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プロローグ

読むばかりでしたが、書いてみたくなってしまい、つい書いてしまいました。

VRシステムがゲーム機として実用化されてから10年。

今までのフルフェイス型は、開発費も莫大なものがあり、販売価格もかなりの値段が設定されていて、一般の人間はおいそれと購入出来なかった。

それでもゲーマー達を始め、新しい物好きな者を中心になって若者達はこぞってお金を出して購入し、VRシステムユーザーは右肩上がりの一途を辿る。

そして初代ハードが販売されてから10年経って新たにモデルチェンジされ発売されるのは、従来のフルフェイス型ではなく、ヘッドセット型。

しかも、これまでのフルフェイス型と一番の違いは、その価格。

今までは中古車の販売価格? と疑うぐらいの値段だった物が、その価格を大幅に減らすことに成功した。

そのヘッドセット型のVRハード機と共に発売を開始されるソフト。

これもまた話題を呼ぶのだった。

ソフトの名前は、モンスターテイミングオンライン(MTO)

所謂VRMMOと呼ばれるジャンルのゲームだ。

仮想空間であるVR内において、ゲーム生活をモンスターと共に送るというコンセプトを元に開発されたそれは、かなりの自由度を持っていると評判になっていた。

初回ゲームソフト販売本数が限定1万本というのも、人気と噂に拍車がかかっているのかもしれない。


発売元と業務提携を結んでいるとある販売所に、発売日前日長蛇の列が出来ている。初回限定販売1万本という少なさの中1割もの販売数を抱えられたのは、業務提携しているからであろうか。

現在並んでいるその人数は、ざっと1000人ほどであろうか? その列の中ほどに、一人の高校生が簡易椅子に腰を掛け携帯電話を片手にコンビニで買ったおにぎりを食べていた。


「まだかな……この店の販売本数は1000本。俺は、500番以内には並んでいるし、このままならば無事買えるな」


彼が並び始めたのは、なんと4日前だった。

発売日が7月中旬と知り、テスト休みを利用して並ぶことを前もって決めていた。

そしてテストが終わり、発売日のなんと4日前から並び始めたのだ。だが、それでも500番以内というのは、先頭の人はいつから並んでいるのか気になるところだ。現実を捨てているのだろうか?

それでも、無事に購入できそうでなによりだと安堵の息をもらす。

前日の今の時点で既に購入者希望者は1000人を超えた。 それでも、まだまだ人が増えていく光景を見ながらおにぎりをかじる。


それもそのはずだ。この店の販売本数は1000本。そして発売日に販売する本数は確かに1000本なのだが、1000本中900本は、先着順に販売。残り100本は、発売日の開店時間に並んでいる順番にクジを引き、抽選による販売らしい。

その抽選に期待して並びに来ている人も沢山いる。むしろ、そっちがメインではないのか? と思うぐらいに人が増えて行っているのだが。




人が増え続けるままに時間は過ぎ、ついに発売日当日の朝がやってきた。

行列になっている人たちは、皆やっと入手出来ると今から興奮気味になっている。

もちろん俺も興奮気味だ。


「これより新モデルVRハードとモンスターテイミングオンラインの販売を開始します! 係員の指示に従いゆっくりとお進みください!」


ついに発売が開始された。

拡声器を使い、店の従業員さんが案内を開始し始めた。

そのまま大量に配備されている警備員と案内係りに守られ(?)列は徐々に進み始める。

前に並ぶ人から徐々に購入していき、ついに自分の番がやってくる!


(長かったけど……これでやっと!)


ついに店外に設置された簡易カウンターで販売されるハードとソフトを購入出来た。


「は、早く帰って起動しなきゃ!」


4日前から並び長い行列の中購入したハード機とソフトを持って、早くプレイしようと逸る心を何とか抑えながら足早に帰宅するのだった。

見切り発車の感が否めない作品ですが、頑張って投稿していこうと思います。

感想や誤字脱字などのご指摘あればよろしくお願いします。


作者のメンタルはガラス製ですので、あまり辛口な事は避けて頂けるとありがたいです。

その他アドバイスや、モンスターの提案など頂けるとありがたいです。作者の手持ちが少ない気がするので……


少しでも楽しんで頂けるように今後も頑張りますので、よろしくお願いします。


【修正】ご指摘の本数販売の理由説明文を追加しました。

【修正】列に並んでいる順番を200→500に変更。

【修正】200番以内→500番以内に変更。

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