヅキさん。


「今のところ確認出来ているこのフィールドの敵は、ノンアクティブが中心ですので、テイミングするスキルを使用してもあまり問題はありませんが、今後アクティブ系の敵が居るときにテイミングする場合は少し気を付けてください」


 ノンアクティブの敵ばかりしか遭遇していないが、実際はどうなのだろうか。

 夜になると出てくるモンスターも違うという事だし。もしかしたら、夜間に出てくるモンスターはアクティブの可能性はある。

 その辺は、もう一度攻略情報サイトなどを覗くなり、自分で夜の草原をうろつくなどして情報を得るしかないが。


「では、この辺りの『ばぶるん』を狩ってみましょうか。それでレベルを上げましょう。狩りしている時にテイミングしたいモンスターが居た場合は言ってくださいね。近くに居ますので」


 ミカヅキさんにそう告げ、俺はスイーツさんが未だ驚きで屈んでいる場所まで歩いていく。スイーツさんビビりすぎだろ。

 そのままこちらにチラりと目を向けた後、ミカヅキさんは近くの『ばぶるん』の元に歩いて行った。

 その様子をスイーツさんの近くで見ながら、ミカヅキさんの事を聞いてみる。


「ミカヅキさんって、元々の能力が高そうだけど、実際どんな感じなの?」


 俺の言葉に「え? ジンク君知らないの!?」と驚きながら、説明してくれた。



 体力テストなどは、中学の時から全国のランキング5位から転落したことはないらしい。

 勉学の方も、全国模試で常に上位をキープしている。

 スイーツさんとミノール君の間では、歩くリアルチートと呼んでいるとの事。

 家がお金持ちのお嬢様であるため、礼儀もパーフェクトであり、本当に完璧超人。

 ただ、ミノール君とスイーツさんの事になると少しおかしくなりやすいと言うのと、ああ見えてイカツイ物、具体的に言うと、厨二の方が好きそうな、闇とか竜とかが大好きみたいだ。

 このゲーム内でも、それっぽいモンスターじゃないとテイミングしないんじゃないかとの事だった。

 先ほども思ったが、テイミングモンスターを連れているのと居ないのとじゃ、かなり今後の行動にかかわってくると思うので、是非ともミカヅキさんのお眼鏡に叶うモンスターに巡り合ってほしい物だ。

 ちなみに、一応翡吹は竜種なのだが、身体が小さいからか可愛い感じの小さいドラゴンであり、ミカヅキさんの興味はそそられなかったようだ。

 本当に…… こんな低レベル帯でのテイミング狩場にミカヅキさんの興味を惹かれるモンスターが居るのか、本当に疑問である。


 そんな感じで、ミカヅキさんが『ばぶるん』を倒し歩いている場所から少し離れた場所で、スイーツさんと話しをしながら一緒に草原を歩きまわるのだった。




前書きでも書きましたが、本当に遅くなりました。

楽しみにしてくださっている方には本当に申し訳ありません。


体調の事もあり、やはり無理は出来ず、今月一杯は無理せずに更新していくことにしようと思います。

更新速度が遅れる事で、皆様にご迷惑をおかけしたままなのは心苦しいですが、ご了承くださいますようお願いします。


来月からは、一応の公約更新である毎日更新のペースに戻す予定です。


今後も応援の方よろしくお願いします。

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